葬儀 事前相談の見積もりのコツ平成25年3月4日更新
以前にも、このシリーズで良い葬儀社の見分け方のコツを書きました。
葬儀で絶対に失敗しないためにその5 スタッフの訓練が行き届いている葬儀社の見分け方平成24年8月20日更新
葬儀で絶対に失敗しないためにその9 葬儀社の事前相談のポイント 良心的な葬儀社を見分けるコツ平成24年9月2日更新
前回ブログで書いた内容は少し高度なテクニックになっています。
多少なりとも、知識がある方でないと使えません。
時間のゆとりがとれない場合は、上記のリンクの方法でやられてください。
今回は、前回のブログの解説をします。
1、参列者の数、返礼品の数、食事の数を決めておく。
これは、分かりますね。
葬儀の費用は、価格が変動しない要因と、変動する要因とがあるのです。
それで、よけいに見積もりが分かりにくいし、後で追加料金に驚くことになります。
変動しない費用
祭壇費用、棺、遺影写真、式場使用料、その他(イメージビデオ・生演奏)、火葬費用(お骨の容器も含む)
変動する費用
遺体搬送料、ドライアイス、安置料、マイクロバス、ハイヤー、会葬礼状、香典返し、通夜料理、告別式料理、飲み物代等
遺体搬送料とドライアイスと安置料はどうしようもないです。
これは、ご逝去された場所や斎場(火葬場)の予約等で決まってしまいます。
年末年始等の繁忙期(失礼な表現お許しください)は、それだけで料金が跳ね上がります。
それと、これは盲点になっていますが、葬儀社への支払額以外に、病院等への支払額がばかにならないのを頭に入れておいて下さい。
死亡と同時に健康保険は使えません。
行政解剖になると、死体検案書の金額、自治体によっては10万円を越える場合もありますよ。(最安は東京都23区の900円です)
それ以外の変動する費用は、支払い総額に大きく影響します。
予想でいいですから、ザックリ考えて、会葬礼状○○通、香典返し○個等、全て具体的な数値を出しておきます。
そして、見積もりをいただいたら、最後に、ここがポイントです。
予定数をオーバーしない限り、追加料金は一切請求しないことを見積もりに記載してもらいましょう。
ミソは最後にというところです、これを最初に言うと、サバを読まれた見積もりを作成されることがあります。
2、とりあえず、どこか1社と相談し、見積もりを出してもらう。
ポイントは、「無宗教で葬儀を予定しています」、これを言ってください。
このとき、「お墓をどちらかにお持ちですか?」の質問をされます。
葬儀社が絶対にやってはいけないことは、菩提寺がある方に、他の僧侶に葬儀をしてもらうことです。
墓地が寺墓地でなければ、なんとかなる可能性があります。
ただし寺墓地の場合、普通は埋葬できなくなります。
この確認を取らない葬儀社は、基本ができていません。
直ちに帰りましょう、時間の無駄です。
もう一つ、無宗教での葬儀は、実は葬儀社が最も苦手な葬儀なんです。
決まった形式がありません。
自由にできます。
その葬儀社の力量の差が、一番出るのが無宗教の葬儀なんです。
仏式の葬儀ならば、僧侶が読経をすれば、それなりに恰好がつきます。
3、「一番安くできるプランで見積もりを作ってください」、こう言って下さい。
葬儀社ごとに商品や価格設定は違います。
その葬儀社の提案する一番安いプランで比較した方が、どれだけリーズナブルかわかりやすいんです。
安い価格の見積もりがあると、他の葬儀社もそれよりも著しく高い見積もりは出せません。
最終的に絶対に価格が安くなります。
頼みたい葬儀社が決まってから、自分の希望に近づければ良いんです。
もちろん、最後は2社に絞って、本当にやりたい葬儀での相見積もりが必要ですよ。
実は、お墓を建立するときも使えるテクニックなんです。
本当は、外柵MD5,墓石M1の文句なしのインド材のお墓を検討していても、最初は外柵G623,墓石河北山崎あたりの中国材で交渉するのが高等テクニックなんです。
これをやると、石屋は仕入れ額の差を上乗せするだけになりますので、高級インド材でリーズナブルにお墓が造れます。
4、上記の見積もりを元に、他の葬儀社を当たります。
これは、説明の必要がありませんね。
最後に、葬儀の品質というのは、結局はスタッフのレベルです。
豪華な施設でも、スタッフの対応が悪かったら、印象は最悪です。
葬儀社の経費も、一番人件費が大きいんです。
正社員を極端に少なくして、施工のときだけ派遣やバイトを使えば、安く施工できます。
でも、そんな葬儀社ダメに決まってますね。
そういったことは、ウェブでは絶対に分かりません。
電話ならばある程度見当がつきます。
でも、最後は自分の目と耳で確認するしか方法は無いですよ。
最後に、この内容は「考える葬儀屋さんのブログ」を参考にさせていただきました。
住職は、一般の方とは比較にならないくらい詳しいんですが、所詮本職の方にはかないません。
匿名なのが残念ですが、他の本職の方の書かれたブログとは一線を画しております。
自社の宣伝でない、現役葬儀社スタッフの、知る限り唯一のブログです。
時間がありましたら、ご覧になることをお奨めします。
欠点は、理系の人にはものすごく分かり易いんですが、文系の人には分かりにくい書き方です。
なにせ、プロフィールが「物理教師」ですから。
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