日本のお墓には日本の石が良い 嘘です平成29年12月19日更新

 

国産墓石で現在も普通に流通している墓石は素晴らしいです。

じゃあ、日本の石だから素晴らしいのか?

日本の石は日本の気候風土に適しているから素晴らしいのか?

みなさんはどう思われますか?

 

最近納骨がありました。

墓石本体は本小松石の素晴らしいお墓です。

 

東日本では本小松、西日本では庵治石が最高峰と言われています。

外柵は名草御影石です。

なにそれ聞いたこと無いよ???

 

はい、現在は採石されていません。

高庵寺の地元の足利市で採れる石なんです。

硬くて粘りがあるという、正反対を性質を持つ建材としてはトップクラスの品質の石なんです。

とっくに採石は止まりました。

地元の石屋さんに教えてもらって、閉鎖された採石場を見に行ったこともあります。

 

名草御影の説明を過去ログから再掲します。

 

渡良瀬御影石と名草御影石について、
地質専門家の記述がありますので、引用させていただきます。

日本地質学会会員の「藤井光男」さんの論文の一部です。
はっきり言って、よほど興味のある方以外は、読んでもつまらないと思いますが、参考までに転載いたします。

渡良瀬御影石と名草御影石に、直接関係する部分だけです。
石屋さんのサイトは、けっこういい加減なので、ここまでチェックしないと危ないのです。

渡良瀬みかげ…九千万年前の地層

渡良瀬みかげは、沢入(そうり)みかげとも呼ばれますが、岩石名でいうと花崗閃緑岩(かこうせんりょくがん)という火成岩です。
普通は簡単に花崗岩といわれています。
東村沢入の草木ダム周辺の各所で白っぽく山肌を現わしているのが、みかげの地層です。
ここのみかげ石の分布は、東西に約6km、南北に約 12kmと広範囲に及び、足尾町にまで続いています。
足利市の松田川と名草川の上流、名草地域にも渡良瀬みかげと起源を同じくする花崗岩が、1.5kmの範囲で、ごく小規模に分布しています。


ということで、渡良瀬御影は超ローカルな墓石材です。
名草御影は、地元足利でも、ごく一部の石屋さんしか使わなかった石です。

でも、両方とも、硬いのに粘りがある最高の石質です。(普通は絶対に不可能です)
難点は、石目がきれいじゃないんですよね。

石質は、本小松なぞ目じゃないんですが。
なんだか、「気立てはとってもいい娘なんだよ。」お節介な仲人のような言い方ですが。

石の世界も、品質よりも見た目なんでしょうかねえ。

 

まず、墓石にする石は硬いが脆いが普通です。

納骨の動画をお見せしますが、墓石を動かすとき石屋さんは細心の注意を払っています。

 

コチっとぶつけたら、簡単に欠けちゃうからです。

硬いけど脆い、これが普通の墓石です。

ですから名草御影の「硬くて粘りがある」というの凄いんですが…

 

じゃあなぜ現在は流通して無いんでしょうか?

石屋さんだと「硬くて粘りがある」で原因が分かっちゃいます。

硬くて粘りがあるのには、ある成分が豊富に含まれているからです。

答えを書いちゃいますね、それは鉄です。

鋼が代表ですが、鉄は固くて粘りがあり、加工もし易く、現在でも最高の素材なんです。

 

鉄の欠点は?

そうです、錆です。

ということで、名草御影の経年劣化の画像です。

( ̄∇ ̄;)これじゃあ、使われなくなっちゃいますね。

 

実はこれが日本の石が良いと言われる原因なんです。

 

名草御影のように、欠点のある日本の石は全て淘汰されました。

現在も流通している日本の石は、淘汰を免れたエリートのような石ばかりなんです。

結論として、日本の石が全て良いのではなく、良い石だけが残って現在も流通しているという現状です。

 

日本の風土に合った良い石というのではなく、良い石だけが流通しているのが日本の墓石です。

中国の石がいまいち評判が良くないのは、良い石も悪い石もそのまま流通しているからです。

現実に良い中国の石もあります。

 

庵治石が世界一という定評があるのも同じです。

庵治石の歩留まり(採石された原石から製品化された割合)は約3%と言われています。

 

中国の黒御影である山西黒は、日本では錆のでるダメな石として現在はほとんど使われなくなりました。

実は山西黒にも、世界トップクラスの高品質な石もあるんです。

ただしその割合は非常に少ないそうです。

山西黒も庵治石のように厳密な品質管理を行っていれば、黒御影の最高級品は山西黒だと言われるようになった可能性すらあったんです。

もちろん中国ではそんなことはしません。

 

墓石にする石は、鉱物学的には花崗岩と玄武岩で世界中にあります。

採石された場所で品質が変わることはありません。

 

日本の石は確かに素晴らしいんですが、そこには日本ならではの品質管理がされているからです。

 

注意:石には旬があります。あくまでもこのブログの時点での情報です。後日お読みの方には当てはまらない可能性が圧倒的に高いのです。常に最新の情報を参照して下さい。

 

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