法律の制約の範囲であなたの自由にできます平成28年11月27日更新

 

埋葬証明拒否シリーズの5回目です。

下記リンクは初めての方だけ読んでください。

埋葬証明を拒否するクソ坊主に罰則はありません平成28年11月8日更新

 

代理人に交渉を依頼できます平成28年11月10日更新

 

改葬代行サービスは価値があるか ウェブで調べて検証してみる平成28年11月12日更新

 

強欲坊主との交渉は苦手 弁護士を頼みたくとも金が無い とっておきの裏技があります平成28年11月16日更新

 

1、祭祀者(お墓の持ち主です)が自分のお墓から、墓地管理者の了解を得ずに、遺骨を取り出せるか?

この質問の解説の続きです。

 

今回は、「墳墓(土地以外の墓石、遺骨等全て)の所有権」についてです。

関連する法律は民法です。

 

第896条(相続の一般的効力)

相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を承継する。ただし、被相続人の一身に専属したものは、この限りでない。

 

第897条 (祭祀に関する権利の承継)

系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。

2.前項本文の場合において慣習が明らかでないときは、同項の権利を承継すべき者は、家庭裁判所が定める。

 

分かりますか?

「お墓の土地の使用権」も「墳墓(土地以外の墓石、遺骨等全て)」も全て相続財産なんですよ。

「被相続人の財産に属した一切の権利義務」とありますね。

 

ようするに、遺骨はあなたの所有物ですから自由に取り出せます

墓地管理者の了解は必要ありません

改葬許可証は遺骨を取り出すときには必要ありません

取り出した遺骨を、新しいお墓や納骨堂に納めるときに必要です。

 

基本的には土地を借りて、家を建てて住んでいるのと同じです。

遺骨を取り出すのは、自分の家から家具を持ち出すのと同じです。

 

家を建て替える。

これは家具を持ち出すのと全く別ですね。

建物を解体撤去するのに地主の許可は不要です。

解体撤去と同時に賃借契約が解除となるので事前通告が必要なだけです。(詳しくは不動産情報のサイトを見てくださいね)

新しく建てるのは地主さんの許可が絶対に必要で、建て替え承諾料(普通100万円単位です)が必要です。

 

お墓を解体撤去するのにも墓地管理者の許可は必要無いんですが…

実際には工事に機械をいれる必要があるので、許可が無ければ不可能です。

 

非常に微妙な問題を過去ログで書きました。

指定石材店の法的根拠ご存知ですか?平成28年6月10日更新

 

いやあ分かりにくいですねえ。

かなり当たりがある内容なんで、奥歯に物がたっぷり挟まっています。

一番重要な実例をリンクで出したんですが、見る方少ないですねえ。

WEB魚拓にリンクを貼りますから、リンク先を見てください。

茨城県稲敷市押砂の祥雲寺が管理してきた共同墓地の所有権が裁判で市から寺に移ったことから ここに代々の墓がある二十数軒の元檀家(だんか)が寺院墓地だと主張する寺から「先祖供養は菩提(ぼだい)寺で」と墓地への立ち入りを拒まれている

 

ポイントの再掲です。

個々のお墓の所有者は、「お墓の土地の使用権」および「墳墓の所有権」を持っていますから墓参は自由にできます。

ということで墓参の禁止はできません。

禁止しているのは石屋と他の寺院です。

正確に書くと、指定石材店以外が工事をすることと、他の寺院の僧侶が宗教行為をすることを禁じています。

 

なぜできるのか。

「使用収益」の観点から、管理権を基に合法的に禁止できるんです。

 

駐車場や水場は別ですよ。

これは管理権に基づき、お墓の持ち主に使用禁止の措置がとれます。

お墓の使用者がその寺院の檀家の方と全く同じにお墓を使用する場合は、全く同じ負担をする必要があります。

 

ということで、改葬は住職の許可が無いとできません。

ただし遺骨の取り出しは自由にできます。(お墓の構造によってはできない場合もあります)

 

住職、私は年寄りでお墓ら遺骨を取り出すなんてできないよ。

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、石屋を頼めば良いんです。

原則的にお墓から遺骨を取り出すことができるのは持ち主だけです。

ただし、石屋さんに代行を依頼できます。

 

借地に建てた家から、大きな家具を持ち出す。

自分じゃできないですね。

引っ越し業者に依頼します。

引っ越し業者が代行をするわけです、それと全く同じです。

 

注意点は代行です。

持ち主が立ち会うか、立ち会えない場合は代行委託契約書等の携行が必要ですよ。

 

住職、委任状じゃないの?

うーん困ったなあ、ダメじゃないんですが…。

 

法律に関する話でごめんなさい、代理と代行は、法律上は全く別なんです。

もう一度この過去ログです。

代理人に交渉を依頼できます平成28年11月10日更新

 

ポイントを再掲です。

手続きに詳しい人が、本人の代わりに手続きに行くのは代行です、単なる「お使い」ですね。

お使いですから決定権はありません。

 

代理人は本人の委任を受けて、その範囲内で本人に代わり、代理できるんです。

つまり、依頼された範囲で本人と同じなんです。

 

委任状は代理の場合の用語です。

正式な手続き(例えば公証役場)の場合は、委任状(実印を押印)と印鑑登録証明書が必要なんですよ。

 

代行はお使いですから、書式は自由です。

1、 なにを依頼したか

2、 依頼者(あなたです)の住所氏名

3、 捺印(認めで十分です)

4、 受任者(石屋さんです)

5、 日付

これがあれば十分です。

 

あのクソ坊主住職の顔も見るのも嫌だ。

はい、分かりますよ。

同行するのが一番良いんですが…。

そのようなクソ坊主住職の場合、どんな難癖をつけるか分かりません。

代行委託契約書等の携行は絶対に必要です。

 

続きは次回(´;ω;)

 

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