開眼供養 お墓の魂入れ 供物(お供え)用意するものは お布施いくら? まとめてお答えします平成23年10月9日更新(平成26年4月9日補足)

 

まず、開眼供養(開眼法要)とは、なんでしょうか。
言い方が何通りもあります。(一例、「入魂式」、「魂入れ」、「遷座式」、「遷座法要」他)


曹洞宗の正式な言い方は、開眼供養(かいげんくよう)です。
正式?
はい、正式です。


何回もでました。
曹洞宗行事規範
です。
これに載っているのが正式です。

これに載ってないものは、習俗です。
あ! これはあくまでも曹洞宗の場合で、他宗の場合は別です。
といっても、他宗でもそれほど大きくは違いません。(もちろん儀式のやり方は、まったく異なります)
違わないといったのは、宗教と習俗の区別の部分です。

みなさんが、宗教だと思っている部分の、かなりの部分は習俗です

例えば、曹洞宗の僧侶でも、葬儀のやり方は千差万別です。
これも、そのうち、一度きちんと書きたいと思いますが、正式のやり方が行事規範に書いてあります。

ただ、この通り葬儀を執り行う曹洞宗の僧侶をお一人も存じ上げません。

理由?
簡単です。
この通りやったら、膨大な時間がかかります

ご遺族の負担も、現在より確実に1桁アップです。

そんなに休暇を取ったら、民間企業では「明日から来なくていいよ」のレベルです。

ということで、適当にアレンジ(はっきり言えば手抜き)をします。

といって、住職は、行事規範を時代に合わせて改定するのは反対です。
一度欠落してしまったら、二度と分からなくなります。

基本は残し、時代に合わせてアレンジ、素晴らしい知恵だと思います。

さて、本論ですが、
まず。お布施です。
お布施ですから、定価ではありません。

新規建立や、大規模な改修の場合は、ほぼどこでお聞きしても、施工費の1割程度のようです。
もちろん、庵寺でも同じです。
墓地工事費志納金とあるのが、それです。

違いは、業者からのキックバックを取るかどうかです。

高庵寺は1円もいただきませんが、少数派です。
通常、1割から2割、酷い所だともっと取るところもあります。

住職がお聞きした中で、1番高い例は5割でした。
つまり、あなたが石屋さんに300万円支払ったとします。(このキックバックでは、200万円以下では石屋さんが損益分岐点を下回ってしまいます)
そのうち、お寺の取り分が150万円、石屋も150万円です。
もちろん、極端な例で、やむを得ない理由も存在します。(説明すると長くなるのでカット)

でも、そんなことは、施主(お金を支払う人)であるあなたには関係ないですね。
だから、お墓を買うときは、トータルコストで比較しないとダメなんです。

またまた、余計なことを書きました。

再度確認いたします。
開眼供養料は、新規建立や大規模改修のときは、施工費の1割。

既に、お墓が有って、墓誌等に戒名だけ刻字してもらった場合の開眼供養料は、いくらくらいでしょう。

普通は、開眼供養料というと、こちらを指します。
高庵寺では、上記のように、墓地の建立のとき等は、墓地工事費志納金としています。

上記リンクに出ていますね。
高庵寺では1万円です。

全国平均に比べても、格安です。
普通は2〜3万円です。
住職が直接知っているお寺で、一番高いところ、おいくらだと思います。
なんと5万円です。

今は49日納骨がほとんどです。
ご葬儀が終わって、ご葬儀の費用以外に、最低、お墓と位牌の開眼供養、49日法要費用(納骨を含む)がかかります。
普通は、位牌の開眼供養料も2〜3万円、中には納骨の読経料を取るお寺さんもあります。
そうすると、49日のお布施総額が軽く10万円を越えてしまいます。

一番高いお寺では、20万円越えです。
これでは、簡単には死ねないですね。(すいません。下品な表現でした)

高庵寺ならば、信士・信女号で、合計で5万円です。

 

また寄り道です。

本命の供物(お供え物です)についてです。


曹洞宗行規範には、こう書いてあります。

仏壇(正確には仏像または仏画)の開眼も、位牌も、墓石の開眼も、方法は全て同じです。

位牌の開眼を本堂で行う場合は、檀家様の用意する物は、
結局、花と菓子等(供物)だけで、後は書いてありません。
つまり、それ以外の物は、お供えしたければお供えしても良いということです。

49日法要に合わせて、行う場合がほとんどですので、開眼供養用の特別なお供え物は必要ありません。

仏壇の開眼は、ご自宅になりますので、これも花と供物だけです。
ローソクと線香は必要ですが、普段からありますね。
説明にある湯とは、お湯のことではなく、砂糖湯のことです。
お寺ならともかく、一般家庭で、わざわざ用意する必要はありません。

お墓の開眼ですけど、よほど天候に恵まれない限り、ローソクは無理ですね。

高庵寺では、最初から、花と線香だけご用意くださいと申し上げています。
お供物は、供えたいものをご用意ください、無くても大丈夫ですよと申し上げています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう少し詳しい資料を見ましょう。

これは、曹洞宗東京都宗務所発行のものです。
準備物は、こう書いてあります。

 

少し用意する物が増えました。
果物は、普通、菓子に含めます。(果物を水菓子と言いますね)
佛餉とは、仏様やご先祖様へお供えする食べ物のことです。
つまり、何でもいいです。

これまた、お墓のときは、ローソクは省略です。
ローソクは、香(線香や抹香)に火をつけるためです。(抹香の場合は、香炭に火をつけるですが)

墓参用のライター
で十分です。
ということで、こちらも、墓参用の花とお線香だけで十分です。
さすがに、それだけではさみしいので、果物とかお菓子とかの供物を用意される方がほとんどです。

一番多いのは墓参団子ですが、これはこの地域の習俗です。
少し離れた地域の方のお聞きすると、存じあげない方が多いので、かなり狭い地域の習俗でしょう。
ウェブで検索したら、「墓参り団子」で、でできたのが、直ぐ近くの群馬県みどり市のお店でした。


高庵寺をはじめ、足利の古い墓地は、ここで採れる、渡良瀬真石や渡良瀬御影石で造られたものが多く、
昔から関係が深かったようです。

ということで、高庵寺のお墓の開眼は、用意する物も一番簡単ですし、お布施も格安です。
といっても、儀式に手抜きは一切ありません。
大切なのは、そちらだからです。

また、最近あったお墓の開眼供養でも、お墓の開眼供養が終了したところで、ご法話をさせていただきました。
よほど、天候の条件が悪くない限り、ご法話をさせていただきます。

もちろん、とっても簡単な内容です。
墓参の方法とか、どうしてそういう方法ができたのかとか、誰にでも分かる内容です。
昔の方(ほとんどお亡くなりになっています)はご存知でしたが、今は80歳くらいの方でも知らない方ばかりです。

けっこう評判がいいですよ。

なにせ、住職の法話は分かりやすいのだけが取り柄ですから。

ごく稀に他のお坊さんのご法話を拝聴することがあります。(みなさんより機会が少ないかもしれません)
住職が感心するようなこともあるのですが、これって変ですよね。

いくらレベルの低い住職でも、皆さんよりは数段上です。(当たりまえ)
その住職が感心するお話です。
一般の方にお分かりになる方がいらっしゃるのでしょうか?

すいません。またまた脱線です。



ごく一般的な曹洞宗のお墓の開眼の例をあげます。
許可をいただいて、神奈川県の曹洞宗の東前寺様のホームページから、引用させていただきました。

けっこう本格的です。
シキビの枝が分からないですね。
正確にはシキミ(樒)です。(シキビは方言でしょう)

神道では、サカキ(榊;栄樹)を使いますが、仏教ではシキミを使うのが普通です。
シキミはなかなか無いので、足利ではめったに使われません。
紅白のお餅が珍しいですね。
おそらく、この地方の習俗です。

生菜と干菜に当たるものが、この辺では、海の物と山の物を用意するというように変化しています。
見ればわかるように、生菜は野菜、つまり山の物です。
干菜は干し昆布が見られますね。海の物です。

東前寺様の例では、シキミだけが用意するのが大変ですが、おそらくお寺にシキミの木が生えていて、
シキミはお寺でご用意されているのでしょう。
お供物のご用意もそれほどご負担になっていません。

翻って、開眼供養料5万円のご寺院様、お供物も負担ですよ。
例えば、お米をお供えするのですが、5kgです。

いろいろお聞きしてみると、お供物だけで1万円程度になってしまいます。

他のお寺のお檀家様のことですから、住職がどうこう言う権利はないのですが、
ご葬儀から49日納骨まで、ご負担が高庵寺の数倍です。

経済状況の厳しい折、大丈夫なんでしょうか?

合掌

 

補足です

 

「開眼供養料は、新規建立や大規模改修のときは、施工費の1割」

この部分について質問がいくつかありました。

その都度回答しているのですが、数が多いので補足をしておきます。

 

お布施は料金ではありません。

私の地域では、「開眼供養料は、新規建立や大規模改修のときは、施工費の1割」での相場が10万円前後です。

ただしこれは檀家様の場合です。

 

お寺の護持のためのお金は全て檀家様のお布施です。

年間のお布施は1万円です。(お施餓鬼の卒塔婆料金を含む)

これは強制です。

公営霊園や民間霊園の墓地管理料にあたるお金です。

 

本来であれば、高庵寺の檀家数であれば、この年間のお布施を月額5千円にすれば、お寺をぎりぎり維持できます。(なにせお金がかからない住職ですから)

月額1万円にすれば、いざというときの内部保留金が可能です。

つまり、月額1万円であれば、葬儀や法事のお布施をいただく必要ありませんし、改修工事の寄付も一切無しで済みます。

 

実際にはそれができません。

それで、葬儀や法事やお墓の建立のとき等に特別なお布施を頂戴しています。

 

「新規建立や大規模改修のときのお布施」の相場は地域によって全く異なります。

全国的に調べると3万円〜10万円程度が多いようです。

 

私の地域でも、公営霊園の場合は、お布施3万円、お車代1万円の合計4万円が多いようです。

ただし、公営霊園の場合の建墓費用は、芝生墓地のため40万円程度です。

霊園入り口にあるボッタくり石屋はもっと高いですが。(石材店の選び方は別のブログを参照して下さい)

「開眼供養料は、新規建立や大規模改修のときは、施工費の1割」にほぼ一致しています。

 

檀家様でない場合、お墓の開眼供養料は3万円〜10万円とお車代1万円が相場です。

3万円か10万円かは、お墓によるでしょう。(あくまでもお気持ちです)

300万円くらいのお墓を建てていれば、10万円をお奨めします。

 

檀家様の場合でも、地域によって相場は全く異なります。

補足前の相場は、あくまでも足利市近辺の相場です。

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