葬式の方法 地域差が大きいです平成31年4月8日更新

 

まずはこちらの動画をご覧ください。

 

この葬儀社の方は23区内の方です。

23区外でも関東の大都市部では正しいんですが…

違う地域もけっこう多いんですよ。

 

広告のニーズが減少して、葬儀社が広告を打てるようになった」、これは全国的に正しいんですが…

そもそも葬儀社が広告を打つ必要が無い地域も、未だにけっこうあるんです。

 

高庵寺副住職が修業をした僧堂は静岡県にあります。

私は静岡って栃木よりもずっと都会だと思っていたんですが…

良い意味で田舎なんです。

 

平成20年の静岡大学のフィールドワークの研究成果があります。

リンク先から研究成果にPDFのリンクがありますので、興味がある方は是非ご覧になってください。

 

フィールドワークの場所は静岡県の川根本町です。

平成20年6月の実際の葬儀も詳細に書かれています。

このレベルの葬儀は全く記憶にありません。

 

この地域のお寺はこのお寺です。

 

 

この動画のレベルに近い葬式が未だに行われています。

 

これまた少し古いんですが、葬儀社の方のブログです。

兵庫県のお葬式2011

 

引用いたします。

今回は、兵庫県のお葬式についてです。

 

あくまで僕が見聞きした範囲ですが今回も、「如是我聞」ということでお伝えします。

 

●相互扶助の「隣保班」「株」のしきたりが残る

 

兵庫県には、他県同様地域の助け合い組織である「隣保班」がありますが、

多くの県が都市部ではその習慣がなくなっていがちなのに対して、農村地域でも、大阪寄りの都会的な地域でも、きちんとその風習が残っています。

自治会などの地域の人たちが「隣保班」として葬儀を協力して行います

 

葬儀を式場などで行う場合でも、葬儀の連絡や通夜の差し入れなど、近隣の人たちのさりげない手助けの場面が見られることが多いといいます。

 

岡山県寄りの西の地域では、それを「株」と呼んでいて、葬儀の一切を取り仕切ることになっています。

亡くなった人の家族は葬儀の準備から、食事の支度や弔問に訪れる人の対応まで全てを株の人たちに任せることができるのだそうです。

 

●供花には「樒(しきみ)」、お墓参りにも樒

 

祭壇の脇に飾る「供花」、全国的には主に菊を用いることが多いのですが、大阪府や三重県などと同様、兵庫県では「樒(しきみ)」を使うのが一般的です。

ですから祭壇は緑色が主体になります。

 

納棺の時などにも樒が使用され、神戸市の近郊では、火葬の前に樒を水に浸し、棺にそのしずくをかけるという風習も残っています。

またお墓参りでも樒は必ず供えられているものの一つで、墓地にも植えられていることも多いそうです。

 

なぜ樒が使われるのか?

それはその独特の強い香りと、実にある猛毒からです。

祭壇などでは、ご遺体の死臭を防ぎ、故人に邪気が近寄ってこないための魔除けとして添え、

お墓では動物が近寄って荒らさないよう植えられてきたんですね。

 

●「三度回し」「棺回し」して茶碗を割る

 

県内の播磨地方の一部では、出棺の際に近親者で棺を3度、ぐるぐると回すというしきたりが見られます。

これは、「三度回し」「棺回し」などと呼ばれます。

 

その意味は他地域同様諸説あり、ひとつは、棺を回すことで故人の方向感覚を無くし、家に戻ってこられないようにし「迷いなくあの世へ旅立っていってほしい」というもの。

もうひとつは、回るという儀式を行うことで仏教の修行を実践するとみなし、現世での罪をなくそうとする「減罪信仰」からだといいます。

 

棺をまわして出棺をするとき、故人の愛用の茶碗を割る風習が広く見られますが、川西市では茶碗を割るのは女性の仕事とされています。

一方で日本海側の丹波地方では茶碗を割る風習はないそうです。

 

こちらは「僕が見聞きした範囲」ですから、先の静岡大学の内容よりは信頼度は落ちます。

ただし高庵寺住職は事実と判断しました。

正直に書いているからです。

 

最初の動画でもそうですが、ご本人の体験から出ている話は信頼できます。

IT屋さんのサイトが信頼できない理由は将にここです。

WEBから適当に情報を収集し、データ元の信頼でも確認せずに適当にアップする。

 

話題の佳子様の「佳子さま 大学卒業にあたって(回答全文)」でも、高庵寺住職がたびたび書いてきたことと全く同じ趣旨の発言をされてました。

 

また、姉の件に限らず、以前から私が感じていたことですが、メディア等の情報を受け止める際に、情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切だと思っています。

今回の件を通して、情報があふれる社会においてしっかりと考えることの大切さを改めて感じています。

 

なんども書いてますが、新聞はあれでも一番まともです。

信頼できる場合が他の情報よりも圧倒的高いです。

それに次ぐのがTVです。

週刊誌は酷いですが、それでもまだましです。

圧倒的にダメなのがSNSです。

 

今回、静岡大学の研究をご紹介しましたが、圧倒的に信頼度が高いのは学術論文等です。

ただし、WEB上でも探すのが難しいんですよねえ。

 

高庵寺住職の実体験ですと、葬儀社が仕切る葬儀しか知りません。

原因ははっきりしています。

 

昭和の時代には、葬儀は足利でも隣保班が仕切っていました。

高庵寺近辺の葬儀では葬儀社は決まっていました。

既に廃業している「林造花店」が全て施工をしていました。

 

この間の事情を別の葬儀屋さんのブログで見てみましょう。

『葬儀という仕事はバカでもできる』そんな環境が及ぼす影響

 

葬儀屋が求人広告を出すなんて事も滅多になかった時代に私は初めて携わりました。

それを目にすることがなければ恐らく葬儀業界に飛び込む事もなかったかもしれません。

給料やその他の副収入を聞いて、当時、20代だった私からすれば一般の会社で部長なんて呼ばれるおっさんの収入と変わらない環境におったまげ〜でした。

 

葬儀屋に求められていたスキルはまず仕事を取ってこれるかどうかでした。

病院への出入りの権利は得ることができても、それだけで仕事に繋がるとは限らないのです。

自宅に戻れば葬儀組や自治会が登場してくる時代ですから、そこまでに話をつけなければ地元の葬儀屋で決まってしまうのです。

 

また、菩提寺もかなりの存在感がありましたので、うまく対応できるかによって次に繋がるかどうかの分かれ目でもありました。

葬儀慣れした自治会や葬儀組と檀家総代を始めとした講元の皆さんも葬儀屋からすれば強敵なのです。

唯一、素人の立場は喪家の若い喪主だけです。

 

もう一つ。

ホントに・・・最近の大阪は葬儀屋さんだらけなんですケド 何かメリットはあるかな?

 

まず、現在のホール葬主体の形態にたどり着いたのは、葬儀を行う場所と意識の変化があります。

自宅や集会所などを利用して葬儀を行っていた昭和の時代、主に使用することを優先されていたのは地元葬儀社でした。

 

いくら自治会が管理する集会所といっても、葬儀だけのために存在するわけではなく、地元の高齢者の方へのボランティアの場であったり、自治会の寄り合いの場でもあり、また、町内での祭り事の際には基地になるわけです。

 

すると当然のごとく光熱費などの管理費がかかります。

これを賄ってきたのは町会費であったり、使用料となるわけですが、ここに地元の葬儀社はがっつりと入り込み、常日頃の接待や、葬儀の際にポンと寄付を行ったりしてきたのです。

 

いざ町村内で葬儀が発生した場合、遺族は自治会長へ連絡をし、集会所の使用許可もお願いするわけです。

その際「葬儀屋さんはどこで?」となった時に、地元以外の葬儀社や互助会となると極端な場合には使えない。というケースも発生していました。

「ここで葬儀をするには○○葬祭さんでないとできませんよ」がルールになっていた時代です。

 

昭和の足利市は「葬儀社が広告を打つ必要が無い地域」だったんです。

ところが東京は既に違ってました。

 

過去ログから引用します。

 

今から25年前に、東京でのご葬儀を行いました。(そのときは、まだ住職になっておりませんでしたが)

 

通夜を自宅で行ったのですが、お隣にお住まいの方が、全くご葬儀があることを知らないのに、驚きました。

葬儀社が完全に取り仕切り、ご近所の方も、特別な付き合いが無ければ、ご焼香にもお見えになりません。

ああ! これが東京なんだ。 そう強く感じました。

 

その当時は、足利では、ご葬儀は隣組が取り仕切るものだったのです。

葬祭ホールもほとんど無かったような記憶があります。(現在は乱立状態ですが)

通夜は、ほぼ自宅。 葬儀も自宅が普通でした。

 

いずれ、足利もこうなるな。 そう思いました。

当地足利でも、葬儀は100%、ホールか斎場です。

自宅の通夜も、いつが最後だったか、思い出せません。

 

引用の引用です。

今から25年前」は昭和60年代です。

既に東京は最初の動画にあるように、葬儀社が広告を打ちたい時代でした。

足利は「葬儀は必ず○○造花店」の「葬儀社が広告を打つ必要が無い地域」だったんです。

 

足利市の葬儀事情が東京と同じになった時期ははっきりしています。

それは平成9年1月です。

 

住職、言い切ったね。

論拠は???

はい、この日まで足利市には葬祭ホールはありませんでした。

この日「さがみ典礼 足利」がオープンしたんです。

将に足利の葬儀業界の黒船来襲です。

 

現在、このホールはありません。

「さがみ典礼」さんは、このホールが施設設備の面で後発ホールに競争力が無くなったため、このホールを廃止し、市内に最新鋭の葬祭ホールを3ヶ所建設されました。

本当に過当競争の時代になりましたねえ。

 

最初の動画の葬儀社、WEB上で拝見している範囲で、圧倒的に信頼できる方なんです。

それでも都内では正しくとも、足利では10年くらい遅れて同じような状況になっています。

静岡県も現在は不明ですが、10年前は全く事情が一致しません。

 

葬儀のように超ローカルなことを書くのって本当に難しいですね。

以前は高庵寺住職もなにげなくブログを書いていました。

最近は「足利近辺では」と注釈付きで書くことが増えましたねえ。

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

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