15年前の水子の遺骨を納骨したい 書類って必要?平成30年8月19日更新

 

15年前に死産だった水子の遺骨があるんですが、納骨できますか?

こういう相談ってけっこうあるんです。

 

「○○さん、何週くらいだったんですか?」

「14週です」

「それでは火葬許可証がありますか?」

「えー(;^_^A 全然記憶にないんですが)(;´д`)トホホ

 

本当によくあるパターンです。

基本的な手順は普通の納骨と全く同じです。

 

まず死亡届です。

死亡診断書と一緒の場合がほとんどです。

 

火葬場を使用するための申請書が必要です。

 

死亡診断書を受け取ったとは後は、全部葬儀社の方がやってくれます。

葬儀社の方に死亡届の「届出人」欄への署名捺印と「ハンコを預からせてもらえますか」と言われたはずです。

 

重要なのは「届出人」です。

申請書の方は申請者となっていますが、同じです。

当たり前ですが、同一人じゃないとダメです。

 

これで火葬許可証が発行されます。

実物(住職の母です 個人情報は削除してあります)をお見せします。

 

ここでも「申請者の住所氏名及び続柄」が重要です。

赤で囲った部分です。

この3枚の書類で全て同一人である必要があります。

 

それでは水子の場合です。

と、その前に正式な手続きが必要な場合の条件です。

 

死産届書、死産証書及び死胎検案書に関する省令

および、

昭和二十一年厚生省令第四十二号(死産の届出に関する規程)

以下全てこの法令に拠ります。

 

第二条 この規程で、死産とは妊娠第四月以後における死児の出産をいひ、死児とは出産後において心臓膊動、随意筋の運動及び呼吸のいづれをも認めないものをいふ。

第三条 すべての死産は、この規程の定めるところにより、届出なければならない。

妊娠12週以降(妊娠12週0日から)正式な手続きが必要になります。

これより前の場合は行政の手続きは不要です。

 

死産届です。

死亡届との一番の違いは「氏名」が無いことです。

死亡診断書(死体検案書)の代わりに死産証書(死胎検案書)が必要になります。

これです。

 

死産証書と死胎検案書の違いは、ほとんど死亡診断書と死体検案書の違いと同じです。

検案書は医師等の立ち合いが無い場合になります。

 

次に死胎火葬許可(死体ではありません)の申請書を提出します。

法令はこちらです。(自治体の規則になりますので、群馬県渋川市の例です)

渋川市埋火葬等に関する規則

 

 

次に死胎火葬許可証が発行され、火葬執行済みの記載をしてもらって終了です。

 

これを絶対に失くしてはいけないんですが…

 

火葬許可証の場合、葬儀社のスタッフが骨箱に入れてくれます。

http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/nishitani/cabinet/01751006/img57856196.jpg

これが骨箱です。

これが骨壺で、骨箱の中に納め、骨箱覆い(骨壷カバー)を被せます。

みなさんがご覧になっているのは、その状態で上の画像です。

 

これを骨箱から出して、大切にしまっておくと、けっこう失くしちゃうんです。

それで葬儀社の方は黙って骨箱に入れておくんですね。

これなら絶対に失くしません。

 

ところが水子の骨壺は小さいんです。

骨箱に入れることはありません。

それに葬儀社ではなくご自身で手続きをされる場合がほとんどです。

霊柩車は必要ないですからね。

それにお葬式もやりません。

 

ということで、火葬をしたとき、火葬場で直接受け取っているはずです。

普通はこれが無いとまずいことになるなんて知識はありませんから、たいてい忘れちゃうんですよね。

どこかにしまっているはずなんですが…

 

たいてい墓地管理者(お寺なら住職)に、「火葬許可証が無いと埋蔵できませんよ」と言われて大慌てです。

どうしよう((´д`υ))ドウシヨウ

 

大丈夫です。

水子の場合の申請者は、たいてい父親か母親です。

 

申請者が火葬場(さすがに覚えてますね(^^))に申請すれば再発行してもらえます┐(´∀`)

具体的な手続きを大阪市の場合で引用します。(いくつかの自治体のHPを見ましたが、ここが一番明快に書いてありました)

 

【火葬許可証とは】

 火葬場で火葬をおこなうために提出する証明書。

 原則、死亡届の受付時に、死亡届の届出人に対して交付します。

 

【火葬許可証の再発行とは】

 火葬許可証は、火葬する時と火葬後に焼骨を墓地・納骨堂等へ 埋葬・納骨する時に必要です。

 紛失した場合は、申請により火葬許可証の再発行をすることができます。

 

【申請人】

  [1]死亡届の届出人

  [2]亡くなった方の直系親族または祭祀承継者

 

【申請期間および申請先】

  火葬許可証を発行した各区役所(大阪市で発行したものではない場合、発行した自治体の市区町村役場での発行となります)

 ●火葬許可証の発行から5年未満の場合

  死亡届を届け出た各区役所または他の市区町村役場で申請してください。

 ●火葬許可証発行後、5年以上経過している場合

  火葬した斎場で「火葬証明書」を取得した後、

  死亡届を届け出た各区役所または他の市区町村役場で申請してください。

  

【必要なもの】

  [1]申請者の本人確認資料と認印

  [2]火葬証明書(火葬した斎場で先に取得してください。)

   ※死亡後5年以上経過している場合に必要となります。

  [3]亡くなった人との関係がわかる資料

    ※死亡届の届出人以外が申請する場合に必要となります。

 

5年未満」と「5年以上経過」を分けているのには、ちゃんと理由があるんです。

 

死体火葬許可申請書の保存年数は5年間と決められています。

ということで、5年以内なら上記にある2番目の文書が火葬場に残っているんで、「死亡届の届出人」ならば簡単に再発行してもらえます。

 

どうしよう、だって15年前よ。

ははは、だから大丈夫ですって。

5年を越える場合も30年間は大丈夫です。

こちらは実際に火葬をした火葬場での再発行または火葬証明の発行になります。

実際には自治体により手続きの仕方が異なります、該当自治体に問い合わせて下さい。

なぜ30年間可能かというと、公営の火葬場の場合は「火葬簿」が存在し、この保存期間が30年間なんです。

 

それでは火葬簿をお見せします。

 

はい、ここでもでてきました。

火葬申請者です。

これまた「死亡届の届出人」と同一です。

 

お分かりになりました。

水子の場合、全ての書類に父母の氏名が記載されてますから、父母が申請すれば超簡単なんです。

 

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