お寺の収入1千万円 金持ち寺???平成31年1月20日更新

 

「時給10万円」でもお坊さんが喜べない事情 日本の寺には問題が山積みだ!

東洋経済の記事からなんですが…

 

底の浅い思い付きで書いている記事ですなあ(;´д`)トホホ

法人収入564万円は絶望的な金額です。

個人の収入ならば564万円は十分ですが…

 

少し詳しく説明します。

お寺の収入が564万円で、住職の給料がいくら払えるかがポイントです。

 

まず粗利です。

宗教法人はサービス業に近いので、売り上げ原価はいくらでもありません。

仕入れは卒塔婆が一番大きいはずです。

それと高庵寺の場合は、庭の手入れがけっこうかかります。

大きな松が2本あり、植木職人に支払う経費は売上原価に含まれるのです。

それと意外にバカにならないのが、衣やお袈裟等の経費です。

ざっくり書くと、「収入が564万円」だと、粗利は500万円くらいです。

 

この500万円から、販売費と一般管理費を引くと営業利益になります。

一般管理費のうち、最大の人件費を0円として計算してみます。

住職、無茶苦茶ですねえ、はい無茶苦茶です(◞‸◟)

 

電気代、水道代は一般家庭の何倍もかかります。

なにせ個人じゃなく、法人ですからねえ。

高庵寺レベルだと一般管理費は、300万円くらいは必要です。

 

一般管理費の中で、実は一番きついのが包括宗教法人への宗費(上納金)等です。

 

具体的に最新のデータ(平成30年)をご紹介します。

詳しい内容は、今年の修正会の前に役員会で公開しています。

 

高庵寺は、「曹洞宗」「曹洞宗栃木県宗務所」「同第7教区」の所属寺院になります。

私たちが、国税、都道府県税、市町村税がかかるのと同じに上納金がかかります。

まず宗費(国税に相当)から説明します。

今年度(昨年)の金額は61万8110円です。

ポイントは「級階」で、高庵寺は53級です。

全ての上納金がこの級で決まります。

 

次に宗務所費(県税に相当)は13万6500円です。

教区費(市税に相当)は2万円です。

この他に教区護持会費等が7千円かかります。

総額は78万1610円です。

この他にも、色々な申請のたびに1万円以上かかります。

 

今年から宗務所が大田原市になり、申請手数料、旅費等で昨年までの栃木市より負担が増えています。

問題はこれ以外に、50年に4回本山(永平寺と總持寺)への寄付金があります。

今回は745,200円でした。

 

この金額は強制寄付の金額です。

これ以外に任意(建前で実際は強制)の寄付が10万円あります。

こちらはまだ未納です。

この他にも実質強制の寄付があり、平均すると年間で軽く10万円以上の寄付があります。

ようするに、平均すると毎年100万円弱の上納金がかかっています。

 

営業外収益と営業外費用は、普通はほとんどないので、お寺の場合「経常利益=営業利益」と考えても大丈夫です。

つまり、税引前利益ですね。

この後、純利益になります。

収益事業をしていれば法人税がかかりますが、そうでなければかかる税金は法人市民税等です。

高庵寺の場合は6万円です。

 

結論として、法人収入564万円だと、人件費や修繕費等に使えるお金はたった200万円しかありません。

はっきり言って、この200万円から人件費を捻出するのは無理です(-`ω´-)

毎年留保していても、30年で、たった6,000万円にしかなりません。

なにかあったら、お手上げです。

 

昨年末に大本山總持寺から別の寄付の依頼がありました。

向唐門という門の修理が必要とのことです。

 

普通の家の門なら修理費と言ってもたかが知れてます。

こちらは見積もりが1億5千万円です。

全国の曹洞宗寺院に依頼してますから、1ヶ寺あたりはさほどじゃないんですが…

この手の寄付要請がしょっちゅうあるんです。

 

豊かな寺もあって、1000万円以上の寺は12%」、12%は信頼できる数字ですが、寺の収入年間1千万円は豊かじゃないですよ。

1千万円の収入で、住職に支払える給与はぎりぎり500万円です。

日本の全世帯の平均年収が500万円程度ですから、それで日本の平均くらいなんですよ。

 

ちなみに個人事業主の人が、株式会社等に変更した方がお得になる収入(税引前利益)は1800万円(税法で決まってきます)です。

裕福なお寺とは、収入が1800万円以上のお寺のことです。

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

日本唯一のユニバーサルデザインの寺、安心してお墓をお求めください。

 

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