給食を食べるときに「いただきます」と言ってはいけない学校がある ありません平成29年8月31日更新

 

実は、ある曹洞宗の高僧のご法話で、お聞きしました。

 

内容は、北海道の義務教育学校の中に、給食のとき、「いただきます」、「ごちそうさま」を言わせない学校があるという話です。

じゃあどうするのかというと、笛の合図で始め、笛の合図で終わるそうです。

その方は、教育関係者から話を聞いて憤慨したという話から、仏教の心についてご法話をされました。

 

仏教には、十戒(曹洞宗では十重禁戒)の中に、「不殺生戒」があります。

これは、全ての生きとし生けるものの命を奪わないという戒です。

 

キリスト教でいう不殺生戒とは、全く意味が異なります。

バイブルには、こう書いてあります。

Do not put anyone to death without cause.

 

直訳すると、「正当な理由なく殺人を犯してはならない」(ノ゚ο゚)

日本語の聖書では「あなたは殺してはならない」と訳されてます。

これは旧約聖書の申命記にある「モーセの十戒」(モーゼではありません)にある、非常に有名な一節です。

 

「人を殺してはいけない」、これがキリスト教(ユダヤ教も同じですが、旧約聖書なんで)の不殺生戒です。

私は殺人を犯したことがありません。(当たりまえ)

もちろん、あなたもそうですね。

 

住職、交通事故を起こして、結果的に被害者が亡くなったんだ

うーん、大丈夫です。

キリスト教の国だって同じようなことはいっぱいあります。

だから「without cause」と書いてあります。

 

戦争で殺人を犯した人だっていますよね。

問題無いんです。

殺せ!と神が命じるとき 宗教殺人について 佐倉 哲

 

キリスト教、イスラム教、ユダヤ教では「殺人が正義」とされることがあるんです。

ISのテロが信者には正義とされるのと根っこは同じです。

 

誤解しないで欲しいのは、イスラム教はほんらい平和を愛する宗教です。

大多数のイスラム教徒は善良な人々です。

日本人の良き隣人となれる人です。

 

キリスト教の「人を殺してはいけない」とは、日本で殺人事件とされるような殺人だけが対象なんです。

キリスト教の不殺生戒は、守ることが難しくない戒なんです。

 

仏教の不殺生戒は、違います。

生きていく限り、絶対に守れません。(なにせ、肉はおろか、野菜だって食べられません)

 

仏教の不殺生戒は、生き物の命を大切にし、食事をいただくときは、自分のために「命の布施」をして下さった、全ての食材に感謝して食べることを意味します。

もちろん、食材だけでは無いのですが、本日のテーマから、食材に絞って書いています。

 

だから「(あなたの命を)いただきます」、「(あなたの命に)ごちそうさまでした」となるのです。

 

最初の話しに戻ります。

ご法話、当然ですが年配者がほとんどでした。

法話の導入としては最高です。

この話で、聴衆の心を一発で掴みました。

本当に上手いですね。

 

ところで、「ある小学校で、給食の配膳が終わると笛や太鼓の合図で『いただきます』と言わないままに、給食を食べ始める学校がある」、これは事実でしょうか?

 

いくら調べてもそのような事例は見つかりませんでした。

 

唯一、きちんとしたデータは、1993年に出版された『もっとしっかり、日本人』(永六輔 日本放送出版協会)の中に、ピーッと笛を吹いて給食を食べ始める小学校があると「聞きました」と書かれているだけです。

 

この手の話をされるのは、曹洞宗の僧侶だけではありません。

ブログで、堂々と書かれているものもあります。

 

キリスト教やイスラムでも、食事の前後には感謝の言葉を言います。

仏教と決定的に違うところは、感謝の相手が、食事を与えてくれた神に対するところです。

 

感謝する相手が誰であれ、食事のとき、感謝の心でいただくことは、人として当然のことです。

そのことを、次世代に伝えていくことは、非常に重要です。

 

なぜなら、これは、今の時代に一番必要とされているパラダイム、「エコ」そのものだからです。

 

でも、いくら目的が正しいとはいえ、嘘から話を始めるのはどうでしょうか?

 

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