開運商法にご注意 ご祈祷にご利益はありません平成30年3月5日更新

 

高庵寺では法事(ただし1周忌以降)のときに、ご祈祷をしています。

その際の法話で必ずお話をしていることがあります。

ご祈祷にご利益はありません

 

まずご利益の正確な意味の説明が必要ですね。

辞書を見ても意味がありません。

なぜなら、ご利益を悪用している人や団体があり、以下のような意味で使っているからです。

 

この壺を買えば、必ず病気が治る。

この壺を買えば、必ず家庭不和が治る。

この壺を買えば、必ずお金が儲かって、貧乏が治る。

 

( ̄∇ ̄;)、インチキ宗教に騙される「三大きっかけ」と言われているものです。

貧病争です。

つまり「ご利益」は本来の意味ではなく、「お願いすれば、必ず未来は願ったように変わる」の意味で使われています。

一応ご利益の本来の意味にリンクを貼っておきます。

 

この悪い意味でのご利益についてのトラブルについては、私が書くのよりも「国民生活センター」の報告の方が良いですので、そちらをご覧ください。

「幸運」を手に入れるつもりが「不幸」を招くことも(PDF)

 

相談事例にお寺の場合が載ってましたが…

曹洞宗のように普通の宗派のお寺は絶対にやらないような事例なんですが…

そこまで詳しくは出てませんね(^^;)

 

もちろん、単立宗教法人(文字通り単独で独立している宗教法人です)も玉石混交です。

「え! あのお寺 あの神社 単立なの?」と驚くようなお寺や神社が単立の場合も多いです。

そのうえで、敢えて書きますが、上記のような事例に単立寺院が多いのも事実です。

 

高庵寺は曹洞宗という看板を背負ってますから、へんなことをすれば、同じ曹洞宗の多くのお寺に迷惑がかかります。

単立ならば他のお寺は関係ないですからねえ┐(-。ー;)

ちなみに、単立宗教法人を見分けるマニュアルを詳しく解説した過去ログをアップしてますので、ご興味のある方はご覧ください。

単立宗教法人の見分け方平成29年5月19日更新

 

話を戻します。

高庵寺住職がご祈祷の後、話す法話です。

対機説法ですので、TPOに応じての話です。

ということで、高庵寺ではご祈祷のときに、「ご利益は無いけど、ご功徳が有るよ」とお話ししてます。

具体的な話の例です。

 

少し前に大学受験のご祈祷をしました。

これが一番喜ばれますね。

読み込みで「○○○○様 △△大学合格祈願」です。

 

その法話の一部です。

「○○さん、ご祈祷をしたからって必ず合格するとは限らないからね」

「○○さんが合格するということは、他の誰かが不合格になるということだよね」

「仏様は他人を不幸にするようなお願いは、絶対に聞いてくれないからね」

 

「じゃあ意味が無いのかというと、意味はあるんだよ」

「○○さんが受験の本番で、あなたが本来の実力を発揮できるようにお願いしたからね」

「本番で実力を出し切れなくて不合格になったら、悔いが残るよね」

「実力を出し切って落ちたら、しょうがないよね」

「これをご功徳と言うんだ」

「ご祈祷にはご利益は無いけど、ご功徳は有るんだよ」

 

この「ご利益は無いが、ご功徳は有る」、これが本物の宗教のご祈祷であり、信仰です。

ご利益をうたう宗教は全てインチキ宗教です。

 

水子供養の問題で、いちど過去ログを書きました。

浮かばれない先祖の霊が祟りをしている お払いやご祈祷をされますか?平成26年10月24日更新

 

この過去ログでも書いたんですが、「本人の安心(仏教的には「あんじん」と読みます)のために、ご供養やご祈祷をいたします」。

これが本物宗教のご祈祷です。

 

わが曹洞宗の見解を見てみましょう。

これは正式見解です。

転読大般若

 

ポイントを引用します。

いったいなぜ経本を読むのでしょうか?

それは我々自身が良い功徳を得るためです。

 

正月祈祷である「転読大般若」は、今ここで生きている我々自身について、1年の幸福を祈る内容です。

 

うん、やっぱり曹洞宗も誤解を避けるために、ご利益ではなく、ご功徳を使ってますね(^^)

 

次に神社本庁の見解を見てみましょう。

厄払いについて

 

現在では、災難が多く生じる面が強調され、その禁忌の感覚が強くなりましたが、七五三や成人式、年祝ひなどとともに、人生における通過儀礼として、大切に考えられていることには変わりありません。

 

通過儀礼」が分かると、よく意味が分かるんですが…

難しいことばなんで、WEBで検索してみたんですが、良いサイトが無いねえ(-_-)

高庵寺住職が書けば良いんですが、ブログで数本はかかりますなあ。

 

簡単に書くと、成人式や結婚式のように、人生の節目節目には、なんらかのけじめが必要なんです。

これは体験上からも絶対に正しいと断言できます。

神社本庁さんの見解の「人生における通過儀礼」も、高庵寺住職の言う「ご利益は無いが、ご功徳は有る」と本質的には同じようなことです。

 

もちろん「節目節目のけじめ」は、儀式じゃなくたって十分です。

ただし、人間って形式ができてないと、けじめをつけるのが難しいんです。

 

分かり易くお葬式で説明します。

高庵寺住職がお葬式の意味を説明した、通過儀礼の過去ログです。

葬式とはなにか 残された遺族の通過儀礼(イニシエーション)です平成28年4月19日更新

 

上記過去ログでも書いたんですが、お葬式の本質は「故人とお別れするための通過儀礼(イニシエーション)」です。

最大のポイントは故人の通過儀礼じゃありません。

ご遺族や親戚他、故人と縁のあった方の通過儀礼です。

 

このとき故人としっかりとお別れができることが葬儀の本当の意味です。

仏式の葬儀は江戸時代以降でも数百年の歴史がありますので、きちんと様式ができています。

数百年積み重ねられた様式美というのはそれだけの力があり、葬儀という通過儀礼を執り行うだけの力があります。

 

これを宗教者なしの、例えば直葬で行うとして、葬儀社の力量がよほどあれば、可能だと思います。

親しい葬儀社の方にお聞きしたことがあるんですが、「宗教者のいない葬儀って本当に難しくて大変なんです」、率直な感想をお聞きしました。

逆にこの感想をお聞きして、その葬儀社をより信頼できるようになりました。

葬儀の本質、難しさをしっかりと分かっている回答だからです。

 

以下の動画は神道に関する動画ですが、形の持っている力をきちんと理解できる動画です。

 

高庵寺で行っているご祈祷も、動画で公開できればもう少し分かり易いんですが…

長年続いてきた形の力、様式美のあるご祈祷です。

受けられた方は「なんか元気が出てくる気がするありがたいご祈祷でした」、これが感想の大半です。

 

ご祈祷で変えることができるのは未来ではありません。

お受けになったあなたのお気持ちだけなんですよ。

 

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