墓終い 散骨と自宅保管は改葬許可証は不要? 決定版解説平成29年10月20日更新

 

高庵寺住職が定期的に閲覧しているサイトがいくつかあります。

そのうち信頼できるサイトに「墓終いのとき、散骨と自宅保管は改葬許可証は不要です」の記述がありました。

困りましたねえ。

具体例を元に書いていましたが、その例では不要です。

したがって間違いではないのですが(´ヘ`;)

一般的に捉えられるとトラブルになる可能性もあるんです。

 

今回のブログでは、そういったトラブル防止のために丁寧に解説したします。

 

まず土葬の場合については解説の範囲外とします。

理由は、土葬の件数が極端に低い。

土壌の性質によっては、遺骨そのものが存在しない場合が多い。

 

まず基本です。

改葬許可証とはなにかです。

改葬許可証取得の手順 散骨の場合は改葬許可証を発行してもらえません どうしたら良いでしょう?平成29年2月4日再更新

こちらの過去ログに書きました。

 

詳しく知りたい場合は上記リンク先をご覧ください。

ポイントを再掲します。

基本その2

改葬許可証とは、いわば2度目の火葬許可証です。

 

全ての遺骨には、いわば身分証明書にあたる公文書が必要になります。

 

当たり前ですよね。

人骨(遺骨も含めてです)が発見されました。

どういう人骨か特定できる証拠が無い。

警察の出番になってしまいます。

 

ということで葬儀のとき火葬終了後に火葬証明書が手交されます。

住職、火葬許可証は見たことあるけど火葬証明書は見たことないよ。

( ̄∇ ̄;)見たことあっても、気がついてないだけです、なぜなら火葬証明書と書いてないですから…

これまた詳しくはこちらの過去ログをご覧ください。

最初から分骨予定のときは火葬場で分骨証明書を発行してもらって下さい平成29年4月11日再更新

 

ポイントを再掲します。

火葬許可証になります。

これには火葬執行済みの証明が必要になります。

これは我が足利市のものですが、火葬許可証を火葬場の窓口に提出すると、終了後これが押されて返却されます。

 

この印が証明に該当します。

火葬証明書に必要な基本情報は火葬許可証に記載されていますので、火葬証明があれば、火葬許可証が火葬証明書になるんです。

 

住職、面倒なんだけど、もっとズバッと書けない。

すいませんねえ、正確に書くためには法令に基づいて厳密に書く必要があるんです(◞‸◟)

 

ということで、自宅保管の場合も本来は「火葬証明書」または「改葬許可証」が必要です。

これまた最初の過去ログから再掲します。

基本その3

自宅保管の場合も、火葬許可証または改葬許可証は必要です。

墓地管理者等へ提出の義務が無いだけです。

 

あれ住職、最初に「具体例を元に書いていましたが、その例では不要」と書いてあるよね。

もうちょっと待ってくださいね、順番に書きますから。

 

火葬許可証または改葬許可証はお墓や納骨堂に納骨するときに必要な書類なんです。

墓埋法にきちんと書いてあります。

墓地、埋葬等に関する法律(昭和二十三年五月三十一日法律第四十八号)

第八条  市町村長が、第五条の規定により、埋葬、改葬又は火葬の許可を与えるときは、埋葬許可証、改葬許可証又は火葬許可証を交付しなければならない。

第十四条  墓地の管理者は、第八条の規定による埋葬許可証、改葬許可証又は火葬許可証を受理した後でなければ、埋葬又は焼骨の埋蔵をさせてはならない。

 

結論として、永久に自宅保管ならば無くても大丈夫ですが…

無理ですよね。

それで「火葬許可証または改葬許可証は必要」ということです。

 

それでは本論です。

墓終いをして散骨の場合はどうかという問題です。

 

これまた基本の散骨についてです。

詳しくはこちらの過去ログをどうぞ。

法律相談 裏山への散骨可能なのか? 弁護士って詭弁を弄するのがお仕事ですか?平成27年10月6日更新

 

散骨については墓埋法や下位の法令にも書かれていません。

なにせ昭和23年制定の法律ですから、想定の範囲外だったんです。

 

ということで、散骨は埋葬(法律用語は埋蔵です)には当たらないとの主張が一般的なんですが???

大嘘です。

正確には、上記過去ログで書きましたが「散骨の刑事責任を判断した事例もありません」です。

高庵寺住職は限りなく黒に近いグレーだと思いますが、散骨を推進する側は白だと言い張っているだけです。

既に定着していますから、民事上の問題を除けば、刑事上の問題で警察に摘発される危険性が無いだけです。

 

やっと「その例では不要」についてです。

その業者は民事上のトラブルをクリアーして散骨をしています。

だから大丈夫なんです。

 

多くの業者では、散骨の場合「火葬許可証」または「改葬許可証」の提示を求めています。

トラブル防止のためです。

結論として、墓終いの場合も「改葬許可証」を取得しておく方が無難です。

 

高庵寺住職はIT屋は全て嫌いなんですが。

大手のIT屋さんは、この手の問題については安全確実な手法を採っていますね。

その面では感心いたします。

 

一例を引用しておきます。

無断引用になりますが、内容からして著作物に当たらないでしょうから引用しちゃいます。

お墓からご遺骨を取り出す場合、役所や霊園管理者から改葬許可証の申請を求められる場合がありますので、墓地の所在地を管轄する役所と霊園管理者に、散骨する旨を伝え、改葬許可証が必要かどうか問い合わせましょう。

※必ず役所と霊園管理者の両方に確認を取って下さい。

 

これが大人の対応です。

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

 

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