高庵寺は水害には強いです2019.10.17

 

過去ログで昭和22年のカスリーン台風と高庵寺のことを書きました。

昭和22年には住職は生まれていません。

檀家様でも90歳くらいから上の方は鮮明な記憶があります。

 

高庵寺の檀家様で、熱心にお墓参りにいらっしゃる妙齢のご婦人がございます。

住職も大好きな方で、境内でお会いすると、つい長話をしてしまいます。

この方と、このお話をすると、どうやって終わりにするか苦労することになります。

 

この方が、文字通り妙齢の頃の大災害です。

カスリーン台風の大災害です。

もちろん、住職の生まれる前の出来事です。

 

住職も、亡き父やその他の方々からお話を伺いました。

高庵寺は、巨大な古墳の上に建立されているため、周囲より1m強高台になっております。

 

当時、境内の西端に竹藪がありました。(住職の子供の頃まであり、記憶にございます。)

その日、渡良瀬川は何ヶ所か決壊したのですが、高庵寺の少し上流の地点でも決壊いたしました。

高庵寺の付近は、あっというまに激流に飲まれたそうです。

そして、翌朝、竹藪に何十体というご遺体が引っかかっていたそうです。

 

そのご婦人は、63年前の事なのに、話し出すと、頭の中がいきなりワープしてしまいます。

住職は貴重なお話を伺え、勉強になりますが、お年ゆえ、お体にご負担がかからないか、心配してしまいます。

その時の恐怖、悲惨な体験は、昨日のことのように残っていらっしゃるのです。

 

住職も亡き父から話をなんどか聞きました。

父は小学校の教師をしていて、当時、県北の小学校に勤務していました。

 

たまたま帰省したら、本堂の前庭に水死体がいっぱい並べてあって、悪臭に参ったとの話です。

高庵寺の竹藪に引っかかっていたご遺体です。

 

水害に強いかどうかは、周辺のGLとの関係で決まります。

実に単純な理屈で、水は低いところに流れるんです。

 

高庵寺の大工事の前の夕立の直後の状況です。

 

 

排水の暗渠もありませんでしたし、周囲が塀で囲われていて、水の逃げ場もありませんでした。

現在は問題ありません。

 

 

塀は取り払いました。

暗渠もできています。

 

 

最悪吸い込みが間に合わない時は、手前の入り口から雨水は道路に逃げます。

こうなっています。

 

 

暗渠のある墓地の西側に向かって、緩やかな勾配になっています。

 

建物の画像です。

 

 

建物のところのGLは115cmです。

一番低い上の画像のGLは95cmです。

高低差20cmの緩やかな勾配です。

 

カスリーン台風のときの細かい状況は知りませんが、建物に被害は無かったと聞いております。

現在の建物のSLはさらに高く160cmです。

 

しかも高庵寺のある場所は、今回の台風でも無図の被害はありませんでした。

近所で少し低い場所は床下浸水寸前でした。

GLが違うんです。

高庵寺の建物は2m弱の洪水に耐えます

 

ただし、裏山ならぬ裏古墳ですので、地震には強くありません。

東日本大震災の状況です。

 

 

お墓は一目では分からないレベルですが…

 

 

頭の重い灯篭だけ被害にあいました。

 

地震対策は弱小宗教法人では無理なんです。

洪水対策はある程度可能です。

 

前回のブログで書いたんですが、足利市内でも高庵寺から数分の尾名川という、本当に普段は小川程度の川が氾濫しました。

不幸な被害がでました。

 

ドラレコに残る“道路冠水” 自宅から4分の出来事とは 栃木

 

 

引用します。

 

午後8時半ごろ、消防が避難を呼びかける声が聞こえたため、自宅にいた家族6人が2台の車に分乗して避難所に向かったということです。

山本さんは、長女が運転する車に乗っていましたが、車は途中で流され、あっという間に胸の辺りまで浸水したといいます。

屋根をつかんで救助を待ちましたが、山本さんは低体温症になり亡くなりました。

 

その尾名川です。

 

 

こんな川で悲惨な被害が出ました。

尾名川の地形図です。

 

 

三方を山に囲まれているとはいえ、非常の狭小な地域です。

それも悲惨な災害にあいました。

 

実は一昨日、所用で旧袋川の地域を歩いていて友人に会いました。

驚くべきことに台風のとき旧袋川が氾濫し、駐車場の車がタイヤの半分ほど水につかったそうです。

駐車場のGLは道路より20cm高くなっています。

車を動かそうとしたら、道路は川の急流のようだったということです。

 

その旧袋川の氾濫場所です。

 

 

ほとんど溝レベルですね。

地図です。

 

 

流域も極小です。

こんな川でも被害がおきます。

 

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