個人所有のみなし墓地から分骨して 分骨証明書を発行してもらう方法平成29年11月15日更新

 

前回の続きの続編です。

お墓から分骨をしてもらい 新たなお墓に納骨をする方法平成29年11月13日更新

 

前回の質問です。

私は田舎に実家のお墓があり、そこに両親が埋葬されています。

妻が亡くなり、こんど新しく建立したお墓に埋葬するんですが、両親の遺骨を分骨してもらい、一緒に納骨するにはどうしたら良いでしょう?

 

実は現在進行中の相談でした。

プライバシーの保護と一般の方にも役立つように設定を変更してあります。

前回のブログも回答を兼ねていました。

 

このような相談には画像が絶対に必要ですし、回答も長文になるため、メールでなくブログの方が分かり易いからです。

 

新しく建立したお墓」は民間霊園でしたので、ちゃんとした分骨証明書があれば、簡単に解決します。

ちゃんとした分骨証明書の見本として、高庵寺住職の発行する分骨証明書(正確には埋蔵又は収蔵の事実を証する書類)です。

 

実は追加の相談がありました。

実家のお墓」が「個人所有のみなし墓地」なんです。

 

住職、「個人所有のみなし墓地」ってなに?

過去ログで一度書いています。

 

まず「みなし墓地」の説明です。

「みなし墓地」とはなにか平成28年6月18日更新

 

次に「個人所有」の説明です。

個人墓の墓終い 無縁になってからでは手遅れです平成28年8月1日更新

 

こちらのブログに「個人所有のみなし墓地」の一般的なイメージが書いてあります。

田舎にいくと、家があり、その周りは畑、畑の一画にポツンと墓地があり、お墓が建っているのを見たことがあるはずです。

あれが個人墓地です。

 

みなし墓地には、驚くべきことに数百基もある大規模な墓地から、1〜2基の個人墓もあります。

一般的には数基〜数十基が多いんですが。

厳密な定義は上のリンクに書いてあります。

「みなし墓地」とは、本来は墓地として認められないのですが、法律以前から存在するので、しょうがないから墓地とみなしましょういう墓地です。

 

「しょうがない」、はいその通りです。

建前上、市町村に存在する全ての墓地は「墓地台帳」に登載されていることになっています。

 

ポイントはここです。

「管理者」と書いてありますね。

ここに名前が登載された方が正式な墓地管理者です。

 

一番の問題は墓地管理者が生きているとは限らないことです。

はあ???

驚かれました、よくあることなんです。

 

公営霊園では絶対にありません。

民間霊園でもほぼありません。

寺墓地、けっこうあやしいです。

みなし墓地、本当によくあります。

 

そもそも「みなし墓地」は墓地台帳に登載されてない方が多いんです。

墓地管理者が変更になった場合は変更届を提出して、変更するのが当たり前ですねえ。

ところがされてないことが多いんです。

 

法的根拠は法律にはありません。

条例にもありません。

たいてい条例の下位規則にあることが多いんです。

 

WEBで見つけた群馬県安中市の規則をお見せします。

安中市墓地、埋葬等に関する法律施行細則

第15条 墓地等の経営者は、次に掲げる事項に変更がある場合には、墓地等変更届出書(様式第17号)に当該事項の変更を証する書類を添付し、速やかに市長に届け出なければならない。

(5)管理者の本籍

 

管理者の本籍というところが笑えますなあ(◞‸◟)

もちろん、墓地管理者の住所氏名の変更届は必須です。

これが届け出書類です。

 

「個人所有のみなし墓地」の場合、墓地台帳に登載されている方が少ないんです。

笑い話になりますが、墓地管理者の届け出先も、そのような部署じたいが存在しない自治体もありましたから。

もう一度リンクを貼りますが、「みなし墓地」とはなにか、この過去ログで書きました。

役場の方のお話では、該当地は墓地台帳に記載されておらず(そのような墓地はたくさんあり正確な数も分からない)。

墓地とはみなすものの、ここはみなし墓地であるという証明書を出すこともできないし、墓地管理人の届け出先も、そのような部署じたいが存在しないとのことでした。

 

実は問題の最大のポイントは「新しく建立したお墓」にあるんです。

 

「みなし墓地」の場合は、たいてい分骨証明書が無くとも大丈夫です。(念のため法律違反です、罰則もあります)

墓埋法です。

第二十一条  左の各号の一に該当する者は、これを千円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

一  第三条、第四条、第五条第一項又は第十二条から第十七条までの規定に違反した者

たった千円の罰金ですが、前科になりますからね。(警察に捜査をされ、検察が立件して、有罪になった場合です)

警察が捜査してくれる可能性は事実上0ですが(  ̄^ ̄)

 

寺墓地もたいてい大丈夫です。

住職に事情を説明すれば許可してもらえます。

「分骨証明書」が無いと納骨できませんなどという住職はほとんどいません。

なぜなら法律を知らない住職がほとんどだからです。

ちなみに高庵寺住職の場合はダメです。

ただし、高庵寺住職が分骨証明書の用紙をお渡しし、そこに墓地管理者の署名捺印をしてもらえば大丈夫です。

法律文書の作成はお手の物ですから。

 

公営霊園は絶対にダメです。

しかも正式な書式に則ってないと受け付けてもらえません。

その上、公営霊園ごとにローカルルールがあり、本当に厄介です。

お墓に詳しい行政書士(これが少ないんですよねえ)に依頼するしか方法はないでしょう。

想像するだに面倒な仕事なんで…

「個人所有のみなし墓地」、そもそも法律に向いてないんです。

 

民間霊園が一番微妙です。

墓地の管理はたいてい石屋がやっています。

100%指定石材店ですから、お墓を建てたときの営業マンがまだ勤めていて、しかもその営業マンが親切な方だった場合は、その人に相談すれば上手くいきます。

条件が多いんで可能性は低いですが╮(╯_╰)╭

 

取りあえず管理事務所に相談するのが先決です。

公営霊園並みの要求をされたら、諦めてそうするしか方法はありません。

だってそれが正しいんですから。

管理事務所の担当者が親切な人であることを願うのみです。

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

 

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