節分って仏教行事?平成30年2月5日更新

 

先日2月3日が今年の節分でした。

節分の定義は「立春の前日、大寒の最終日」です。

立春が正月にあたりますから、節分は大晦日にあたります。

厳密には旧正月と立春は別物なんですが、これを説明すると太陽暦と太陰暦から始めなければならないのでパスです。

 

高庵寺では正月(1月1日)に修正会を行っています。

高庵寺修正会(しゅしょうえ)(新年を祝う行事) 大般若経理趣分真読・祈祷太鼓です平成30年1月2日更新

 

曹洞宗行持規範で大晦日の行事を見てみましょう。

お馴染み曹洞宗行持規範です。

 

12月31日の記載は?

うーん、なになにまず「土地堂念誦」ねえ。

でもこれって、本山でもいろんなときにやってますなあ。

 

うーん、歳末諷経だけは他の日にやらないなあ。

特別なことはほんの少しです。

 

高庵寺では大晦日は正月の準備が終わり、最終のチェックとこの日にする最後の準備だけです。

一般家庭と大差はありません。

梵鐘があるお寺だと除夜の鐘の行事がありますが…

高庵寺にはないですからなあ。

 

正月の行事につては上記の過去ログをご覧ください。

 

それでは本論の節分です。

行持規範には、記載がありません。

立春の記載もありません。

節分の行事を行うお寺も少ないはずです。

 

曹洞宗の事例を見てみましょう。

まず大本山永平寺です。

永平寺で節分の行事の案内はWEBでは見当たりませんでした。

永平寺別院長谷寺(東京)では節分のご祈祷をされてますね。

でもWEBで拝見すると毎月のご祈祷を節分にもされる程度のようです。

 

次に大本山總持寺です。

 

うーん、これは完全に客寄せ行事ですねえ。

もちろんお寺に一般の方に来て頂くというのは布教で一番大切な事です。

總持寺のこの行事は立派の一言ですが…

高庵寺のような一般寺院で行うのは完全な赤字行事でほぼ不可能です。

 

関東では節分の行事として有名なのは成田山新勝寺です。

 

同じ客寄せでもさすがですねえ。

これなら経営として成立します。

既に定評のある行事なんで、これから他の寺が新規に行うのは非常にハードルが高いでしょう。

 

実例を見てくると、仏教本来の行事として行っている寺は無いように見えます。

WEBで探してみましょう。

高庵寺の地元足利市では毎年「節分鎧年越」(鎧武者行列)を実施していますが…

主催は「足利市通2丁目商業会」ですねえ、お寺じゃありません。

 

この節分行事は新勝寺の節分行事ほどではありませんが、関東では有名な行事でご覧になる方も非常に多い行事です。

足利で一番有名な鑁阿寺(国宝や重文もあります)が中心ですが、お寺の行事とまではいかないようです。

その他はWEBで見つかりませんでした。

 

少なくとも曹洞宗では仏教本来の行事ではないようです。

 

他宗ではどうでしょうか?

浄土真宗の節分の見解です。

「節分の行事は、ありゃあ仏教とは違うから、真宗のお寺ではしないんだよ」

 

江戸時代までは神仏習合でしたし、全ての宗教は地域の習俗の影響で変質していきますので、ここまで原則にこだわる必要は無いと思いますが…

「節分の行事は本来の仏教ではない」はその通りです。

ただし、既に定着しているお寺では立派な布教活動になっていますので、素晴らしい仏教行事の一つだというのが高庵寺住職の考え方です。

 

だいたいお盆ですら本来の仏教行事じゃないんですから…

新盆て 何をしたらいいんですか 家は今年だといわれましたが 知り合いは来年と言われたようです 今年と来年の別はいつですか?平成23年6月22日更新

 

ただし、今から節分を仏教行事として盛り上げるのは???

無理かなあ╮(╯∀╰)

 

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