高い戒名の話平成31年3月11日更新

 

先日TVを見ていたら、戒名の値段の話をしてました。

信士・信女で20万円〜50万円。

居士・大姉で50万円〜70万円。

院号で100万円以上だそうです。

 

お話をされていたのは東京の葬儀屋さんです。

23区内の葬儀屋さんですから、ご本人も言われていたように、東京相場ですねえ。

 

まず基本です。

曹洞宗の戒名、行持規範の関連ページです。

 

基本です。

院居士で説明します。

○○院△△□□居士

 

○○院を院号といいます。

△△を道号、□□を法名といいます。

最後の居士を位階と言います。

 

代表的な位階の、信士・信女と居士・大姉の意味から説明します。

 

まず信士ですが、信仰心の篤い男性であることは分かりますね。

信女は同じく信仰心の篤い女性です。

 

もとはいずれもサンスクリット(古代インドのことば)からきています。

信士は優婆塞(うばそく)です。

在家信者の男性を意味します。

信女は優婆夷(うばい)で在家信者の女性です。

 

このことばは僧侶と区別する意味でできたことばです。

僧侶を比丘(びく)、尼を比丘尼(びくに)といって、出家者のことです。

 

信士・信女とは、菩提寺を支えてくれた檀家様というような意味合いになります。

ということで、これが普通の戒名です。

松竹梅の梅ではなく、ホテルならばスタンダードルームにあたります。

 

次に居士・大姉ですが、居士とは、旦那の意味で、サンスクリットのダーナに由来します。

簡単に書くとお金持ちの檀家様ということです。

 

大姉の語源はサンスクリットではないようです。

大姉が中国起源か日本起源かは分かりませんでした。

 

これに対し、院号は全く別物です。

院号は、皇族が出家した折、寺に付属して建てた住まいを院と称した事に由来します。

元々は、皇族やそれに準ずる人々にしか付けなかった号なんです。(今は高い戒名料の証になっていますが)

 

院号をつけてもらうと、お布施が高いのは当たり前なんですよ。

故人は皇族や貴族並みの地位が高い人だったということなんですから。

現在で言えば、大企業の社長や社長夫人というところですかねえ。

 

住職、うちの菩提寺は「○○院」だよ。

これって院号と関係あるの?

 

はい、元々は関係ありました。

現在は無関係です。

 

実はお寺の名前の種類って5種類あるんです。

「○○寺」、これが圧倒的に多いですね。

 

「○○院」、これは院号に関係あります。

昔は皇族や貴族が政争に敗れて隠居するとき、仏門に入ったんです。

まさかお寺には住めませんから、寺の近くに住居を立てて住みました。

それを元々「○○院」と言ったんです。

 

これが「元々は、皇族やそれに準ずる人々にしか付けなかった号」が院号である由来です。

 

「○○庵」と「○○軒」は、その院に付帯する建物が由来でした。

京都の南禅寺を見ると、未だに残っています。

「南禅寺」を中心に、「金地院」等があり、さらに「大寧軒」等、「正因庵」等があります。

 

この他に「○○坊」という寺院もあります。

これは大寺院に付属する小さい寺院を表す言葉でした。

塔頭(たつちゅう)とも言ってますね。

 

説明: 説明: D:\Documents\ホームページ\new kouanji home\sub11\b_ani010.gif

 

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