10年前に墓地を50万円で買った まだお墓は建ててない 墓地を返したらお金は返金されるか平成30年8月27日更新

 

未だにこういう非常識な相談があります。

既に過去ログを2本書いています。

 

未使用の墓地が必要なくなった お寺に返すとお金は返金してもらえるか?平成29年7月14日再更新

 

未使用の墓地の契約解除 返金の請求にお寺は一部でも応じることが可能か?平成29年7月16日更新

 

過去ログから分かりやすい例えを再掲します。

 

レンタルショップで50円でDVDを借りた。

1回も使用しなかった。

レンタル料の50円を返して欲しい。

 

まあ、こんな非常識な人は、いまどきいないと思いますが(^^)ニャハハ

お店側からすれば、10日間DVDがレンタルできなかった訳です。

お店にすれば、別の人に貸して50円の利益をあげられたかもしれません。

ふざけんじゃないε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

 

こういう話を聞いたことがないのは、金額が小さいので話題にならない可能性もありますが…

さすがにこの要求が非常識だということが誰にも分るからでしょう。

 

実は「10年前に墓地を50万円で買った」も全く同じです。

普通は永代使用権といって、期間は無期限になります。

DVDのレンタルは10日間とか決まっていますが、お墓は1回建てると100年くらいはもちます。

また、お墓を全面立て直して、先祖代々使うのも普通なんで、レンタル期間(文字通り墓地の区画もレンタルです)は無期限になるだけです。

したがって延滞料とかは発生しませんが、墓地管理料(個々の墓地ではなく、墓地全体の管理料です)等は発生します。

 

期間は無期限の代わり、墓地管理料(お寺の場合は護持会費の名目が多いです)を滞納すれば、資格を停止されたり、取り消さりたりします。

 

DVDのレンタルだと直ぐに非常識だと分かることが、墓地の購入だと分からなくなるんです。

まったく同じなんですよ。

無期限のレンタル期間は、上記のような毎年の経費を支払わないというような非常識なことをしない限り、借り手が「止めます」と言わない限りずっと続くんです。

その間、他の人にレンタルすることができません。

 

法的には、「墓地を買った50万円は、お寺が区画の使用権を認めた時点で取引が完結してる」ということになるんです。

 

こういう非常識な要求をし、お寺が応じないからと裁判に訴えた事例もいくつかあります。

上の過去ログで1つ判例を紹介しています。

 

事案は「墓地使用契約を解除して、払った永代供養料を返せとお寺に請求できるか?」です。

判決のポイントです。

1、墓地の永代使用料は対価の場合と対価でない場合がある

2、対価でない場合はお布施である

3、檀信徒向けの墓地は全て対価では無い

4、一般向けの場合でも、対価でない墓地は「永代使用料が高額(この裁判では200万円でした)等」の特別の場合だけである

 

判決は返金を求めた原告の敗訴です。

 

この判例は、「墓地を買った50万円」はお布施であって対価ではないという論理です。

その通りなんですが…

 

では、対価の場合はどうでしょうか?

京都地裁 平成19年6月29日

この判例では、対価であっても「返還の必要なし」の判決がでています。

 

結論として、お寺の墓地の場合は「墓地を買った50万円」はお布施だから返還の必要はない。

それ以外の対価としての場合も、使用権を引き渡した時点で取引は完結しているから、返還の必要はない。

ごく当たり前の判決です。

 

「10年前に墓地を50万円で買った、まだお墓は建ててない、使ってないから50万円返せ」は「レンタルショップで50円でDVDを借りた、1回も使用しなかった、だから50円を返せ」と同じくらい非常識なんです。

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

 

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