夫婦で戒名が違っても良いんですか?平成30年4月2日更新

 

まず戒名の基本です。

宗派によって若干意味が異なるんですが…

大きくは違いません。(ただし、浄土真宗だけはかなり違います)

曹洞宗の場合で説明します。

 

詳しくはこちらの過去ログで解説してあります。

曹洞宗の戒名 院居士・院大姉、居士・大姉、信士・信女・孩児・孩女・嬰児・嬰女平成29年3月14日再更新

 

院居士で説明します。

○○院△△□□居士

 

○○院を院号といいます。

△△を道号、□□を法名といいます。

最後の居士を位階と言います。

 

まず位階から説明します。

曹洞宗の位階は、普通は「信士・信女」「居士・大姉」の2種類です。

 

居士(こじ)とは、旦那の意味で、サンスクリットのダーナに由来します。

寺や僧を支える、在家信者のことです。

つまりお金持ちの檀家ということです。

 

大姉(だいし)の意味は?

実は女性の在家信者の意味です。

特に信女(しんにょ)と違うところは無いんです。

ただし、居士と大姉、信士(しんじ)と信女がつりあう位階になります。

 

居士が「お金持ちの檀家」ですから、居士大姉の方がお布施は高額になります。

当たり前ですね。

 

院号は意味が全く異なります。

院号の正確な意味はこちらの過去ログです。

名の話 院号について平成29年12月31日更新

 

院号は、皇族が出家した折、寺に付属して建てた住まいを院と称した事に由来します。

元々は、皇族やそれに準ずる人々にしか付けなかった号なんです。(今は高い戒名料の証になっていますが)

 

院号をつけてもらうと、お布施が高いのは当たり前なんですよ。

故人は皇族や貴族並みの地位が高い人だったということなんですから。

現在で言えば、大企業の社長や社長夫人というところですかねえ。

 

○○院の部分は厳密には戒名には含まれないんです。

ということで、△△□□の部分が戒名になりますが…

正確には□□が戒名になります。

つまり法名が一番重要な部分になります。

ただし、一般の方は△△□□の4文字を戒名と思っていて大丈夫です。

 

ポイントは院号や位階は戒名ではないということです。

亡くなった父親が○○院△△□□居士で、母親が△△□□信女であっても、戒名が違うということにはなりません。

だいいち、本来の戒名の△△□□の部分は、故人によって全て異なりますから。

お名前ですから、全て異なるのが普通です。

 

住職、じゃあ同じ戒名は絶対に無い?

同じ住職ならば絶対にありません。

ただし住職が異なれば偶然に同じになることは普通にあります。

世の中に同姓同名の方がおられるのと同じです。

親が子どもに名前をつけるのと同じですから。

兄弟で同じ名前は絶対に無いのと同じです。

 

ではなぜ院号や位階を統一しないか?

単純です。

お寺という宗教法人を維持するのに、それなりのお金がかかるからです。

 

よくお葬式のお布施がお寺だけ異常に高い。

神社や教会はもっと安いのに…

そう思ってませんか?

 

しょうがないですよね。

その通りですから。

ただし、同じ法人ですから年間の維持にかかる経費は同じです。

 

普通のお寺や神社や教会で考えてみましょう。

住職や神主や神父等の人件費の額にはさほど差はありません。

人件費で1千万円くらい必要です。

 

ヒエー、お坊さんって、1千万円も貰えるの?

バカ言っちゃいけません。

個人ならばまるまる給料ですが、法人です。

会社と同じです。

住職一人だけが給料をもらえる(当然税金は取られます)お寺でも、せいぜい6割です。

 

それから維持費がかかります。

これはお寺が圧倒的に高くなります。

お寺の建物(土地の維持費はずっと安いです)はお金がものすごくかかります。

よく知っているお寺が本堂(本堂だけです)の全面改修をして、当時で1億5千万円くらいかかっていました。

これ以外にも庫裏等の建物が必要になりますから、全面改修で2億円程度は必要です。

 

それらのお金を檀家さんのお布施で賄うことになります。

当然、1億や2億のお金は直ぐにどうにもなりませんから、大改修の場合は特別な寄付となります。

これは神社や教会でも同じですが、もともとの経費の額が違いますからねえ・・・( ̄  ̄;)

お寺の寄付が高いのは否定できないよなあ(◞‸◟

 

ただし、この説明でお分かりのように、特別な場合を除く宗教法人の経費に大差はないんです。

教会の葬儀のお布施は確かに安いんですが…

日常の寄進があります。

お寺でも教会でも、年間一家で数万円程度の負担はしているはずです。

 

お寺では葬儀や法事以外の収入が少ないので、葬儀や法事のときにまとめてお布施を頂いているだけです。

高庵寺の場合は年間の負担金額が1万円です。

これで法人を維持するのに必要な金額を全て賄おうとしたら…

うーん、檀家数が多くなると経費も増えますからねえ…

檀家数3千くらいは必要でしょうなあ꒪ꄱ꒪

 

お分かりですか?

戒名が全て信士信女でないのは、そうしないとお寺が潰れるからです。

こちらの過去ログで詳しく解説をしています。

住職が突然辞めた 寺はどうなる? 寺終いの時代平成29年11月25日更新

 

経営の成り立たないお寺は消滅します。

 

個々の家族で、お葬式のときの経済状況は異なります。

夫婦で戒名が違っても当たり前です。

 

ただし、少しは余裕のある方はお布施の金額を増やしてください。

そうでないと、あなたのお寺は消滅します。

 

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