改葬許可証の申請 自治体によりバラバラです 準拠する法令は同じなのに なぜ?平成30年7月16日更新

 

準拠する法令です。

墓地、埋葬等に関する法律(昭和二十三年五月三十一日法律第四十八号)(以下墓埋法と記す)

 

墓地、埋葬等に関する法律施行規則(昭和二十三年七月十三日厚生省令第二十四号)(以下施行規則と記す)

 

ご面倒だと思いますが、ぜひ一度目を通されてください。

住職、法律ではないの?

( ̄∇ ̄;)、当然の疑問ですね。

法律ではなく法令です。

正確には法令等です。

 

住職、法令でもわからないのに、等ってどういうこと?

素晴らしい疑問です。

実際に自治体の窓口で相談すると、等の方が重要になるんです(_・。))

 

法令等の順位を整理しておきます。

これまたご面倒ですが、良く理解してくださいね。

自治体の窓口でぐちゃぐちゃ言われたとき、ここが最重要ポイントになりますからね。

それで、弁護士さんや政治家の出番がくるんですが…

お金がかかりますからねえ・・・ (;´_)δ

 

では順位です。

順位1位は憲法です。

実際には理想が書いてあるだけで、憲法を根拠にした裁判がものすごく難しいのはご存知ですね。

選挙のたびに定数について裁判が起こされます。

最近の衆院選でも起こされましたが、たいていは合憲です。

違憲の判断がされても、選挙のやり直しの判例は1回もありません。

 

順位2位は法律です。

上記リンク先にある「墓埋法」です。

 

順位3位は政令等です。

上記リンク先の「施行規則」です。

これは厚労省の省令に当たります。

 

ここまでで済めば、全国共通の手続きになるはずですが…

絶対に全国共通の手続きになりません

 

というのはその下の等があるからです。

 

順位4位は条例です。

地方公共団体が決めるのですが、議会の承認が必要です。

 

順位5位は規則、要綱、例規等です。

役人が自由にできます(;^_^A

この辺から本当に大変です。

 

しかもこれだけで済みません。

この下に、「通達」があります。

「国の機関が地方自治体に命令又は示達する形式の1つで、法令の解釈、運用や行政執行の方針などに関するものが多い。実務の担当者にとっては参考になる資料である。」

これが曲者なんです。

ただし公文書(正確には行政文書)です。

 

もっと酷いのに「見解」があります。

これは役所のそれなりの地位の方の単なる意見です。

公文書ではありません。

なんの法的根拠もないんですが…

これが一番の決め手だったりしますε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

 

それでは基本手順です。

《改葬手続き》
1)移転先を決める。
2)移転先の証明書を取得
3)今のお墓のある市町村役場で「改葬許可申請書」を取得し、今のお墓の管理者に必要事項を書いてもらう。
4)受け入れ証明書、改葬許可証明書などを添えて改葬先の市町村役場に提出して改葬許可証をもらう
5)改葬許可証を移転先の墓地管理者に提出し、改葬する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一例として、足利市の書式です。

改葬場所

 

 

 

お墓の持ち主の署名捺印

 

埋葬証明

 
 

A4の裏表です、つまり1枚で済みます。

が埋葬証明です。(正しくは埋葬証明は土葬の証明なので、火葬した遺骨の場合は埋蔵証明になります)

に、お墓の持ち主の署名捺印が必要です。(三文判でOKです)

うーん、我が足利市の書式は墓埋法、施行規則に最も合致した素晴らしい書式です。

 

どれだけ素晴らしいか詳細に解説します。

まず、ここです。

1枚の申請書で足ります。

改葬になると、遺骨が一つで済むことはないんです。

たいてい複数個です。

 

住職、遺骨が10遺骨の場合は、2枚必要なの???

( ̄∇ ̄;)大丈夫です。

市役所に問い合わせたら、同じ内容を書いた紙を添付すれば良いとの回答です。

2枚もらって、その部分だけ記入し、それを添付すれば済みます。

 

しかも、もっと素晴らしいのは記入見本です。

まず全文をお見せします。

 

黄色のハイライト部分です。

 

お分かりですか?

 

まず、この部分です。

火葬してから埋蔵した場合は火葬場所を、土葬した場合は寺院等の名称を記入。

足利では昭和23年以降は、ほぼ火葬です。

したがって「火葬場所」を書くんですよ。

大半の地域で同じでしょう。

 

もっと素晴らしいのはここです。

※本籍・住所・埋火葬場所・年月日等で不明の箇所は、「不明」と記入してください。

 

そこであなたに質問です。

あなたの本籍はどちらですか?

なにかの手続きで戸籍謄本や抄本を取った経験ががないとけっこう知らないんですよ。

 

では次です。

あなたの母親の本籍、ご存知ですか?

私は恥ずかしながら、母が亡くなり、相続手続きをして初めて正確な母の本籍を知りました。

親やご先祖の本籍を知らないのが普通です。

 

しかも、ご先祖様の本籍を全部調べようとしたらヽ(  ̄д ̄;)ノ ハラヒレホロヒレハレーー

本当に素晴らしい記入見本です。

普通は絶対に分かりませんから、役所の窓口で「どう書いたら良いんでしょう???」、担当者に聞きまくりです。

若い人ならともかく、年寄りには大変です。

 

次に墓地管理者の欄です。

高庵寺住職は改葬許可申請になんども証明を書きましたが、一度も埋葬証明をしたことがありません。

したのは全て「埋蔵証明」です。

 

なぜ、こんなに丁寧に書いてきたかというと、最近相談があったんです。

つくば市の墓地から改葬したいとの相談です。

 

自治体のHPからダウンロードしました。

これです。

 

電話で質問しました。

改葬する遺骨が10遺骨ある場合は、どうするのか?

「10枚書いてください」です。

 

呆れて、その他の質問はしませんでした。

私だと埋葬証明はできませんよ、できるのは埋蔵証明だけです。

それとも、つくば市は火葬がないのかな???

 

相談者の方、つくば市役所で大汗をかいて記入でしょうなあ。

高庵寺住職は「埋葬証明」でも引き受けますが、お役所仕事の公営霊園だとクレームがつく可能性もあります。

どうするんでしょう?

訂正して埋蔵にすれば良いんですが、訂正印が必要です。

 

改葬許可申請書に埋蔵証明を10ヶ所記入、しかも後日埋蔵に10ヶ所訂正、訂正印を捺印。

普通はやってくれる住職いませんよ。

どうするんですか?

 

しかも墓埋法に書いてあります。

第五条  埋葬、火葬又は改葬を行おうとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、市町村長(特別区の区長を含む。以下同じ。)の許可を受けなければならない。

 

第二十一条  左の各号の一に該当する者は、これを千円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する。

一  第三条、第四条、第五条第一項又は第十二条から第十七条までの規定に違反した者

 

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