彼岸花は実生でも増えます2019.10.5

 

お彼岸の中日です 曼殊沙華は蕾がでました 追記あり

 

この過去ログで、今年は曼殊沙華の見頃が遅いと書きました。

隣接市のヒガンバナのニュースが出ていました。

 

東京新聞2019.10.2

太田市脇屋町の正法寺のヒガンバナが見頃を迎えている。同寺では八年ほど前からヒガンバナを植え始めた。今では約一万株まで増え、本堂西側の境内を埋めつくすほどになった。

今年は例年より一週間ほど遅く咲き始めたという。西日に照らされたヒガンバナは境内を朱色に染め、来訪者は鮮やかな花の姿をカメラに収めていた。

 

日高市の巾着田曼珠沙華公園の定点観測の開花時期のまとめです。。

 

例年より一週間ほど遅く」は同じ関東ですからほぼ一緒ですね。

 

ちなみに、曼殊沙華とヒガンバナで、本名はヒガンバナの方です。

分類上は「ヒガンバナ科」の「ヒガンバナ属」のヒガンバナになります。

 

ヒガンバナに赤と白があるのはご存知だと思います。

赤がヒガンバナで、白はシロバナマンジュシャゲと言います。

高庵寺では赤に少し遅れて白が咲きます。

 

今年の巾着田曼珠沙華公園の10月1日の動画が公開されてました。

貼り付けておきます。

 

 

少しだけ白が混じっていますね。

よく見ると、白の方が少しだけ遅いのが分かります。

 

曼殊沙華の花を見ると、「ひろさちや」さんの「仏教とっておきの話366 夏の巻」を思い出します。

 

「9月23日 曼珠沙華の花蜜」とあります。

曼殊沙華は秋のイメージなんですが、夏の巻なのが面白いですね。

今年は10月に入っても、外気温が30℃を越えてましたから、体感的には夏でしたが…

例年はお彼岸の中日を過ぎると秋らしさを感じていました。

少しだけ引用します。

 

秋の彼岸(9月23日ごろ)のころに咲くので、曼殊沙華のことを彼岸花という。

この彼岸花は、花を咲かせて蜜をつくるが、昆虫に受粉作用を助けてもらう必要がないのである。

 

では、彼岸花は、なんのために蜜を用意して蝶を誘うのか…?

ダーウィン流の進化論者であれば、彼岸花も過去には実生によって繁殖していたので、その過去の名残として花蜜をつくっているのだーといったような解釈をするだろうと、と、今西錦司は言っている(自然学の提唱)

 

そして結論付けます。

 

このような自然観こそ、まさに仏教が言う―縁起の思想―である。

縁起とは、「持ちつ、持たれつの関係」である。

仏教はそう教えている。

 

「ひろさちや」さんは、曼殊沙華について同様の話を他にも書いています。

曼殊沙華の花蜜は、昆虫たちへの布施であると書いていました。

 

実は曼殊沙華は、ごく僅かですが実生で増えるのです。

こういうことをきちんと調べた方もいるんですね。

 

実生ヒガンバナ2例における成長と初花の形態学的観察

 

曼殊沙華の自然に生育している場所を観察すると見えてきます。

昔は田の畔には必ず群生していたんですが、今は見かけなくなりました。

川の土手に群生しています。

 

曼殊沙華の観察記録の動画です。

 

 

これを見ると、花の終わりかけの頃に葉が芽吹き、冬の間、陽の光を十分に浴び、光合成で球根に栄養を蓄え、他の草木が繁茂し始める5月上旬に葉を枯らします。

つまり冬の期間に十分な光合成が行える場所が適地なんです。

 

土手などは手入れをしないと、草丈の高い植物が繁茂し、曼殊沙華は十分な光合成を行えません。

近隣の土手は、年に数回草刈りをします。

そのため、曼殊沙華は冬の期間に十分な日光を浴びることができます。

 

曼殊沙華の咲いている自然林を観察すると、もう1点気がつきます。

夏の間、木の葉が茂るため、十分な光合成ができません。

そのため草丈の高い草は生えません。

曼殊沙華の群落があります。

 

よく見ると、咲いている場所と全く咲いてない場所が、パッチ状になっています。

咲いているのは落葉樹の下です。

無いのは常緑樹の下です。

 

冬の日差しは弱いので、常緑樹の下では十分な光合成が行えないんですね。

 

いずれの場合も、曼殊沙華は人の助けが無いと、群落が作れない植物です。

曼殊沙華の見事な群生地、よく手入れされています。

 

足利から一番近い群生地が「早川渕 彼岸花の里」でした。

 

 

住職、過去形?

はい、以下のニュースが出ていました。

 

 

足利市の「千歳桜祭り」と同じ事情です。

 

足利市の千歳桜祭り 高庵寺は今後 雪洞を寄贈できなくなりました

 

 

地元の新聞に同様のニュースが出ていました。

引用します。

 

【足利】家富町の鑁阿(ばんな)寺北側の通りを歩行者天国にして毎月開かれてきたフリーマーケット「じけんち市」が、12月9日の第250回を最後に、約25年間の歴史に幕を下ろす。

運営スタッフの高齢化などが原因で、出店者からは「店を出すことが生きがいになっている人もいる」と、惜しむ声が上がっている。

 

ただ、多いときで40人いた運営スタッフは15人ほどに減少し、平均年齢も約70歳と高齢化が進んでいた。

 

過疎化と地域住民の高齢化が原因です。

対策は全くありません。

 

市内の田んぼの畔には曼殊沙華はほとんど見かけなくなりました。

ボランティアの手で維持されている群生地、見られなくなる日も近いようです。

 

おまけ

 

本日、10月5日午前6時半の高庵寺の曼殊沙華です。

 

 

 

うーん、例年より10日遅れですなあ。

 

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