石屋業界裏事情 知っておいて損はないですよ平成23年1月15日更新

 

前回の記事で 日本の墓石の80%以上が中国からの輸入品だという内容。
実際には、普通の方がお求めになる場合は、ほぼ100%だということ、記載させていただきました。
そのことにも関連するのですが、今回は業界(寺院・葬儀社・石材店等)の裏事情を記載させていただきます。
タイトル通り、本当に知っておいて損はないですよ。

実は、住職は昨年末から新年に、2件ご葬儀をお引き受けいたしました。
高庵寺は、檀家も少ない(だから貧乏寺なのですが)寺なので、ご葬儀の件数は少ないのですが。
それでも、年末年始は葬儀が多いのです。

当たり前です。
交通事故等や、ご病気の方はともかく、高齢者のご逝去は、暑いときと寒いときが多いのが自然です。
特に12月後半から、1月は多いのです。

実は、昨年の12月31日にご葬儀を行いました。
当地足利では、友引以外には、1月1日と2日のみ、斎場がお休みです。
ご葬家ならびに葬儀社からも感謝されました。

え! なぜ葬儀社からも。
高庵寺は貧乏寺なので梵鐘がありません。(周りは人家ですので、あったら周囲も迷惑でしょうが)
したがって除夜の鐘がないので、大晦日にご葬儀をお引き受けできるのです。

年末にご不幸ができた。
できれば年内にご葬儀を、当たり前です。
けれど、除夜の鐘の行事を持たれるご寺院様は、お引き受けするのが難しいのです。

ある年、12月30日にご葬儀を行いました。
市内の大手の葬儀社のホールです。
葬儀場が2ヶ所あるため、1日2件できるホールです。
ときどき、他のご寺院様とかち合い、通夜の時間をずらすことになります。
そのときかち合ったのが、住職も存じ上げている大寺院様です。

葬儀社の方がお話されました。「住職、○○寺様は、今日は4件葬儀をやってますよ。一番早い通夜は午後4時ですよ」
そのご寺院様は、副住職以外に、他のご寺院様の住職をされているご子息がいらっしゃいます。
だから、「1日4件!」できたのですが。
年末年始は、保冷安置室に、5体以上お預かりしているのが当たり前とのことです。

そりゃそうです。
1月2日通夜、1月3日のご葬儀、やりたい方はいらっしゃいません。
年末にご不幸ができたとき、できれば年内に、それが無理なら4日通夜、5日葬儀を、自然です。

ある年、住職は2日、3日の葬儀をお引き受けしました。
先に亡くなられた方が、4日から入り始め、友引の関係もあり、元旦にお亡くなりになった方がその日になったのです。

参列者、少なかったですよ。
親戚も直接のお身内だけです。
親族代表席を作る必要がありませんでした。

でも、ご葬家は後が大変です。
49日までの間、だらだらと、ご自宅の弔問が続きます。(恐ろしく疲れます)

盆中の葬儀、普通は無理です。
菩提寺がお引き受けしません。
高庵寺は、日時指定で1件だけお引き受け可能です。(友引の関係で全く無理な年もあります)
住職は、へとへとです。
早く息子が一人前にならないと、そろそろ無理になります。

とここまでは、ご存知の方もいらっしゃると思います。
でも、以下のことは、ほとんどの方がご存知ないと思います。

実は上記以外に、1月中旬に新仏(お墓のない方)のご葬儀ができたときが大変なのです。
寺、葬儀社、ノープロムです。
問題は石材店です。

最初の話に戻ります。
日本の墓石は、普通100%中国加工です。

今年、中国は2月3日が春節(中国の正月)です。
1月下旬から、帰省が始まり、2月上旬、生産活動は、ほぼストップです。
なにせ人口13億の中国で、この間に23億人が移動するのです。

ご不幸当日に葬儀の相談にお見えになり、その場で墓地を即決していただきました。
次に、石材店の紹介です。(高庵寺は指定店がありませんので、施主から紹介を依頼された時だけ、ご紹介します)
問屋さん経由の石材店では間に合いません。
中国直輸入の石材店に直ぐに電話で問い合わせました。

49日の法要に間に合わせるためには、1月30日の船便がタイムリミットです。
なんとか、ご葬儀翌日にオーダー確定で間に合う段取りになりました。
石材店も、相手の工場にかなり無理をしてもらったようです。

転ばぬ先の杖です。
墓地が必要な方、余裕のあるうちにお求めになった方が良いですよ。
できれば生前墓(寿陵)の建立をお奨めします。
何回も書いてますが、墓地の工事費は昨年が底値でした。
今年はまだ若干値上がりしただけですが、数年もすると結構な額になります。
今がチャンスですよ。

注意:石には旬があります。あくまでもこのブログの時点での情報です。後日お読みの方には当てはまらない可能性が圧倒的に高いのです。常に最新の情報を参照して下さい。

 

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