住職の葬儀 妻の親族の立場平成31年4月14日更新

 

高庵寺住職の趣味の一つはWEBでお寺関係の相談サイトを見ることです。

非常に興味深いQ&Aがあったのでご紹介します。

サイトの規約を拝見しましたら、著作権は行使しないという規約ですので引用を致します。

 

引用元です。

お寺に嫁いだ嫁の家族。立場は1番下。

質問から要約して引用します。

問題のポイントをはっきりさせるためです。

 

先日、住職である義父が亡くなりました。

通夜には当然私の家族も参列したのですが、翌日に坊守である義母から呼び出されました。

内容は

・私の家族が座った位置

・役員さんが帰る際、通りすがった母もお見送りをした事

を指摘されました。

 

お寺では1番は住職、その次に家族、親族、役員さん方が来て嫁の家族は1番下だとはっきり言われました。

なので座る位置も1番後ろ、表立ってお見送りするのはもってのほかとの事。

そしてそれは常識だと言われました。

 

そして見送りをしていた母に義母は「しゃしゃり出て」と言い放ちました。

席順も私の家族は誰かに席を譲られたそうで流れで座ったので悪意も全く無かったと話しても義母は聞く耳持たずです・・・

住職様方にお聞きしたいのはこの扱いはどのお寺でも当然なのか否かです。

2日間夜遅くまで手伝いに来てくれた母が不憫になり質問をさせていただきました。

 

なかなかの質問ですねえ。

一般の方がご覧になったら(_;)

 

最初に解説するのは「坊守」です。

足利市の人は知らない言葉です。

高庵寺住職もブログをはじめてから知りました。

僧侶も知らない方が大半でしょう。

 

精選版 日本国語大辞典

@ 寺院の坊を守る人。寺院の番人。

A 小さい寺の身分の低い僧。

B 真宗の僧の妻をいう。

 

足利市には浄土真宗の寺院の割合は約1%です。

曹洞宗では寺族と言います。

これが一般的ですが、寺院関係者以外は使わない用語です。

ちなみに浄土真宗の規則でも「坊守」の説明に「坊守とは、前条の規定による寺族であって」とあります。

 

普通はなんと言うか?

お寺の奥さん(住職の妻)なんて呼びますか

高庵寺では「奥さん」です。

 

檀家さんや地域の方にお聞きしても「奥さん」と「大奥さん」、または「奥さん」と「若奥さん」です(^^)

相談事例だと「若奥さん」の方かな。

 

面白いのはお坊さんの回答です。

サイト運営者が事前に注意を書いています。

 

回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります。

答えは一つとは限りません。

多くの回答(法施)からあなたの人生を探してみてください。

 

うーん、ちゃんとしてますなあ(´・,_,`)フムフム

 

ほぼ全員の回答者に共通する事項です。

 

>この扱いはどのお寺でも当然なのか否か

については正直分かりません。宗派・地域・世代・個人で考え方も風習も様々でしょう。

 

ズバッと書きます。

同じ宗派でも地域が違えば全然違います。

同じ地域でも宗派が違えば全然違います。

同じ宗派・同じ地域でも全然違います。

ようするに、お寺ごとに全然違います

 

一般の方のご家庭と全く同じです。

一般の方の場合は、宗教や宗派の違いよりも地域の差の方が大きいと思いますが…

それよりも各家庭で全然違います。

 

一般の方の場合は家風でしょうが、お寺ですから山風でしょうかねえ。

 

一般の葬儀の場合の序列は焼香順で代表されます。

席次等全て焼香順にならいます。

 

1位 喪主

2位 遺族

3位 親族

4位 一般(上記以外ですね)

 

嫁の家族は1番下」、親族では血族が上位になりますので、一般的です。

役員さん方が来て嫁の家族は1番下」は微妙です。

 

整理して考えるために、葬儀の基本を押さえておきましょう。

一般の方には分かりにくいと思いますが、お寺の住職の葬儀は法人葬が普通です。

 

厳密には個人葬と法人葬以外に「団体葬」と「合同葬」がありますが、後ろの2つは非常に少ないので説明は省略します。

 

個人葬というのはみなさんのご家庭の葬儀です。

夫が亡くなった場合、喪主を妻または子が主宰します。

最近多いのが、故人が高齢の場合、喪主を妻、施主を子が務める形が非常に多くなっています。

 

「主宰者」というのが税法上非常に大切になります。

というのは香典の受領者になるからです。

全額非課税です。

 

なぜ非課税かというと、お葬式はお金がかかるんで、会葬者が金品の援助をしたのが香典だからです。

助け合いの精神ですね。

ということで主宰者への贈与いう扱いになります。

 

はっきり書きますが、葬儀で一番問題になるのがお金です。

 

高庵寺の葬儀については過去ログでなんどか書きました。

ひとつだけリンクを貼ります。

お寺の葬式って 大変なんです

 

高庵寺の場合は、役員は「親族」と「一般」の間です。

つまり「役員さん方が来て嫁の家族は1番下」ではありません。

高庵寺住職が参加(仕事としての場合と焼香しての場合があります)した全ての葬儀で、役員は「親族」と「一般」の間でした。

 

ここで浄土真宗の僧侶の方の回答をご紹介します。

 

葬儀の場ですよね?

だったら、席次や立ち振舞をよく弁えるべきだったのでは?

義母さんはお寺の坊守様という事になると思いますが、ということは、義母さんには義母さんの特別な責任があり、義母さんの補佐をしても義母さんを飛び越えたような立ち振舞はタブー中のタブーです。

 

”寺では常識かもしれませんが一般常識では無いと思います”そんなことはありません。これこそ一般常識です。

あなたのご友人の結婚式や披露宴は、席次はテキトーでしたか?

スピーチや挨拶の役割分担はテキトーでしたか?

 

【仏法をあるじとし、世間を客人とせよ】

浄土真宗中興の祖・蓮如上人はこのように教えてくださいました。

仏教は万人に対して平等に開かれていますが、だからといって世間のルールに従わなくてもよいという意味ではありません。

 

”副住職である主人は知らなかったそうです”そんなことでは困ります。

しっかりと勉強してください。

 

うーん、浄土真宗のお寺の葬儀に会葬したことがありませんので、どうなんでしょう?

回答は各僧侶の個人的な意見であり仏教教義や宗派見解と異なることがあります」なんで、分かりませんが…

 

見送りをしていた母」、これは故人の姻族ですから一般の葬儀でも出すぎでしょう。

ただし「義母は「しゃしゃり出て」と言い放ちました(lll ̄□ ̄)

 

一番妥当だと思った回答です。

 

あくまで個人的な意見ですが、悪意ではない不注意のようなものであれば、私なら後で個人的に呼んで「これはこうしないといけない、こうしてほしい。」というような伝え方をするでしょう。

挑発的な単語を使う必要は全く無いどころか、かえって今度はこちらの品格を下げてしまいます。

お寺といえども一人の大人、社会人同士の付き合い方や処し方というものがあると思います。

 

私個人の正直な感想です。

これじゃあお寺にお嫁に来てくれる人がいなくなっちゃうよお(=_=;)

 

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