お布施の定価表示 全日本仏教会と株式会社おぼうさんどっとこむ ぜひお読みください平成23年10月6日更新

 

いつものように、朝日のネタです。
著作権の関係で引用はできません。

一般の方のご興味はそれほど無いと思いますが、住職には切実な問題です。

最初に、高庵寺はCSRポリシーですので、お布施の金額(葬儀その他)は、ホームページで公開しています。
もちろん、お檀家様には寺報で周知済みです。

あれ、寺報のどこに出ているの?
あ! すいません。
第1号と第3号に改定前の法事のお布施だけ出ています。

平成20年に少し値上げさせていただきました。
それで、上のリンクと少し金額が違います。
もちろん、檀家様には改定時にお渡ししてあります。

まだ、住職として未熟だったもので、お布施の意義をきちんと書いてありません。
今読むと、汗顔の至りです。

ご法事の布施は金額も少ないので、特にことわってありませんが、葬儀のお布施にはきちんと書いてあります。
「定価ではありません」

さて、本論に戻ります。
ことの発端を簡単にまとめます。

全日本仏教会が「株式会社おぼうさんどっとこむ」に対して、インターネット上に記載されているすべての法要料金(お布施)及び料金体系の表示の削除を強く要請。

「株式会社おぼうさんどっとこむ」がこれを拒否。(今も載っています

戒名料金はこちらに載っています。

両方で199,500円〜です。
後、交通費が1往復10,500円かかりますので、通夜・葬儀で21,000円追加です。

最低の価格(ただし宗派指定の場合、高庵寺との比較ですから、当然こちらです)で、220,500円〜。
この〜というのがけっこう曲者なんですが、それにしても安いですね。
高庵寺の6割弱です。

拝み屋としてならば十分すぎるほどですが、寺を維持するのは無理な価格です。

もっとも、葬儀のときの付き合いだけで、その後寺檀関係を結ぶのでなければ、臨時収入みたいなもんですから、大歓迎です。
檀家サービスも結構お金がかかるんです


新しい庫院ができたら、比べものにならないサービス
となります。
「株式会社おぼうさんどっとこむ」の価格では、高庵寺は倒産です。(正確には、他のお寺に吸収)

本当は朝日の記事をそのまま載せられればいいんですが、できません。

全日本仏教界の言い分はこちらです。
申し入れ書は、こちらです。(PDF)

「株式会社おぼうさんどっとこむ」の言い分はこちらです。(ブログですので分かりやすいですね)

面白いのは、朝日の記事です。
全日本仏教会事務総長の戸松義晴さんと、「株式会社おぼうさんどっとこむ」の代表取締役林数馬さんとの紙上対決です。

戸松さんは、ハーバード大学で神学修士号を取られたインテリですから、情理兼ね備えた素晴らしいお話です。

一方、林代表取締役は、天台宗の僧侶ですが、退職され、裸一貫でここまで立ち上げられた方です。
迫力のある、強烈な説得力を持ったお説です。

住職も、ほんの何人かですが、知遇を得た業界の革命児と言われる方に、相通ずるものがあります。

住職の感想を素直に述べます。
戸松さんのご意見は、僧侶なら当然です。
ただ、それが一般の方に受け入れられるかは、別問題です。

林さんの意見には、困ったところもあります。
けれど、仏教界の対する強烈な危機意識は、同感できます。

特に「仏教はもう廃れています」の一言は、胸にグサッときました。
住職も常々そう思い、何とかしようと努力してきたことだからです。

自嘲を込めて言えば、住職のやってきたことなど、「蟷螂の斧」です。
素直にすごいなあと感心するだけです。

論旨も明確で、たとえ話も実にうまいのです。

特に会社設立のきっかけとなったお話には驚愕させられました。
「友人の父の葬儀で、菩提寺からお布施500万円を請求され、300万円出したら、僧侶が帰ってしまった。」のくだりです。

住職は、500万円のお布施を請求したことは、生涯で一度もありません。
300万円差し出されたことももちろんです。

高庵寺の檀家様で、500万円はおろか、300万円のお布施を支払える檀家様は、たぶんおりません。
正直、「ほんまかいな?」の世界です。

新聞紙上で、これほどの記事で書くのですから、真実でしょう。
大多数のお寺の住職の感想も同じだと思います。
失礼ながら、戸松さんのいうように、約7割の寺は、高庵寺と同じ貧乏寺なんです。(戸松さんはもっと上品に表現されてました)

へたすると、年間の布施総額で500万円です。
絶対に寺を維持できません。

じゃあどうしてるの?

住職と同じです。
兼業して得たお金で、家計を維持し、逆に法人に援助です。

それでも、なおかつ林さんの意見に惹かれます。
仏教会全体が沈もうとしています。

住職はまだ沈んでいないと思っていますが、沈んでいると言われても、自信を持って反論できません。
まだ間に合う。
そう思っていますが、確信ではなく希望です。

住職と異なり、まだ若く、7年前に会社設立です。
正直羨ましい気持ちもあります。

このままではダメだの危機感は共有できます。

戸松さんが、寺が淘汰されると心配されてますが、林さんのやっていることとは無関係にそうなります。
例え、林さんが今やっていることを止められても、第2・第3の林さんがでるだけです。

第一、お寺の淘汰は林さんのやっていることに関係なく起きますので、林さんにクレームを付けてもしょうがないのです。

戸松さんの心配する、「お寺は檀家や地域の財産だが、淘汰されては、責任が果たせない」、その通りです。
残念ですが、そうなります。

住職の教区(曹洞宗の足利を中心とした組織)でも、既に1ヶ寺あります。
旧足尾町のお寺でしたが、何も残っておりません。
残っているのは法人格だけです。

それが、15年後から急激に進むと思っています。

東京の裕福なお寺は残ります。
なぜなら、お布施は必要ないからです。
総収入に占めるお布施の割合が、10%未満のお寺がいっぱいあります。
極端なことを言うと、檀家0でも維持できるお寺です。

地方のコミュニティが残っているお寺は、統合で生き残れるでしょう。

一番厳しいのが、高庵寺のような、中間のお寺だと思っています。
お布施しか収入がありません。(兼務は非常に困難です。公務員の試験に合格しません)

統合は止むをえませんが、それでも30年後生き残れる保証はありません。
お墓は必要でも、お寺との付き合いは嫌だという人が、急激に増加します。

今の50代以下は、お墓の必要性をそれほど感じていません。

住職は、お寺は、未来の住職・檀家様からのお預かりものだと考えています。
無事に次代へ繋げるよう、文字通り命を削って頑張っています。

境内・伽藍の工事で寄付をお願いしてますが、寄付金では全然足りません。
既に、私と母の私財を法人に提供しております。
具体的には書けませんが、集まった寄付総額と比べ、4分の3くらいの金額です。

今のまま行けば、住職や家族のための蓄えも、全て提供することになる見込みです。

最終的には、檀家様にお願いした金額以上の私財の提供になる見込みです。
それでも、次代へお寺を残せるのなら悔いはありません。

残念ながら、住職の見込みは確信ではありません。
希望です。

生き残るためのアイデアはあります。
後は時間との闘いです。
アイデアが実現するまで、住職の寿命が持てばいいのですが…。


合掌

 

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