墓参団子は陰膳です2019.9.3

 

高庵寺の法事用の準備物のプリントです。

 

なぜこのようなお供物が必要なのでしょうか?

 

曹洞宗の法事でお経をあげます。

最後に回向というのをします。

 

 

これは先祖供養(法事の一種です)回向です。

般若心経を読経し終わった後、回向をお唱えします。

字幕ででていますね。

 

上来、摩訶般若波羅蜜多心経を諷誦す

集むる所の功徳は

当家門先亡累代精霊に回向

報地を荘厳せんことを

 

十方三世一切仏

諸尊菩薩摩訶薩

摩訶般若波羅蜜

 

回向」とありますね、つまり全体で回向です。

 

後段の「十方三世」は略三宝と言い、「仏法僧」に帰依すという意味です。

詳しい説明はこちらのリンクをご覧ください。

 

上記のサイトは高庵寺住職も参考にしているサイトなんですが…

正直、こんな重箱の隅を突くような論説、曹洞宗のお坊さん以外???

 

先に進めます。

なぜこのようなお供物を用意するのかというと、曹洞宗の法事用の回向にこうあるからです。

 

ということで、この回向に従って、お供物を用意することになります。

 

「香華灯燭(こうげとうしょく)」とあります。

これが最重要です。

「香」はお線香や抹香です。

「灯燭」はローソクです。

「華」が花です。

ということで、プリントの花1対が最重要です。

 

その下は2行に分かれていますが、被っている内容があります。

つまり「蜜湯」か「湯菓茶珍膳」のどちらか1つで良いですよ、ということです。

今回は「湯菓茶珍膳」で説明します。

 

まず「茶」は説明無用ですね。

「菓」はお菓子です。

つまり「お茶とお菓子」です。

黄金の組み合わせですね。

 

「湯」は正確には「蜜湯」つまり砂糖湯です。

住職、砂糖湯???

はい昔は日本には砂糖がありませんでした。

砂糖は高級輸入品だったんです。

ですから、最高級の飲み物を差し上げるという意味です。

普通は「水」で代用します。

 

で、残りは「珍膳」ですね。

これはお膳です。

つまり「陰膳」のことです。

詳しくはリンク先を見て頂きたいのですが、ようするに久しぶりに会う故人と飲食を共にするという慣習です。

 

ということで、本来は法事のときお膳をお供えしていました。

過去形です。

注意書きでも、「近年、ご用意されない場合がほとんどです」と書いてあります。

 

法事でお寺に陰膳?

 

こちらの過去ログで詳しく説明したんですが…

昔は、法事は自宅でしました。

 

 

こんな感じです。

その後、そのまま自宅でお斎です。

 

 

この動画でが、おそらく自宅で法事、墓参をしてその後自宅でお斎ですね。

当然、陰膳は祭壇にお供えしてあったんですね。

高庵寺では全てお寺での法事ですから、祭壇に陰膳は無用です。

 

でも用意したいですね。

ということで墓参団子です。

 

 

これを法要のときにお供えします。

法要終了後、墓参の際に、墓前にお供えし、直ぐに下げて、墓参が終わった方に食べて頂きます。

他のお供物と異なり、お下がりで参列者全員が食べるためのお供物です。

つまり陰膳なんですね。

 

この墓参○○の習慣は全国的にあります。

墓参大福や墓参パン等は知っています。

他にも食べ物だったら、なんでもいいんです。

墓参○○の動画です。

 

 

うーん、素晴らしい動画です。

きっと大好きだったおじいちゃんかおばあちゃんの墓参りでしょうねえ。

久しぶりに会って、一緒にお食事です。

陰膳の神髄です。

 

最後に団子の意味です。

足利市ではなぜ「団子」なのか?

 

高庵寺住職がこどもの頃、ご飯は麦飯でした。

今は麦飯というとちょっと高級ですが、あれを思い浮かべられると困ります。

麦飯はお米の水増しで、今の麦と違い美味しくなかったんです。

たまに白米のご飯だと…

「今日はごちそうだ!」

 

ときどき法話で「昔はお米を自由に買えなかったんですよ」とお話をします。

意味が分かるのは70歳以上の方ですねえ。

WIKIの「米穀配給通帳」にリンクを貼っておきます。

 

白米がごちそうですから、団子は超ごちそうだったんです。

墓参団子は、故人に最高のごちそうをお供えする意味だったんですよ。

 

説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: image012

 

検索でこられた方は、こちらをクリックしてください。トップページに戻ります。

 

平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

日本唯一のユニバーサルデザインの寺、安心してお墓をお求めください。

 

お葬式・ご法事・改葬(お墓のお引越し)・お墓の建立

お困りの方、なんでもご相談に応じます
メールでのお問い合わせはこちらから