生き方としての仕事って その人限りです2019.5.28

 

本当はこのテーマで住職の仕事について書きたいんですが…

分かり易いブログが無いので、例によって「生き方としての葬儀屋さん」を例にとって書きます。

 

家族葬の差額が147万円

 

話しを聞くと、都内出身で父親の状態を思わしくないらしくつい最近、都内の葬儀社に行って話しを聞いてきたようです。

20名〜30名弱の家族葬で、なんや、かんやと200万円掛かる計算だと言ってました。

 

この手の話を読んだり聞いたりするときには、注意が必要です。

200万円という金額が葬儀社への支払額だけか、菩提寺のある方は僧侶へのお布施を含んでいるかです。

20名〜30名弱の家族葬」が葬儀社への支払いだけだとしたら、いくら東京でも高すぎです。

僧侶へのお布施も含んでいるのなら、相場かなと思います。

 

高庵寺の場合は、「信士・信女」の戒名で2日間の読経他全て込みでお布施は40万円です。

「居士・大姉」の場合は60万円です。

お寺の経営が成り立つギリギリの金額です。

 

詳しくは過去ログでなんども書きました。

お寺の経営が維持できるギリギリの収入が年間1千万円です。

誤解しないでくださいね、住職個人の収入ではありませんよ。

法人の収入です。

 

はっきり書くと、サラリーマンには理解できないでしょうねえ。

零細企業でも企業を経営されている方なら分かるはずです。

お寺の収入1千万円 金持ち寺???

このブログで内情を少し書きました。

 

普通のお寺は収入はお布施以外はありません。

高庵寺でも護持会費は頂戴していますが、檀家様1軒、年間5千円です。

これが固定収入です。

税法上はお布施となります。

 

檀家が2000軒ならば、年間1千万になりますから、これで最低限のことは賄えます。

これが200軒だったら、葬式と法事で残り900万円をなんとかしなければなりません。

高庵寺のデータを分析すると、檀家数当たりの年間葬儀数は5%です。

法事の収入は葬儀の収入の20%くらいです。

 

檀家200軒の寺で収入の試算をします。

護持会費収入   100万円

葬式収入       500万円(信士信女と居士大姉で半々で計算しています)

法事収入       100万円

 

700万円にしかなりません。

300万円が不足します。

どうしましょう???

簡単です。

副業で補填するしかありません。

高庵寺住職はお寺からの給料を、今まで1円も頂いたことがありません。

それでも、自分の収入からお寺に寄付をしなくて済んだだけ、恵まれています

 

最初の「20名〜30名弱の家族葬で、なんや、かんやと200万円」に戻ります。

葬儀社の支払額が150万円ならば、葬儀社の経営を考えれば相場です。

足利市ならばずっと安いですが、なにせ土地の評価額が全然違いますからねえ。

「生き方としての葬儀屋さん」の見積もりです。

 

親族葬パック(読経・大姉戒名付き)319.000円+税

清めの食事が30名で2.200×30=66.000円+税

返礼品10個で3.000×0.75×10=22.500円+税

待合室と清掃員で7.380円税込

斎場売店飲み物30名で、せいぜい6.000円税込

総支払額は、最大でも531.240円税込です。

 

すると「えっエーッ」と驚きの声・・・

 

( ̄∇ ̄;)ハッハッハ、もっと驚くの葬儀屋さんとお坊さんですよ。

 

葬儀関連相談所!?

 

東京の相場価格の4分の1に近い金額には、このような事情が含まれています。

 

我々は10年間で3日間の休日でしたし、3時間の癌手術をした翌日、まだ喉に管が通してある状態でも、遺影の作成や文章などの仕事をするしかありませんでした。

 

これは僕だけでなく、千明が体調が悪い時も同じです。

自分達の時間も命も削って初めて成立させているわけです。

 

完全なボランティアですね。

「生き方としての葬儀屋さん」であって、「仕事としての葬儀屋」でない所以です。

本当に尊敬すべき立派な方だと思いますが…

 

盆法要案内の添付書、最下段の理由

 

まぁ、今は食えてるから言える言葉かもしれませんが、僕が牽引している間は、この考え方は変わらないでしょう。

きっと食えなくなったら廃業を選択するでしょうね。

あとは会員さん達との話し合いになるでしょう。

 

ただ千明にバトンタッチした後は、僕の感知する所ではないですから、自分の生活を守る事を優先して欲しいと思う。

 

会社として経営が成り立っていませんから、この代表の方ができなくなったら、この葬儀屋さんは終了です。

「生き方としての葬儀屋さん」は、その人限りなんですよ。

お寺だって、なんの仕事だって同じです。

 

説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: image012

 

検索でこられた方は、こちらをクリックしてください。トップページに戻ります。

 

平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

日本唯一のユニバーサルデザインの寺、安心してお墓をお求めください。

 

お葬式・ご法事・改葬(お墓のお引越し)・お墓の建立

お困りの方、なんでもご相談に応じます
メールでのお問い合わせはこちらから