新型コロナの時期のお葬式について2020.4.26

 

岡江久美子さんが新型コロナでご逝去されました。

ニュースから引用です。

 

新型コロナウイルス感染による肺炎ため23日に63歳で死去した女優でタレントの岡江久美子さんの遺骨が24日夕、東京都内の自宅に届けられた。受け取った夫で俳優の大和田獏(69)は「こんな形の帰宅は本当に残念で悔しくて悲しい」と報道陣に語った。

 

大和田は、亡くなった後にガラス越しの対面を果たしていたが、コロナの感染拡大予防のため、家族は火葬には立ち会えなかった。

 

24日午後5時15分過ぎ、岡江さんの遺骨の入った骨つぼを抱えた葬儀会社のスタッフが自宅を訪れ、門の前に袋を置き、その上に花を手向けた。業者が入った後、岡江さんの自宅に向かって手を合わせる近所の女性の姿もあった。

 

亡くなった後にガラス越しの対面」、志村けんさんの場合よりは、いくらか配慮されたようです。

過去ログでもなんども書いたんですが、ご遺体は適切な処理がされれば、感染の危険性は全くありません。

 

問2 新型コロナウイルスにより亡くなった方の遺体の搬送作業や火葬作業に従事する者が留意すべき事項はありますか。

遺体の搬送や火葬場における火葬に際しては、遺体からの感染を防ぐため、遺体について全体を覆う非透過性納体袋に収容・密封することが望ましいです。

遺体を非透過性納体袋に収容・密封後に、納体袋の表面を消毒してください。

遺族等の意向にも配意しつつ、極力そのままの状態で火葬するよう努めてください。

また、遺体の搬送に際し、遺体が非透過性納体袋に収容、密封されている限りにおいては、特別の感染防止策は不要であり、遺体の搬送を遺族等が行うことも差し支えありません。

他方、継続的に遺体の搬送作業及び火葬作業に従事する者にあっては、必ず手袋を着用し、血液・体液・分泌物(汗を除く。)・排泄物などが顔に飛散するおそれのある場合には、不織布製マスク、眼の防護(フェイスシールド又はゴーグル)を使用してください。衣服への汚染を避けるため、ディスポーザブルの長袖ガウンの着用が望ましいです。

また、これらの器具が汚染された場合には、単回使用のものは適切に廃棄し、再利用するものは適切な消毒を行ってください。

火葬に先立ち、遺族等が遺体に直接触れることを希望する場合には、遺族等に手袋等の着用をお願いしてください。

万が一、遺体の体液等で汚染された場合など、消毒を行う必要が生じた場合には、消毒に用いる薬品は、0.05〜0.5%(500〜5,000 ppm)次亜塩素酸ナトリウムで清拭、または30分間浸漬、アルコール(消毒用エタノール,70v/v%イソプロパノール)で清拭、または30分間浸漬とし、消毒法は、消毒薬を十分に浸した布又はペーパータオル等で当該箇所を満遍なく拭く方法が望まれます。

消毒剤の噴霧は不完全な消毒やウイルスの舞い上がりを招く可能性があり、推奨しません。

また、可燃性のある消毒薬を使用する場合については火気のある場所で行わないようにしてください。

手指衛生は、感染防止策の基本であり、遺体に接触、あるいは消毒措置を講じた際等には、手袋を外した後に流水・石鹸による手洗い又は速乾性擦式消毒用アルコール製剤による手指衛生を実施してください。

 

まして、ご遺骨には完全にウィルスは残存しません。

つまり「岡江さんの遺骨の入った骨つぼを抱えた葬儀会社のスタッフが自宅を訪れ、門の前に袋を置き、その上に花を手向けた」のは、ご遺族からの感染の危険性を避けるためです。

大和田さんご一家は濃厚接触者には該当しないということですから、この手段はおそらく大和田獏さんのご希望でしょう。

 

続けて、「久美子は、いま、帰ってまいりました。

こんな形の帰宅は、本当に残念で、悔しくて、悲しいです」と、無念の胸中を吐露。一瞬下を向き、涙をこらえた。

「どうか皆さんも、くれぐれもお気をつけください。それが残された家族の願いです。ご苦労さまでした」と報道陣をねぎらい気遣った。

 

医療関係者ももちろんですが、葬儀社のスタッフ、火葬場のスタッフは、社会的なインフラです。

これが崩れると葬儀崩壊が起こります。

 

 

日本だってこういう事態にならない保証はありません。

「葬儀社のスタッフ、火葬場のスタッフは、社会的なインフラ」ですが、それでは僧侶はどうでしょうか?

 

実例です。

あるお寺です(うちではありません)。

檀家様が亡くなられて、火葬だけしますという連絡がありました。

「この状況が落ち着いたら、葬儀をして頂いて、埋葬する予定です。」

 

「この状況が落ち着いたら」、うーんいつでしょうねえ???

今年中は難しいと思います。

早くて1周忌(1年後)、たぶん3回忌(2年後)くらいと予想しています。

 

葬儀社は社会的インフラですが、僧侶は違います。

じゃあ僧侶は必要無いか?

必要無い方もいます。

 

高庵寺住職が葬儀を行った範囲では、みなさん葬儀を行った私に感謝していました。

つまり、その範囲では必要なんです。

 

もう少し分かり易くケーススタディをしましょう。

病院やスーパーなんかは社会的インフラです。

自粛要請はされません。

 

プロ野球やコンサートは自粛要請されてますね。

社会的インフラではありません。

海外では教会等での集団礼拝が禁止されているところも多いです。

 

つまり僧侶は社会的なインフラではなく、アーティストやスポーツ選手レベルの必要性なんです。

延期することが可能なレベルなんです。

 

我が国ではアーティストたちへの援助が無いに等しいですね。

国に、芸術を大切にする視点が皆無だからです。

 

ドイツ等の例です。

 

日本とドイツの文化芸術支援は、なぜここまで違う?

 

「アーティストは、いま生きるために必要不可欠な存在である」

3月23日、ドイツの連邦政府文化メディア担大臣、モニカ・グリュッタースは、そう言って、「即時支援(経費などに当てられる)」に500億ユーロ(約5.92兆円)「個人の生活の保護(半年間の生活保護審査の緩和、児童手当の利用など)」に100億ユーロ(約1.2兆円)「法的措置の緩和(家賃や保険料の据え置きなど)」の3本柱からなる、文化分野のための救済策を提案した。

 

ニュースを読むと、支援される側には不満がいっぱいのようですが…

我が日本なんか皆無ですからね(;´д`)トホホ

 

あれ、住職、「僧侶はアーティストやスポーツ選手と同レベルの必要性」と書いたねえ。

ドイツでは教会は「生きるために必要不可欠な存在」じゃあないの?

 

いえ違うんです。

ドイツでは普段から教会に非常に手厚い援助があるんで、「即時支援」はいらないんです。

 

ドイツ、教会離れの原因は「教会税」にあり

 

ドイツのカトリック教会に入る教会税は、2008年の時点で56億ユーロ(当時のレートで約7530億円)にものぼり、それが、ドイツの教会を世界でもっとも財政的に豊かなものにしてきた。

 

正直言ってうらやましい思いもします。

 

例えば、日本のお寺のお布施は高額です。

なぜならお布施以外、普通のお寺は収入が無いからです。

 

我が曹洞宗の収入は、約1万5千ヶ寺で約50億円です。

檀家様から頂いたお布施の〇〇%くらいを、高庵寺も上納しています。

国から(約7530億円)ももらえれば、末端寺院から上納させる必要はありません。

各寺院もお布施タダで運営できるんですよ。

 

日本では不可能です。

憲法で禁止されているからです。

 

日本国憲法第二十条

信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。

何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。

国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

 

過去ログでも書いたんですが、戦前の大日本帝国憲法でも「信教の自由」は保証されていたんですよ。

 

大日本帝国憲法第28

日本臣民ハ安寧秩序ヲ妨ケス及臣民タルノ義務ニ背カサル限ニ於テ信教ノ自由ヲ有ス

 

驚いたでしょう。

憲法20条は「信教の自由は、何人に対してもこれを保障する」がポイントじゃ無いんですよ。

いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない」が最重要ポイントなんです。

国からお金は絶対にもらえないんです。

 

金をもらえば、権力に媚びるようになります。

曹洞宗が国から金をもらっていたら、「安倍総理を讃える儀式」をしかねないですからね。

 

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