墓地の隣接地の巨木が倒れた平成30年12月13日更新

 

平成23年3月11日の東日本大震災で高庵寺も大きなダメージを受けました。

そのときの被害情報をこのサイトで逐一報告し、4月4日に最終報告をしています。

東日本大震災における 高庵寺の被害状況のまとめ平成23年4月4日最終更新

 

もちろん震源地に近い地域とは比較にならないくらい軽微でしたが…

それでも住職の記憶にある自然災害では断トツでした。

 

本日のテーマで書きたいことはその後のことです。

 

各お墓はお墓の所有者の自費で修理して頂きました。

寺の建物や通路等は、寺(法人)の経費で修理しました。

 

ここまで法律上も全く問題がありません。

 

なんどか書きましたが、法律上の墓地の権利関係です。

高庵寺の場合です。

 

1、 墓地(お墓の土地)の所有権 → 高庵寺です

2、 墓地の使用権 → 檀家様です

3、 ご遺骨やお墓の墓石の所有権 → 檀家様です

 

幸い高庵寺では問題になりませんでしたが、微妙な問題がありました。

あるお墓の灯篭が完全に倒壊し、他のお墓に傷をつけてしまったんです。

 

法律的には灯篭が倒壊した場合は、その責任は灯篭の所有者(該当の檀家様)にありますが…

うわあ弁償かあコマッタ・゚・(´ω・`)ゞ・゚・コマッタ

 

もちろん、通常予測できないような自然災害が原因の場合は免責になります。

 

では、実際に裁判になった場合はどうなるでしょうか?

ポイントは「通常予測できない」です。

 

高庵寺墓地の場合は、普通のお墓の倒壊は皆無でした。

灯篭だけ数基倒壊しましたが、無事な物もあったんです。

 

上記過去ログでも書きましたが、足利でも山手の墓地で地盤が岩盤の墓地は全くの無傷でした。

一方、旧河川敷の地盤の墓地は壊滅に近い状況です。

裁判になった場合、判事によって判例が割れると推測します。

 

では実際に裁判が起こったか?

もちろん皆無です。

高庵寺の場合も、原因をつくった檀家様がお詫びをしてお終いです。

刑事事件ではありませんから、民事の場合、訴訟が起きなければなにもないんです。

 

曹洞宗の資料を見ていたら、以下のような相談が載ってました。

 

墓地に隣接して雑木林があり、倒木の危険性が高い木が何本もある。

あるとき倒木があり、檀家様のお墓が数基壊れた。

土地所有者に連絡を取ろうとしたが、行方不明で連絡がつかない。

このままだと墓参者に人的被害の可能性が高い。

どうしたら良いか?

 

住居ではよく聞く話です。

所有者不明の謎の土地、一体誰のモノなのか?倒れそうな木に怒り

 

似たような話題はTVで良く取り上げられていますね。

こちらはもっと深刻です。

このままいけば、自分の家が倒壊したり、自分や家族が死ぬ可能性だってあります。

 

弁護士さんの回答はいつも同じです。

所有者でない人が勝手に木を伐採するのは法律違反です。

その通りですが…

 

刑法上は器物損壊罪が成立します。

では実際に警察が捜査をし、立件するでしょうか?

 

土地の所有者が警察に被害届を出せば、警察は捜査をします。

でも土地の所有者は行方不明です。

物好きに無関係の人が警察に訴える可能性は皆無ですが…

器物損壊罪は親告罪であり(刑法264条)、損壊された物の本権者または適法な占有者が告訴権を有する(最判昭和45年12月22日刑集24巻13号1862頁)

 

上記の相談では、住職が危険を防止するために、勝手に木を伐採しても、被害届を提出する人はいません

 

もちろん費用は寺が負担します。

法律上は負担の必要のない経費を支出するので、厳密に言えば、住職が背任罪に問われる可能性はありますが…

利害関係者の誰がそんなことをしますか???

寺の役員も檀家様も、命の危険性が無くなるので大喜びです。

 

曹洞宗の資料では法律関係が詳しく書かれていました。

その内容は当たり前ですが正しいです。

しかし、全く役に立たない内容です。

 

唯一役に立ちそうな回答は「一刻も早く弁護士にご相談ください」(;´д`)トホホ

顧問弁護士であれば少ない費用で相談可能ですが…

顧問弁護士を雇えるお寺って、全国でどのくらいあるのかなあ???

 

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