仏餉(ぶっしょう) お供え なにをお供えしたら良いか なにをお供えしてはダメか平成29年7月12日更新

 

仏壇の祀り方についてはなんどか過去ログをアップしています。

最新の過去ログです。

回出位牌ご存知ですか?平成29年2月24日再更新

 

仏餉(ぶっしょう)、一般的にはお供えと言いますが、なにをお供えしたら良いか、なにをお供えしてはダメかが本日のテーマです。

WEBで「仏壇に故人の好物だった卵焼きをお供えしていたら、和尚さんにダメと言われた」を拝見しました。

この教えが正しいか?(もちろん間違いです)を考えていきましょう。

 

最初に上記過去ログから仏壇の祀り方の基本を再掲しておきます。

まずは一読ください。

 

曹洞宗の仏壇の祀り方ですが、宗務庁のホームページから、そのまま引用させていただきます。


おまつりの仕方

−お仏壇の中心はお釈迦さまです−

 お仏壇のおまつりの仕方についてまず、最も大切なことは、お仏壇の中心はお釈迦さまであることを、はっきりと心にとめることです。お仏壇の上段中央に、お釈迦さまの像をおまつりします。

−お位牌は上段の左右に−

 ご先祖のお位牌は、お釈迦さまの左右におまつりし、古いお位牌は向かって右に、新しいお位牌は左におまつりします。お位牌が多くなった場合などの時には、「繰り出し位牌」や「合同牌」にしたり、「○○家先祖代々」にまとめることができますので、菩提寺にご相談ください。

−お供え物の位置は中段です−

 お供え物は、本尊さまやご先祖、故人が“いますがごとく”お供えします。供物は五つのお供えが基本です。香り(線香、お香)、花、灯明、お水、飲食(お霊膳、果物、お菓子、嗜好品等)です。

 ご飯に限らず、皆さんが召しあがる食事を、お供えしてください。お供えした物は無駄にしないで、皆で分けあって食べます。また、いただきものをした時は、必ず、一度お仏壇にお供えしてからいただきましょう。

 茶やお水をお供えする器のことを、茶湯器といい、中段の中央にお供えします。茶湯器が一つの場合、ご飯(お仏餉<おぶっしょう>)は、茶湯器の右横にお供えします。茶湯器が二つの場合は、真ん中がお仏餉です。お菓子や果物は、高杯に盛りつけて茶湯器の左右にお供えします。

 なお、お線香は煙をお供えするのではありません。よい香りをお供えするのです。お線香の匂いが苦手という方は、他の香りのハーブ等を、おまいりごとにお供えしてもよいでしょう。

−下段には三具足と精霊簿を−

 下段には向かって左側より花立て、香炉、ロウソク立ての三具足を置きます。香炉にも表と裏があります。三本足の場合には、手前に一本の足がくるようにします。

精霊簿(過去帳)は、見やすい位置に置くようにします。また、毎朝めくって、その日のページになるようにしてください。

−おまいりの必要品も下段に−

 日常、おまいりするために必要なリン(カネ)やお経本、数珠等は、下段か引き出しの中に置きます。おまいりの際には、木魚がある場合は木魚を右に、リンを左に置き、リンだけの場合は、右に置きます。お仏壇の中が手狭になった時は、前机を置くとよいでしょう。

 以上、標準的なお仏壇のおまつりの仕方について紹介しましたが、現代では家具調仏壇のようにコンパクトなものもあります。分からないことは、菩提寺にお聞きしましょう。

最後に、菩提寺にお聞きしましょうとありますね。
この祀り方は、特大サイズの仏壇でないとできません。足利では、ほぼ不可能です。

じゃあ、なぜ載せたのかというと、基本を知って欲しいのです。
高庵寺も仏壇の祀り方について、プリントを作成しております。

曹洞宗の仏壇の飾り方

 

曹洞宗の仏壇の飾り方は、必ずこうでなければならないという決まりはありません。
ただ、仏壇は寺院の本堂のミニチュア版ですから、飾り方の基本はあります。
参考までに、最後に飾り方の一例を載せておきます。

とはいっても、仏壇の大きさ等制約に応じて適宜飾れば良いと考えます。
要は、基本を踏まえつつ、好きに飾れば良いということです。

 

1 最上段には本尊様をお飾りします。曹洞宗では一般的には釈迦牟尼仏ですが、各家の仏様でかまいません。
両脇には道元・螢山の両祖を飾るのが普通ですが、本尊様に合わせて飾ればよろしいでしょう。
位牌は、その下の壇に飾るのが好ましいのですが、状況に応じて、本尊様の両脇に飾ったり、本尊様を仏画にしたようなときは、その前に飾ってもかまいません。
ただ、本尊様のお顔が見えるように注意すればよいでしょう。

 

  二段目には、私の家では中央に茶湯と仏飯を仏器膳(横長のお膳)にのせて飾っています。

 

3 中央香炉、右灯左花と基本は守りましょう。

 

  右手に鈴、左手に線香差が基本です。

 

まとめ)

 基本的には、上の段が上位、左右では右(本尊様から見れば左、左上位が原則)が上位になります。
飾りでは本尊様、位牌、過去帳の順になります。次に仏飯・茶湯、それから香炉・燭・花としておけば良いでしょう。


お分かりですね。
基本をふまえて、ご自分の家の仏壇に上手く納まるように、好きに飾ればいいんです。
正しい飾り方なぞありません。

 

まずお供えの基本的な考えです。

仏餉(ぶっしょう)ですから、もともとは仏様へのお供えです。

ただし、みなさんのほとんどは故人へのお供えと思っていますね。

曹洞宗の公式見解でも「お供え物は、本尊さまやご先祖、故人が“いますがごとく”お供えします」とあります。

ということで故人の供養のためで問題ありません、ただし仏様へのお供えでもあるんだということを忘れないでくださいね。

 

次に「皆さんが召しあがる食事」とありますね、これがポイントです。

葬儀の精進落とし(業者は本膳といいます)や法事のお斎のときの陰膳(かげぜん)と全く同じ考え方です。

法事の後の食事(お斎)をお願いした業者に 陰膳をご用意しますかと聞かれました 必要なんでしょうか?平成28年12月28日再更新

 

故人があたかも生きていて、あたかもそこにいるかの如く陰善を用意する」同じです。

仏壇や法事のお供え(食べ物)も故人の好物が望ましいのです。

ということで、高庵寺住職の見解も、曹洞宗の見解も「仏壇に故人の好物だった卵焼きをお供え」は正しいことであるとなります。

 

では仏教本来の考え方ではどうでしょうか?

 

曹洞宗でも僧堂(修行道場)の食事は基本的に精進料理になります。

では肉食(卵も宗教的には肉食になります)は禁止でしょうか?

実は禁止ではありません。

 

歴史的に日本の肉食禁止は宗教的な観点ではなく、政治的な観点からされました。

最初の肉食禁止令を出したのが天武天皇であることは定説です。

有名なところでは、江戸幕府の第5代将軍徳川綱吉が出しました。

有名な生類憐みの令(しょうるいあわれみのれい)ですね。

 

お釈迦様で見てみましょう。

大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)にお釈迦様の死因がきちんと出ています。

 

曹洞宗とかで読まれている仏垂般涅槃略説教誡経(ぶっしはつねはんりゃくせつきょうかいきょう)(普通は略して遺教経)とは違います。

こちらは大乗経典で鳩摩羅什 (くまらじゅう)という超有名な中国??のお坊さんのものです。

 

大般涅槃経は小乗経典でタイとかの上座部仏教の国で読まれている経典です。

この一節にでてきます。

WIKIからその部分を引用しましょう。

釈迦たちは、パーヴァー市へ行き、鍛冶工の子チュンダのマンゴー林に滞在する。

釈迦はチュンダに「法に関する講話」を説き、教え、励まし、喜ばせた。チュンダは釈迦たちを翌朝の食事に招待する。釈迦は承諾する。

チュンダは徹夜して美味な硬軟両方の食べ物と、多くのきのこ料理(豚肉という説もある)を用意し、釈迦たちをもてなす。釈迦は、きのこ料理は自分によこし、それ以外を修行僧たちに与えるよう、また、りのきのこ料理は全て穴に埋めるよう指示する、自分以外は神々・人間問わず、これを消化できるものはいないと。

食事を終え、釈迦はチュンダに「法に関する講話」を説き、教え、励まし、喜ばせた。

チュンダのきのこ料理を食べてから、釈迦には激しい病が起こり、激しい苦痛が生じ、血便が出たが、釈迦はよく念じて堪えた。

 

というわけでお釈迦様は食中毒で亡くなるわけです。

この「きのこ料理(豚肉という説もある)」ですが、原典(パーリ語)では「スーカラ・マッダヴァ」と書いてあります。

素直に読むと「柔らかい豚肉料理」となります。

個人的には、お釈迦様は豚肉料理にあたって食中毒で死んだと思っています。

 

けっこう有名な話ですが、タイとかの上座部仏教の国では、昔からお坊さんは肉料理を食べます。

お釈迦様と同じで、信者の方が食事を布施します。

その様子が托鉢ですね。

 

信者の方の布施された食事はなんでも食べなきゃいけませんから、肉は食べないは絶対にできません。

仏教に肉食禁止は無いんです。

結論として仏教本来の考え方からしても、「仏壇に故人の好物だった卵焼きをお供え」は正しいということです。

うーん、どの点からしても「仏壇に故人の好物だった卵焼きをお供えしていたら、和尚さんにダメと言われた」はクソ坊主無知な僧侶ですねえ。

 


説明: 説明: 説明: D:\Documents\ホームページ\new kouanji home\sub11\b_ani010.gif

 

検索でこられた方は、こちらをクリックしてください。トップページに戻ります。

 

平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

日本唯一のユニバーサルデザインの寺、安心してお墓をお求めください。

 

お葬式・ご法事・改葬(お墓のお引越し)・お墓の建立

お困りの方、なんでもご相談に応じます
メールでのお問い合わせはこちらから