お坊さんが葬儀社を設立平成30年11月21日更新

 

若いお坊さんが葬儀社を設立し、寺葬を推進するというニュースが流れていました。

葉山で「寺院葬儀社」説明会 僧侶3人が設立し相談も、寺院で通夜や告別式

 

葬儀社などが行っている相談を直接、僧侶が担当し、寺院を会場に通夜や告別式を行う。利用料金は布施などを全て含めた「総額プラン」に設定した。

 

従来からも寺葬はありました。

現在でも葬儀社と組んで寺葬を推進しているお寺はいっぱいあります。

 

とその前に寺葬の説明が必要ですね。

昔は、葬儀は自宅で行うのが普通でした。

現在は足利市では、ほぼ葬祭ホールでの葬儀です。(この中には足利市斎場も含まれます)

 

例外的にお坊さんの葬儀はお寺で行います。

一種の自宅葬ですね。

動画を貼りつけます。

 

高庵寺の先住(住職の父)の葬儀も寺葬でした。

もちろん母も寺葬です。

 

ところが最近足利市では、寺族(住職の妻や母)の葬儀は葬祭ホール葬が増えています。

先住の葬儀でも葬祭ホール葬でされている事例も結構あります。

その理由がポイントで、後段で説明します。

 

一般の方の寺葬の動画あれば良かったんですが、見つかりませんでした。

ようするに葬祭ホールではなくお寺の本堂を葬儀式場にして行う葬儀です。

 

高庵寺住職も高庵寺で葬儀を行うプランを、葬儀社に依頼して一応作成しました。

現時点でも利用者0です。

その顛末は過去ログに書きました。

葬儀を行う場所 自宅葬 寺葬 葬祭ホール葬 斎場葬(火葬場葬) どれがベストでしょう

 

葬祭ホールは葬儀を行うための施設設備が全て完備しています。

え! お寺だってあるでしょう???

 

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、たいていありません。

高庵寺住職も葬儀を行うための施設設備を完備しているお寺を実際に知ってますが…

全て寺の敷地内に葬祭ホールを持っています。

 

ようするに、普通は寺付設の葬祭ホールで葬儀を行い、どうしても本堂を使いたいという人に限り、葬儀式場を本堂に変更するだけです。

当たり前なんですが、葬儀式場だけでは葬儀は行えません

 

お寺の施設って、葬儀式場になる本堂は充実しています。

高庵寺は施設設備が充実している寺なんで、他のお寺よりは遥かに寺葬はやり易いはずです。

それでも葬儀の利用実績は0です。

少し詳しく考えましょう。

 

その前に、最初にご紹介した「寺院葬儀社」のHPです。

きちんと会社組織で運営されています。

「合同会社 NEN」です。

代表者は発起人の副住職です。

よくある下請けの葬儀社への丸投げではありません。

偉い!!!

 

普通は、寺葬を企画されたお寺(高庵寺も含みます)の場合、葬儀式場の貸し出しだけです。

他の仕事(これが大部分です)は下請けの葬儀社への丸投げです。

自分のお寺で葬儀をしてもらえば、導師が自分になり、お布施が見込めるのを期待しているだけです。

 

知り合いの寺や高庵寺では、最初から対象は檀家様と新規入檀希望者に限っています。

この方法では施工数は見込めません。

丸投げしか方法は無いんです。

高庵寺では葬儀社からの手数料(リベートですね)は最初から排除していますが…

 

紹介手数料(ようするにピンハネです)ってどれくらいなんでしょうねえ?

プロの方のブログを見てみましょう。

全葬連の役員さんへ、この事業が公明正大にできれば互助会に勝てますよ

 

引用します。

葬儀紹介業者として代表的なというか、ネームバリュー的に紹介すると、小さなお葬式、シンプルなお葬式、イオン、後発組では鎌倉新書などがあります。

未だに雨後の筍のようにドンドン湧いてくるこれらの紹介業者ですが、ネット上で消費者から受注を得て、葬儀社に施行を振る。そして、葬儀社から40%〜50%ほどの手数料を頂戴するというのがパターンです。

 

いぜん高庵寺によく入っていた石屋さんがされてました。(倒産しちゃいました)

ネットで大規模じゃなく、細々と看板に掲示したり、チラシの一画にうたっていただけです。

事実上直葬専門の葬儀社ですので、施工費用ももの凄く安いんです。

 

社長にお聞きしたことがあるんですよ。

「○○への手数料、1件いくらくらい入るの」

「施工価格が格安ですので、○○円です」

 

驚愕の価格です。

え! 高いの?

真逆です。

 

「その手数料じゃあ、完全に赤字でしょう」

「はいそうですが、そのご縁で、仏壇を買って頂いたり、お墓を立てて頂くことを考えています」

 

バッカじゃないのε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…

葬儀に一般的な金額を支払えない人が、お墓を建てるわけないじゃない。

 

横道に逸れましたが、何を言いたいのかというと、当たり前ですが手数料の相場は、両者の力関係で決まるんです。

葬儀社から40%〜50%ほどの手数料」は、イオンのように圧倒的な力を持つ会社ならば可能かもしれません。

高庵寺みたいな貧乏寺が手数料を請求しても、せいぜい10%が良いところでしょう。

つまり、手数料は取らずに、少しでも安く葬儀社に施工してもらい、お寺の評判をあげて、お布施や新規入檀を期待する方がずっと良いんです。

 

「寺院葬儀社」の料金のHPを見てみましょう。

同様の条件で、この価格よりも安い葬儀社は足利にはいっぱいあります。

はっきり書くと、これより高いのは、互助会と「あそこは高いんだよねえ」との評判の葬儀社だけです。

葉山の相場は知りませんが、安いとは言えません。

 

実際の葬儀式場(お寺)の付帯施設を拝見しても、例えば駐車場は本堂からかなり離れており、駐車スペースも不十分ですし、足の悪い方には会葬不可能です。

付帯施設で意外と重要なトイレ大丈夫なんでしょうか?

 

高庵寺の場合で言うと、完全バリアフリーのトイレが1つ、男女共用トイレが2つ、男性用が3つあります。

法事のときに参列者が利用されますが、超快適な「完全バリアフリーのトイレ」に集中しちゃうんです。

そういう時は、私か副住職が「申し訳ないですねえ」と他のトイレにご案内します。

 

もちろん男性用を除き、全て洋式トイレですが、「完全バリアフリーのトイレ」以外は夏は暖房、冬は冷房ですからねえ。

 

残念ですが「寺院葬儀社」のメリットは「お寺の荘厳な本堂で、お坊さんによる心のこもったお葬式」以外無いように感じました。

 

それでも高庵寺住職は「寺院葬儀社」を応援します。

サイトを見る限り、完全に自分たち3名の僧侶だけで運営されているようです。

もしかしたら、若い僧侶たちの家族等が手伝いをされているかもしれません。

それでも他人を雇用する営業収入は無いはずです。

 

この後、軌道に乗るかは不明です。

はっきり言って、経営的に採算ベースに乗るのは奇跡的だと思います。

ただし、布教の一環として十分価値のあることだと思います。

頑張れ!!!

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

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