寺終いマニュアル 宗教法人の解散方法平成30年5月5日更新

 

最初に宗教法人の解散は非常に少ないのです。

理由は?

超面倒でお金がかかるから。

 

宗教法人の解散の手続きのフローチャートです。(愛知県の資料より引用です。データの引用元は絶対に信頼できる政府機関や地方公共団体が原則です)

ということで、普通は法人格だけが残って、代表役員がいないお寺だけが残ります。

 

高庵寺の属する曹洞宗のグループに「事実上消滅した寺」があります。

詳しくはこちらの過去ログをどうぞ。

曹洞禅ナビで調べたお寺 見つかりませんでした平成30年3月23日更新

 

このお寺が解散しない理由、それはお金が無いからです。

ただし、普通はきれいに処理するんですけどねえ( ̄s ̄;

詳しくは後段で。

 

実はある僧侶から相談を受けました。

解決方法(実際に可能な方法です)をお教しえしたのですが、それも事情があって困難のようです・・・( ̄  ̄;)

 

若い副住職さんなんですが、経営が全く成り立たないお寺です。

 

住職、質問してもいい?

なぜ住職ではなく、副住職からの相談なの???

(´∀)┌

不思議ですよねえ。

書けませんが、その点が一番の問題なんです。

 

どのくらいたいへんなお寺かというと、過去ログでもご紹介した週刊朝日の記事レベルです。

寺の収入年3万円! “モグリの坊主”にもなった住職の過酷な生活

 

今回は少し長く引用します。

寺は一般的に思い浮かべるような寺院然とはしておらず、一般住宅と言われても納得してしまいそうな平屋建て。

屋根の塗装はところどころはげ、前庭に並ぶ墓石は伸びきった雑草に囲まれ、こけむし、傾いているものもあり、手入れがされている様子はない。

 

「お寺としての収入は、年間で3万円あればいいほうですね。何とか貯蓄を切り崩しながら生活できていたんですが、立ちゆかなくなってアルバイトを始めたんです。お金がないんです」

 

そんな差し迫った経済状況の中、傷みがひどくなってきた寺の修繕費を捻出しなければならない。しかし、檀家には寄付もお願いしづらい。窮状を訴えようものなら「そんなに言うなら檀家やめるよ」と、にべもない反応だ。檀家の法事があっても、高額なお布施は期待もしなければ、求めることもなくなった。

 

「仕方がないですよね。どこもお金がないんですから。一昨年の大雪で壊れた雨どいは自分で修理しました。みっともないのだけは何とかしないといけないと思って……」

 

週に5日をアルバイトにあてるが、残り2日に寺の仕事は、ない。同じことの繰り返しに「泣けてくることもある」が、今はただ、寺の存続のためだけに生きる毎日だという。住職は覚悟もしている。

 

「なんとかお寺を残したくて頑張っているけど、誰も助けてくれない。私の代で終わりだろうね。(集落にいる)おばあちゃんたちが亡くなれば、お寺を残す意味もなくなる」

 

普通は住職が逃げちゃいます。

このパターンついては、こちらの過去ログで書きました。

住職が突然辞めた 寺はどうなる? 寺終いの時代平成29年11月25日更新

 

相談者は代表役員ではありません。

辞めるのは簡単なんです。

住職(代表役員)に「辞めます」でお終いです。

辞表を書くだけで済むんです。

一生懸命頑張っていて、本当に偉いと思います。

 

普通はどのように解決するか?

一番簡単なのは、他のそこそこ経営の成り立っているお寺の住職に兼務をお願いすることです。

知る限り、ほとんどの経営の成り立ってないお寺はこの解決方法を採っています。

 

この方法の最大の問題点は、全く経営の成り立ってないお寺を兼務してくれる住職を見つけることです。

はっきり言って「いません」(-`ω´-)キッパリ!!

 

そうかといって、解散は不可能です。

お金が無いですから。

 

ということで現実的な解決方法は宗教法人の合併になるんですが…

これがたいてい失敗するんです。

 

実に単純な理由です。

A寺は経営が成立しています。

B寺は成立していません。

合併して規模を拡大すれば…

赤字のお寺を抱えても良いことなんか一つもありません。

 

数年前の平成大合併と同じ構図です。

なにもアメが無ければ、赤字の自治体を吸収合併してくれる自治体はありません。

国がいろんなアメを用意して合併に持ち込んだんです。

 

曹洞宗では、お寺が合併すると、宗報(曹洞宗の住職宛に毎月送付される冊子)に記載されます。

高庵寺住職も毎月必ず隅から隅まで読んでいます。

お寺の合併、本当に少ないですよ。

 

本当ならば毎年100件くらいはあっても良いはずです。

なぜか?

お寺の合併を促進するためには、包括法人の曹洞宗がアメを用意しなくちゃダメなんです。

なんにもしないからなヽ(~~ )

 

例えば、「宗費(上納金です)をこのような合併をした場合、20年間半額に減免する」、この程度のことをすれば進展するんですけどね_`)

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

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