葬式坊主って 悪口ですか?平成30年3月15日更新

 

曹洞宗の禅僧「澤木興道(さわきこうどう)師」をご存知ですか?

昭和の曹洞宗の「真の禅僧」ともいうべき人です。

 

この人は、生涯雲水の生き方をされた僧侶です。

一度も住職をされませんでした。

この人を象徴するのが、ご遺体は献体にされたことです。

この人に憧れる曹洞宗の僧侶は多いのです。

全員(例外はあります)偽物ですが。

 

住職 ○○寺の坊主は 親族焼香が終了すると いなくなっちまうけど あんなんありかい?平成23年6月17日更新

 

高庵寺住職はしょせん葬式坊主です。

その代り、葬式や法事は文字通り命がけでやっています。

 

なぜでしょうか?

当たり前です。

お坊さんの本当のお仕事は布教です。

そのものズバリのタイトルの過去ログで、一度アップしていますので、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ。

お坊さんの本当のお仕事は布教です平成30年2月1日更新

 

この過去ログで書きたかったことは、「お坊さんの本当のお仕事は布教」ですが、布教の方法は大きく二通りあるということです。

これ以外の方法はありません。

「生き方としてのお坊さん」と「お仕事としてのお坊さん」の二通りです。

 

上記過去ログで「浄土宗松樹寺」のお坊さんを「生き方としてのお坊さん」としてご紹介しました。

曹洞宗の代表的な「生き方としてのお坊さん」が「澤木興道師」です。

その代わり沢木氏は、上記に書いたように一度も住職をされませんでした。

 

これは実は宗派の違いでもあります。

曹洞宗のような禅宗では「生き方としてのお坊さん」のモデルは、文字通り「雲水」しかないんです。

 

もちろん高庵寺住職は「お仕事としてのお坊さん」を選びました。

だから葬式坊主を自任しています。

 

澤木師のように、雲水として生涯を終えるのなら良いのですが、一山の住職としては、経営者の視点がどうしても必要なんです。

基本となるのが「パレートの法則」です。

 

これは、有名な蟻の実験が基となった理論です。

アリは、集団のうち2割が食べ物の8割を集めてくる。

勤勉な2割の個体だけを取り出して集団にすると、 そこにもやはり「80対20の法則」が出現する。

つまり、 働きアリと思われたもののうち8割がなまけアリになり、勤勉な2割が 食べ物の8割を集めるようになる。

さらに、なまけアリの集団でも同じく「80対20の法則」が出現する。

すなわち、なまけアリの集団から 働きアリが2割生まれ、それらが食べ物の8割を集めてくる。

この法則は、ハチの世界でも同様である。

 

これが見事なまでに人にも当てはまるのです。

経営学の基本的な考え方です。

これを住職が檀務(住職としての日常の仕事)に当てはめると、このようになります。

 

葬儀は、時間厳守、やり直しがきかない、危機管理が求められる最重要な檀務です。

はっきり書くと、お寺の最大の収入源です。

葬儀社に依頼された葬儀に、僧侶が遅刻した平成25年1月4日更新

葬儀に遅刻は絶対に許されません。(当たり前です)

 

葬儀終了後、49日の法要の相談のときとか、世間話に紛れ込ませて、必ずフィードバックをしています。

それでも、葬儀というのは地雷原を歩くようなものです。

どこでドカンといくか分かりません。

常に細心の注意と全力投球が必用なんです。

 

今のところ大きな失敗はありません。

ヒヤリハットはしょっちゅうです。

 

失礼ですが、大多数の僧侶は住職も含め葬式坊主です。

それだったら、もっとしっかりと葬式や法事をしろ!!

自己満足はダメですよ。

評価するのは、檀家様や喪家や親族や一般会葬者です。

己の信念で葬儀をされるのは自由ですが、一般の方がどう見ているか知っていますか?

 

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