葬式のとき葬列で 右回り3周する習慣があります 左回りの間違いでは? 質問がありました平成30年4月21日更新

 

前回のブログの続きです。

曹洞宗の葬儀 秉炬(ひんこ)仏事 インドの火葬を見ると分かります平成30年4月19日更新

 

このブログをご覧になった方から「左回りの間違いでは?」の質問がありました。

仏教の考え方から言えば、正解は右回りです。

仏教用語で右遶三匝(うにょうさんそう)という用語もあります。

そこで改めて調べてみました。

 

まず上記の過去ログのポイントとなる動画の再掲です。

葬儀で葬列(死語に近いかな)を作って、右回りで3周する習慣があります。

右遶三匝(うにょうさんそう)と言います。

 

右回り(時計回り)で3周してますね。

 

次にヒンズー教の火葬の儀式の動画です。

喪主が右回りで3周しています。

古代インドから綿々と続く習慣です。

 

松明で着火しているのが1分20秒くらいのところで見られます。

 

高庵寺住職は当然右回りと思っていたのですが…

基本的に葬儀は慣習です、習俗です、したがって「左回り=不正解」は成立しません。

ちなみに右遶三匝は言葉としてありますが、左遶三匝はありませんので、左回りに仏教は無関係であるのは間違いありません。

完全に習俗です。

 

実例をWEB上で見つけました。

時計回り?、それとも反時計回り?。20138 2

 

回るところだけ引用します。

葬列は境内で3回周るのです。(意味はよくわかりませんが)

右回りなのか、左回りなのか確認しないと・・・・後で恥をかくので年配者に伺います。

「左回りだよ」 と教えられて安心して(以前瑞応寺では左回り、反時計回りでした)行った所・・・。

葬儀屋から、「右回りで、時計回りに周って下さい」との事。

 

蛇足ですが…

右回りと左回りです。

右回り                左回り

時計回り              反時計回り

 
勘違いされる方もあるので、「右回り=時計回り」「左回り=反時計回り」の方が良いと思います。


お葬式に仏教が深くかかわるようになったのは江戸時代からです。

もちろんそれ以前からもお坊さんは葬式をやってましたが、普通の人(一般庶民)の葬式にはノータッチでした。

つまり元々の習俗や慣習としての葬式があって、それに後から仏教がのっかった構造です。

 

過去ログで「仏教と清めの塩」の問題を書きました。

仏教と清めの塩問題を考える 他宗教や他宗派への寛容の問題なんですけどねえ平成29年11月29日更新

 

ちょっと再掲しましょう。

江戸時代に幕府が定めた寺請制度によって、日本人はもれなくどこかの寺の檀家になることを義務づけられたんです。

今で言うパスポートに当たる通行手形の発行も菩提寺が行ったんです。

江戸時代に江戸幕府の行政の末端組織みたいなことをお寺はやっていたんです。

そのため明治維新で廃仏毀釈運動のようなことが起こりました。

 

神主さんがお坊さんの「清めの塩は迷信だという話」にかみついたブログです。

補足をすると、清めの塩についてはこれが慣習となった経緯はハッキリしています。

習俗として「清めの塩」をされていた地域はあったでしょうが、全国的には無かった慣習です。

なぜなら、塩は高価だったからです。

 

明治以降になって塩を工業的に安価に製造できるようになりました。

一部の業者が販促として始められたのがきっかけです。

全国的に清めの塩が慣習として定着したのは比較的新しいんです。

といっても百年以上は経ってますが…

 

推測ですが、左回りの習俗ができたのには「あの世はこの世と正反対だ」の習俗(どちらかというと迷信ですが)がかかわっていたと思います。

 

死装束(今はあまりやりませんね)の考え方が代表です。

実際の葬儀の動画はまずいので、納棺師(送り人ですね)のデモの動画を貼り付けておきます。

 

天冠といって、頭に三角の布をつけて、経帷子という白い衣を着せました。

足利の葬儀では、高庵寺住職はここ数年全く見なくなりました。

まだ通販では売ってますから、地域によって使用されているんでしょう。

 

この経帷子の着せ方が男性では左前なんです。

通常とは真逆です。

これが「あの世はこの世と正反対だ」の習俗の代表例です。

昔は屏風をさかさまに立てるなんて習慣もありました。(これは完全に無くなりましたね)

 

この「あの世はこの世と正反対だ」の考えから左回り慣習として根付いたんだと思っているんですが…

 

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