墓終い(墓終まい、墓じまい)代行サービス 全国一律21万円?平成29年3月13日更新

 

補足

 

昨日のブログに補足をします。

アップしてから「墓じまい 代行」で検索したら…。

 

いやあ業者がぞろぞろ出てますねえ。

多いのは行政書士です。

うーん、IT屋が始めましたねえ。

半年ちょっと前に悪名高き有名なIT屋が始めるってんで驚いたんですが…。

パクリ上等の業界ですからねえ( ̄へ ̄|||)

 

いくつか見てみましたが、さすがに元ブログに書いた悪名高き有名なIT屋のような詐欺まがいの内容はありませんでした。

 

ひとつだけ引用します。

民営霊園又は寺院墓地(菩提寺)からお客様希望

弊社が関わらないパターン

最も費用がかかるパターンで、大変だったというお話をよく聞きます。

このときによく発生するトラブルが、高額の工事料金(費用)と離壇料です

 

(*^^*)

正直ですねえ。

これなら安心して頼めますが…。

ようするにトラブルの恐れの無い場合だけ代行しますということです。

 

代行を依頼するのって、トラブルが嫌なんでという希望なんだと思うんですが。

 

余計なことですが…。

離檀はありますが、離壇はありません。

 

壇は演壇などに使われる漢字で、元々は土を盛った場所の意味です。

離檀は檀家を止めることですから、檀の字だけが正しいんです。

 

以下昨日のアップです。

 

平成28年8月26日更新のブログを補足して再アップします。

 

まず墓終いという言葉についてです。

墓終い」「墓終まい」「墓じまい」の3つがWEB上ではほとんどです。

いずれも業者(石屋が多かったんですが、葬儀屋やIT屋も手を出しています)が使った用語ですが、最近は「墓じまい」に集約されそうです。

 

要は「遺骨を改葬して、元のお墓を解体撤去(原状回復)すること」です。

墓終いとは、改葬手続きの一部で、元のお墓の原状回復を意味します

 

一般的には改葬は、Aという場所にあった遺骨をBという場所に移すことです。

かつてはお墓からお墓へがほとんどでした。

ですから「改葬」という言葉はありましたが、「墓終い」という言葉はありませんでした。

墓終い」「墓終まい」「墓じまい」という言葉が使われるようになったのは、本当に最近です(たぶん1年以内)。

 

最初は「引っ越し先が無い場合」から始まったと推測しています。

え、なにそれ?

散骨です。

 

後段にでてきますが、一度埋葬した(正確には埋蔵です)遺骨を取り出すには、絶対に改葬許可証が必要になります。

改葬先が必要なんですが、散骨の改葬先はありませんね。

それで改葬ではなく墓終いということになります。

 

数年前には散骨が流行ったんですが、既にブームは終了です。

なぜでしょう?

費用の問題と墓参の問題です。

 

海上散骨はけっこう費用がかかります。

お金に比較的余裕のある方の散骨方法です。

 

樹木葬は形を変えて多くなっています。

東京近郊では散骨専門業者が激減しました平成27年3月22日更新

 

最初に始められたお寺の樹木葬は新しい葬送文化を生むかと思ったんですがねえ(;´д`)

最近の樹木葬は安価な永代供養墓です。

 

墓参の問題はこちらの過去ログをご覧ください。

散骨について 法律の谷間の埋葬です平成26年6月24日更新

 

上記でご紹介したNPO法人も、もうすぐ合祀型の永代供養墓に完全に移行します。

そっちの方が安いですからねえ。

 

それでは墓終いの法律的な解説です。

法律関係ですので、若干分かりにくいかと。

面倒な方は以下の部分をとばしてください。

 

改葬手続きの基本です。

詳しくは過去ログに記載してあります。

改葬許可証取得の手順平成29年2月4日再更新

 

ポイントだけ再掲します。

 

基本手順です。

《改葬手続き》
1)移転先を決める。
2)移転先の証明書を取得
3)今のお墓のある市町村役場で「改葬許可申請書」を取得し、今のお墓の管理者に必要事項を書いてもらう。
4)受け入れ証明書、改葬許可証明書などを添えて改葬先の市町村役場に提出して改葬許可証をもらう
5)改葬許可証を移転先の墓地管理者に提出し、改葬する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一例として、足利市の書式です。

改葬場所

 

 

 

お墓の持ち主の署名捺印

 

埋葬証明

 
 

A4の裏表です、つまり1枚で済みます。

が埋葬証明です。(正しくは埋葬証明は土葬の証明なので、火葬した遺骨の場合は埋蔵証明になります)

 

簡単なんで業者に依頼する必要性は全く無いのですが…。

 

書類作成を行政書士に代行または代理の依頼をできます。

いきなり面倒なのですが、法律上代行と代理は全く別になります。

詳しくはこちら。

代理人に交渉を依頼できます平成28年11月10日更新

 

ただし、どちらにしろ有料でできるのは行政書士(もちろん弁護士はオールマイティな資格なのでOKです)になります。

ということは、行政書士でなくとも無料でならばできます。

この根拠となる法律です。

行政書士法(昭和二十六年二月二十二日法律第四号)

 

このてのことについてWEB上に情報があふれていますが、間違いも多々あります。

必ず法令をご覧になってください。

ではポイントの条項です。

(業務)

第一条の二  行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類(その作成に代えて電磁的記録(電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によつては認識することができない方式で作られる記録であつて、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)を作成する場合における当該電磁的記録を含む。以下この条及び次条において同じ。)その他権利義務又は事実証明に関する書類(実地調査に基づく図面類を含む。)を作成することを業とする。

 

お分かりですね、無料ならば誰でもできるんです。

代行サービス業者が行うのは違法ですよ、料金を取ってますから。

 

では代理が可能かです。

それには弁護士法が関係してきます。

弁護士法(昭和二十四年六月十日法律第二百五号)

(非弁護士の法律事務の取扱い等の禁止)

第七十二条  弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件、非訟事件及び審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立事件その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない。ただし、この法律又は他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない。

 

この部分です。「他の法律に別段の定めがある場合は、この限りでない

つまり、行政書士法で可能だと定めてある場合は、行政書士が行うことは可能だと弁護士法に書いてあるんです。

 

そこで、もう一度行政書士法に戻ります。

第一条の三  行政書士は、前条に規定する業務のほか、他人の依頼を受け報酬を得て、次に掲げる事務を業とすることができる。ただし、他の法律においてその業務を行うことが制限されている事項については、この限りでない。

一  前条の規定により行政書士が作成することができる官公署に提出する書類を官公署に提出する手続及び当該官公署に提出する書類に係る許認可等(行政手続法 (平成五年法律第八十八号)第二条第三号 に規定する許認可等及び当該書類の受理をいう。次号において同じ。)に関して行われる聴聞又は弁明の機会の付与の手続その他の意見陳述のための手続において当該官公署に対してする行為(弁護士法 (昭和二十四年法律第二百五号)第七十二条 に規定する法律事件に関する法律事務に該当するものを除く。)について代理すること。

二  前条の規定により行政書士が作成した官公署に提出する書類に係る許認可等に関する審査請求、再調査の請求、再審査請求等行政庁に対する不服申立ての手続について代理し、及びその手続について官公署に提出する書類を作成すること。

三  前条の規定により行政書士が作成することができる契約その他に関する書類を代理人として作成すること。

四  前条の規定により行政書士が作成することができる書類の作成について相談に応ずること。

 

ということで「官公署に提出する手続」「官公署に提出する書類を作成」「書類の作成について相談に応ずる」これは法律上可能です。

 

では「住職と代理で埋葬証明をするように恫喝交渉する」ことは可能でしょうか?

 

民間霊園や公営霊園では、埋葬証明は書類が整っていて、規定の手数料を支払えば簡単にしてもらえます。

これが当たり前です。

大多数の住職は良識がありますので、「本人またはそれに代わる親族(例えば子)」がお願いすれば簡単にしてくれます。

ただし、ほんの一部そうでない住職が存在します。

それで、IT屋がこれに目をつけて商売にしようとしたわけです。

 

実はグレーです。

私は限りなく黒に近いと思っていますが、そうでないと主張する行政書士もいます。

 

条文を素直に読めば、代理人として交渉できるのは弁護士だけなんですが。

 

ここより元ブログ

 

横浜日野公園墓地の米陀石材店さんのブログを拝見していて「墓終い代行サービス 全国一律21万円」開始のニュースを知りました。

こちらです

 

米陀さんも???です。

改葬代行サービス『ユニクエスト・オンライン』の墓じまい価格がビックリ!2016/08/11

 

引用します。

まず単純に原状回復(更地にする費用、石屋さんへの支払い)についてです。

やっぱり解体費用を明朗会計にし、【平均価格】としては出しづらいですね〜。

 

だって難しいですもの。

立地や造りによって、お見積り金額は上下しますからね。(以下このフォントは米陀さんの引用です)

 

これって石屋さんなら常識です。

「小さなお葬式」は典型的な一括見積ですから、施工は下請けに丸投げで手数料ガッポリです。

ちなみ米陀石材店では、大体15万円〜30万円くらいの案件がほとんどです。

 

えーと「一括見積」の説明が必要ですね。

過去ログをどうぞ。

永代供養墓の紹介一括見積 詐欺同然です平成27年11月1日更新

 

ま、「小さなお葬式」は親会社が「さがみ典礼」ですから、ここまで酷くはありませんが。

それでもこの種の業界の手数料は一般的に30%〜50%です。

良心的な会社で石屋の取り分21万円の70%、14万7千円。

米陀さんが???も当たり前ですね。

 

実際には石屋の取り分は50%以下のはずです。

その理由も米陀さんが書いています。

これらの離壇トラブル、離壇料の請求・交渉に関しても、こちらのユニクエスト・オンラインでは、対応してくれると言うこと。

矢面に立って、住職と交渉に応じるなど、ちょっと・・・・

無用のトラブルを産んでしまいそうです。

 

ハハハハハ、住職との交渉などする石屋は絶対にありません。

ここが一番大変でお金がかかるんです。

過去ログです。

役所の手続き それは超簡単です 自分でやりましょう平成28年4月27日

 

実際に「改葬代行 実績No1」をうたう行政書士のサイトをご覧ください。

なぜ行政書士かというのは、上記の私の過去ログに書いてあります。

 

寺院に改葬申し入れの同行又は代理させて頂きます。(ご希望により)(このフォントはリンク先からの引用です)

おいおい、それって法律違反だよ。

なになに「弁護士その他士業とも連携」、それなら大丈夫です。

料金を取って代理できるのは弁護士だけですよ。

 

墓終まいの試算の過去ログです。

無縁墳墓の撤去費用 墓終まいの費用 いくらくらいかかるものでしょう平成28年4月25日

 

うーん正確に書こうとしたんですが、こりゃダメだなあ。

素人の方が見ても分かりませんね。

ポイントだけ引用します。

大阪市が無縁墳墓の認定を取る経費はものすごく安いはずです。

市役所の職員が簡単に出来てしまいます。

だから1基12万5千円になるんです。

解体撤去もまとめてやるでしょうし、通常の3分の1以下で十分可能なんです。

 

21万円では絶対に不可能です。

 

米陀さんも指摘したように寺墓地だと離檀料の問題があります。

墓石の撤去と原状回復と離檀料で住職から50万円の請求平成28年1月6日更新

だから上記の行政書士さんは「いざというときの弁護士」と提携してるんです。

 

トラブったときは、「マムシの○○」さんのような辣腕の弁護士に恫喝交渉させるんでしょうか?

 

そもそも弁護士でもどうしようもない事例もあるんです。

指定石材店の問題です。

指定石材店の法的根拠ご存知ですか? ちゃんと法律的に認められているんです平成28年6月10日更新

 

だから私はボランティアで改葬相談にのっているんです。

相談の成功率は、本人がアドバイスに従ったときはほぼ100%です。

たいてい失敗しますが。

お墓の引越し(改葬)トラブル 相談が失敗に終わる場合が多いんです平成28年4月21日更新

 

私のアドバイスに従えば21万円でほぼ可能です。(解体撤去工事が高いときはダメですよ。これって当たり前ですからね)

ただし、相談者はものすごいストレスがかかります。

その一番嫌なところも含めて21万円、激安です。

これじゃあ、私の出番はないかなあ。( ´艸`) 

 

まさか裏技を使うんじゃないでしょうね。

裏技なら、21万円で十分利益がでます。(お教えできません)

相談者が困り果てたときは、裏技をお教えしています。

例外中の例外です。

なぜなら「それをやっちゃあお終いよ」のアルティメットウェポンですからねえ!!

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

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