土葬できますか?2020.8.4

 

最近問い合わせを受けました。

「土葬できますか?」

 

もちろんできないんですが、簡単に説明をしてお断りしました。

 

まず基本情報です。

現在手に入る最新の土葬の状況です。

情報の入手先はこちらです。

政府統計の窓口「統計で見る日本」

 

リンク先にある平成30年のデータです。(CSV)

2019年のデータはまだ発表されていません。

毎年、10月発表なんです。

 

全国で1,384,990人亡くなり、うち土葬はたった117人で、約0.01%です。

面白いのは、死胎の場合です。

住職、死胎って?

俗に言う水子です。

厳密には法律で決まっています。

墓埋法です。

 

第2条 この法律で「埋葬」とは、死体(妊娠四箇月以上の死胎を含む。以下同じ。)を土中に葬ることをいう。

 

妊娠第四月以上」ですから、それ以前の場合は統計に含まれません。

ということで、死胎の場合です。

20,219人のうち、355人も土葬になっています。

約1・76%です。

 

つまり最低で1・76%以上は土葬が可能な墓地があるということです。

ただし、実際に土葬をされる方は約200分の1以下であるということです。

 

土葬可能な墓地が全体の1万分の1以下では、事実上、土葬はできないということになります。

でも約50分の1ならば、探すことは可能ですねえ。

 

まず高庵寺でなぜ土葬が不可能なのか説明します。

足利市は法律上も条例上も土葬可能です。

しかるに土葬の実例は知る限りありません。

 

栃木県の平成30年度の実績では、死体の土葬は22,066人中3人です。

死胎の場合は、241人全てが火葬です。

 

高庵寺住職も死胎の葬儀について、なんどか相談を受けました。

もちろん火葬をお奨めしています。

何週かによるのですが、棺や葬儀社が必要な場合は経験がなく、段ボールの箱に納めて、ご自身での火葬をお奨めした場合が全てです。

この方法ですと、市民は無料で可能です。

 

たいてい遺骨は無く、遺灰がほんの少しです。

ご希望があればきちんと葬儀を行いますが…

今のところ経験はありません。

お墓に納骨することも可能ですが、たいていはご自分の墓地に撒いてくださいになります。

 

これが土葬だと大変です。

死胎であっても、足利市では地下2m以上の深さに埋葬する必要があります。

スコップじゃ無理なんで、ユンボを使うことになります。

 

足利市墓地、埋葬等に関する法律施行細則

(埋葬の方法)

第9条 死体を土中に葬るには、その深さ地下2メートル以上としなければならない。

 

それでは、なぜ高庵寺では土葬不可なのか?

墓地管理規則で土葬不可を決めているからです。

 

全ての墓地には3人の関係者がいます。

 

1、 経営者

法律上は経営主体と言います。

高庵寺の場合は住職です。

 

2、 墓地管理者

高庵寺の場合はやはり住職です。

たいていの場合、1と2は同一人物です。

 

3、 墓地使用権者

高庵寺の場合は檀家様です。

 

実は1、2、3が同一の墓地が存在します。

もちろん墓埋法成立以降はありません。

法律以前の墓地です。

通常は「みなし墓地」と言います。

 

さきほど高庵寺墓地で土葬不可なのは「墓地管理規則で土葬不可を決めているから」と書きましたね。

知る限り栃木県内の公営墓地や民間霊園や寺墓地では土葬不可です。

 

なぜでしょう?

実に簡単な理由で、土葬を可能にすると墓地の経営が成り立たないからです。

寺も広義の公益法人です。

公益法人は利益を目的とできないだけで、利益を上げることは認められています。

 

当たり前ですね。

利益が無ければ倒産しかありません。

寺を維持するためには土葬不可は当たり前なんです。

 

ということは利益を上げる必要が無ければ、土葬は可能です。

つまり個人所有の「みなし墓地」ならば土葬可能です。

ではそれなのに、なぜ土葬が少ないんでしょう。

 

推測ですが、お金がかかるからです。

ユンボを使うのならもの凄くお金がかかります。

確実に火葬の方が格安です。

つまりどうしても土葬にしたい人以外、土葬は無いんです。

 

では「土葬できますか?」の人の場合、可能でしょうか?

ほぼ不可能です。

これまで説明した通り、土葬する方は「既に土葬可能な墓地を所有している方」だけだからです。

もちろん可能性は0ではありません。

探せばあるかもしれません。

10年くらいかけて探せば、見つかるかも???

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

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