葬儀に引き出物は使いません平成30年11月23日更新

 

高庵寺住職が情報を得るためによく見るサイトがほんの少しあります。

なぜ少しなのかはこの過去ログで書きました。

体感としては、当たりは千に一つありません、万に一つレベルです。

 

見るのは葬儀やお寺関連のサイトですから、ほとんど見たことがあるはずです。

もちろん、大半は直ぐに忘れちゃいます。

その数少ないよく見るサイトで見かけた情報です。

「終活ねっと」はうまくいくのか?

 

引用します。

おそらく葬儀に参列すらしたことのない若者がネット情報を調べつつ書いているのでしょう。

 

早速調べてみました。

DMM、葬儀など“終活”情報ポータル提供する終活ねっとを買収ーー取得額は10億円程度か

 

ここに会社の現状が出てますねえ。

 

IT屋さんのサイトは、全て「ネット情報を調べつつ書いている」です。

ちゃんと書こうと思ったら、1本のブログを書くのにもの凄いリソースが必要です。

高庵寺住職が葬式やお墓等に限って書いているのは、職業柄、普通の人とは比べ物にならない知識の蓄積があるからです。

 

さっそくサイトを見てみましょう。

葬儀の心づけの表書きは志?金額相場や書き方・入れ方を解説!

 

いやあ、突っ込みどころ満載ですなあ(-_-)ウーム

最近はIT屋さんのサイトでも、最近はけっこうまともなサイトが多いんですが…

 

慶事・弔事両方で使われている(゚Д゚)ハァ?

単にあなたが常識を知らないだけでしょうが。

確かにネット販売しかやってないよく分かんない業者のサイトには見受けられます。

でも、きちんとした販売業者のサイトではそんな非常識な記述は無いですよ。

 

一例を示します。

タカシマヤのご贈答マナーです。

ちゃんと熨斗袋じゃなく金封と書いています。

香典の袋は熨斗袋じゃありません、金封です

 

香典のお返しについて、「香典返しを送るタイミングは、四十九日法の終わった忌明け後です」とあります。

全国的には通夜後も含めて即日返しの方が多いんですが…

高島屋のサイトがリンク先のような表記になっているのは税法上の理由があるからです。

 

会葬御礼について「香典の有無に関わらず会葬者すべてに渡します」とあります。

こうすることで、葬儀費用と税法上みなされます。

つまり相続税の控除として申告できるんです。

 

香典返しの記述で、「故人に関する一切の仏事は滞りなく済んだという報告とお礼で」とあります。

これは葬儀費用に含まれず、相続税の控除として使えませんということです。

全て分かったうえで書かれています。

もちろん足利市のような即日返しの地域では当てはまりません。

ただし、高島屋の商圏では当てはまる慣習なんでしょう。

 

おそらく酸いも甘いも噛み締めたそれなりの人生経験を積まれた方が監修をされているんでしょうねえ。

葬儀に参列すらしたことのない若者」にはできない記述なんです。

 

そこで過去ログで書いたんですが、もう一度、香典と会葬御礼品の意味を確認しましょう。

そもそも、返礼品であると考えるのが間違いなんです。

 

「御仏前」や「御霊前」等は香典(正しくは香奠)です。

つまりお供えです。

大昔はお金ではなくて、米や野菜等の本物のお供えでした。(変な表現ですが、こう書くしかありません)

現在では、香典は喪主への贈与です。(税法上ですが)

もともとは、故人や仏様へのお供えだったんです。

 

じゃあ、お供えってなんでしょう。

自分の財産(現在は財産ですね、お金ですから)や食べ物のお布施だったんです。

つまり布施行の一種です。

 

もちろん、故人や仏様は実際にお金を使ったり、食べたり飲んだりできません。

そのお供物は「お父さん、おなかがいっぱいで食べられないんだね、じゃあもったいないから私たちがいただきますよ」、ご遺族や身内がお下がりでありがたくいただくわけです。

お金だって同じです。

故人が貴重なお供えのお金を使えないから、ありがたくご遺族が使うわけです。

この考え方を「お下がり」と言います。

 

葬式のお供えがお金になったのには、もちろん相互扶助の精神があります。

でも昔のお米なんかのときだって同じだったんですよ。

昔のお葬式は自宅で行いました。

参列者の飲食をだしたんです。

その食べ物はもちろんお下がりです。

同時に喪家への相互扶助でもあったんです。

 

これで会葬御礼が、本来は返礼品ではないことが分かりますね。

会葬御礼の意味は、「お下がり」に対する「おすそ分け」なんです。

お供物を遺族や親族は「お下がり」で頂戴します。

それでも余ります。

捨てるにはもったいない。

そこで「おすそ分け」で、それ以外の会葬者にも差し上げるのです。

だから、もともと会葬御礼は香典の有無に関わらず差し上げたんです。

 

香典返しは文字通り、香典を頂戴したことに対するお返しです。

ですから「故人に関する一切の仏事は滞りなく済んだという報告とお礼で」ということになります。

香典の2分の1から3分の1くらい」を忌明けに送るのが慣習になっています。

調べた範囲ではそれほどこの慣習の地域は多くありません。

経済的に豊かな地域が多いように感じます。

「三越」や「高島屋」等の商圏と重なるような気がします。

 

知人に関西の大都市部の方がいるんですが、香典返し(現地では満中陰志と言っていました)に高額な商品券をバンバン送っていると教えて頂きました。

完全におすそ分けじゃありませんね。

 

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