斎場このままで大丈夫?平成22年10月15日更新

 

最近、葬儀を行いましたが、日程の調整で、住職も施主も葬儀社も非常に苦労しました。

 

おそらく、足利でもほとんどの人が存じ上げないと思いますが、足利斎場は現在、炉の改修工事中です。
広報誌に小さく出ていただけなので、業界関係者以外はほとんど知られてないと思います。

 

恥ずかしながら、私も今回の葬儀の体で初めて知りました。
正直申し上げて、市の広報誌を隅から隅まで読んでいる方は、市内の何パーセントいるかというところです。

 

9月13日(月)〜11月10日(水)、5基ある火葬炉の一部を稼働させながら工事をするという内容です。
これは書いてありませんが、電話で確認したところ、1日で原則3体まで、やむを得ない場合は、午後4時からの火葬を行えるが、霊柩車は使用不可という内容です。

 

午後4時からの火葬ということは、午後2時からの葬儀・告別式で、なおかつ初七日繰り上げ法要です。
当日埋葬など絶対にできない時間です。

最後の本膳開始が早くて午後6時、遺族が家へ帰ってほっとできるのは、午後9時くらいになってしまいます。
なおかつ、自前の霊柩車を持っていない葬儀社ではどうにもなりません。

 

実は今回お引き受けしたご葬儀も、住職の予定を無理に変更してお受けいたしました。
そのため、ある関係者一同にはご迷惑をおかけした経緯があります。

そうかといって、その日お引き受けしなければ、ご逝去されてから1週間近く待たされることになってしまいます。
経験された方はお分かりと思いますが、最後の本膳も終わり、自宅の後飾りに安置するまでは、かなり疲れが溜まります。
正直、1週間は限界に近い長さです。

 

本論はここからですが、足利だけでなく、これから20年間は、ご葬儀は間違いなく増加します。
理由は実に単純で、いわゆる団塊の世代の葬儀がピークになるということです。

今回の改修でも、炉の性能は現状のままです。
消火した後の冷却時間が、どうしてもかなりかかるので、燃焼時間を短縮しない限り、火葬の時間はかなりかかるのです。

高性能の炉を使用しても60分程度かかります。
通常の炉(足利はこちらです)では90分程度かかります。

ということで、現在の足利の1日3回転、最大6体は、ほぼ限界の能力です。

最大の問題は収骨室が1室ということです。

そのため、1度に2基までしか火葬炉が稼働できません。


もし、4回転にするためには、最初の火葬を午前9時に始めなければなりません。

ということは、葬儀・告別式は午前7時からということです。
あるいは、最後の火葬を午後5時にする方法もありますが、いずれにしろ現実的ではございません。
ということで、最大8体が、足利市の限界です。

 

お隣の佐野市はどうでしょうか。
実はここはもっと酷く、炉が4基で、一日8体までとなっています。
もちろん、90分かかる低性能炉です。
実は住職は一度も行ったことがないので詳細は知らないのですが、一日3回転にしても、12体までです。
一日8体までの理由が、もし斎場の構造上の理由でそうなっているのなら、方法は全くありません。

 

群馬県の場合は、隣の桐生では高性能炉が7基ですから、いざとなれば、一日28体まで可能です。

太田は高性能炉が6基ですから、これまた24体まで可能になっています。
両市ともこれからの20年間を見据えた斎場になっており、何の心配もいらないという先見の明を感じさせる状況です。
もっとも太田市の場合は、人口も多いので、これでも不足する可能性が無いわけではありませんが。

 

問題は我が足利です。
このまま葬儀のピークを迎えると、繁忙期(失礼な表現で申し訳ございません)には、場合によっては1週間どころか2週間、それさえ無理で他の市町村へということも十分考えられます。

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、今でも年末年始に友引がかぶったときは、1月2日に通夜、3日に葬儀という、だれもやりたがらない日程になったり、10日間くらい待ったりすることもございます。

 

このままいったら、足利の葬儀は本当にどうなるのでしょうか?
悪夢のようなことにならなければ良いのですが。

 

追記

 

このブログで指摘したことが、現実になってしまいました。

今年度当初(平成24年)、葬儀が非常に多い時期がありました。

足利市民は、足利市の斎場での火葬は無料です。

桐生市での火葬は、45,000円です。

足利市での火葬の順番が待てないということで、桐生市の斎場を使われた方がおります。

10年後〜20年後、どうなるんでしょうか?

 

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