平成11年に「墓地、埋葬等に関する法律施行規則」の一部が大きく改訂されました 一部の住職が改葬を希望する人に対し、人質ならぬ骨質を取り、高額な離檀料を請求する事例が問題となったためです 一部の住職が高額な離檀料欲しさに埋葬証明を拒むのは法律違反なんですが 残念ながらまだ判例はありません(追記あり)平成25年6月11日再更新

 

YAHOO知恵袋、相変わらず細々と続けております。

最近は関心を持った質問しか回答をしていないので、回答数が減りました。

 

そんな中で気になるのは、月に数回、改葬に関するトラブルが必ず質問されます。

一例を引用します。

 

小生今お墓の移転で困り果てております。

二か所あるお墓即ち遠いお墓を身近なお墓に移そうと思いまず遠い処のお墓の改葬の許可を取らなくては何もできないと分かりました。

其れが予想外の住職の抵抗にあいすんなりもらえないのです。

聞くところによるとこれは法令で決まっていることで住職たりとも断ることは出来ないとのことです。

どうも離壇をさせないようです。

こんな理不尽なことができるのでしょうか。

 

質問者は、改葬手続については完全に理解していて、墓地管理者(寺墓地ですから住職)の埋葬証明がもらえなくて困っているようです。

改葬のトラブルは、ほぼ100%人質ならぬ骨質を取り、高額な離檀料を請求する事例です。

 

まず平成11年の「墓地、埋葬等に関する法律施行規則」の一部の改訂部分です。

原文は読みにくいので、分かり易く書きなおしてあります。

それにしても法律の条文はどうにかなんないですかね。

厳密性が要求されるんでしょうがないんですが、読み慣れない人には絶対に分かりません。

 

1. 墓所使用者の権利の明確化

墓地使用者以外の者から改葬許可申請が行われる場合は、墓地使用者の承諾書を許可申請書に添付することが義務づけられました。

 

2. 無縁墳墓の改葬手続の見直し

無縁墳墓の改葬手続について、申請者の負担を軽減するために、死亡者の縁故者や無縁墳墓に権利をもつ者に対して、1年以内に申し出るべき旨を官報に掲載し、かつ、無縁墳墓のある場所に立礼を1年間掲示し、その期間内に縁故者等の申し出がなかったことを記載した書類を改葬許可申請書に添付すると変更されました。

 

3. 焼骨の分骨に関する規定の整備

焼骨の分骨請求があった場合、墓地または納骨堂の管理者に対して、焼骨の埋蔵または収蔵の事実を証する書類の交付を義務づけ、火葬場の管理者についてもこれを準用することになりました。

 

改葬のトラブルに関する部分は3です。

残念ながら、分骨証明書の発行の義務付けです。

埋葬証明の義務付けを明記して、罰則を適用してくれると良かったんですが。

 

分骨の埋葬証明は、改葬の埋葬証明よりも軽微な問題ですので、法律的には改葬の埋葬証明は法的には必然なんですが、法理論を知らない方だとごまかされる心配があるんです。

 

それから、昭和30年に厚生省から地方自治体に出された通知を根拠としている方がありますが、これは趣旨が異なるので、これで押すのは無理です。

私が高庵寺住職として足利市役所に問いあわせた回答がありますので、引用いたします。

 

改葬申請人の埋葬証明の要請に墓地管理者が応じない場合の代替措置について(回答)

 

最初に、『「管理者が埋葬若しくは納骨の事実の証明を拒むべきでないのであるが、もし拒んだような場合はお尋ねのようにこれにかわる立証の書面をもって取り扱って差し支えない。」との厚労省(当時は厚生省)の通達が昭和30年にあったはずですが、もし存在すれば、そのコピーをPDF等で、添付ファイルで送信していただけないでしょうか』についてですが、厚生労働省の所管の法令、告示・通達等のデータベースで検索しましたが検索結果が表示されませんでした。直接、厚生労働省に問い合わせたところ、『通知は保管されていない』との回答でした。

しかし、『逐条解説 墓地、埋葬等に関する法律改訂2版(115ページ)』に該当すると思われる通知がありました。内容は、次のとおりです。

 

(25)墓地改葬許可に関する疑義について

昭和30.2.28衛環第22号 環境衛生課長から鳥取県衛生部長あて回答

(問)墓地埋葬等に関する法律施行規則第2条中(墓地若しくは納骨堂の管理者の証明書・・・)について改葬申請人亦は申請受任者の要請に不拘墓地管理人は次の証明をする事に応じない。この場合申請人亦はその受任者は右の事実を立証する書面を添えて申請する事に依り市長は改葬許可書を下附する事の適否について

(答)改葬許可の申請にあたり、墓地若しくは納骨堂の管理者が埋葬若しくは納骨の事実の証明を拒むべきでないのであるが、もし拒んだような場合はお尋ねのようにこれにかわる立証の書面をもって取り扱って差し支えない。

ただし、本法はあくまでも国民の宗教的感情上に合致して支障なくことが運ばれることを最も重視すべきことで、このような場合においても極力当該管理者に証明書を出させるよう指導を行い万遺憾なきを期するようすべきである。

 

次に『これにかわる立証の書面』についてですが、厚生労働省に電話で問い合わせしたところ、『具体的な様式は示されていないが、市町村が改葬許可を出すのに必要不可欠な情報が掲載された書面』とのことでした。市町村が改葬許可を出すのに必要不可欠な情報とは、『その墳墓に埋蔵されている御遺骨がどなたで、確かにそこに埋蔵されているということが客観的に立証されたもの』とのことでした。

そのため、例示をいただきました『墳墓の写真、墓誌等に刻字された写真を添付し、申請人が当時の経緯、墓地管理者が埋葬証明に応じない経緯等を記載し、申請人の署名捺印した書面』につきましては、立証の書面には該当しないとのことです。

また、安足健康福祉センターへ問い合わせをしたところ、墓地、埋葬等に関する法律施行規則第2条第2項第1号に『これにより難い特別の事情がある場合にあっては、市町村長が必要と認めるこれに準ずる書面』とありますが、これにより難い特別な事情とは、廃寺や寺の消失等により証明ができない場合に限られるとの回答をいただきました。

以上のことから、上記(答)ただし書きのとおり、管理者が埋葬若しくは納骨の事実の証明を拒んだ場合は、極力当該管理者に証明書を出させるよう指導を行い、改葬許可書に墓地管理者の証明をいただいたうえで改葬許可書を発行すべきと考えます。

 

最初の質問者は、私のアドバイス通り、お墓のあるお寺の自治体の窓口に埋葬証明をするように指導を依頼しました。

その再質問がこれです。

 

それにしても自治体の対応は冷たいものです。

この欄と同じ質問をしましたがこの様な回答は何故か出していただけませんでした。

これで市民のための公僕といえるのでしょうか。

残念至極です。

 

埋葬証明を拒否できない事は、「墓地、埋葬等に関する法律」で明らかです。

 

墓地、埋葬等に関する法律

(昭和二十三年五月三十一日法律第四十八号)

第二条

3  この法律で「改葬」とは、埋葬した死体を他の墳墓に移し、又は埋蔵し、若しくは収蔵した焼骨を、他の墳墓又は納骨堂に移すことをいう。

第五条  埋葬、火葬又は改葬を行おうとする者は、厚生労働省令で定めるところにより、市町村長(特別区の区長を含む。以下同じ。)の許可を受けなければならない。

第十四条  墓地の管理者は、第八条の規定による埋葬許可証、改葬許可証又は火葬許可証を受理した後でなければ、埋葬又は焼骨の埋蔵をさせてはならない。

 

関連する部分です。

墓地管理者(寺墓地では住職)は、埋葬証明を拒否できないとは書いてありません。

しかし、改葬許可証の発行は埋葬証明がされてあるのが前提ですから、法律の専門家ならば、埋葬証明は義務であることは自明であると解釈します。

該当自治体の担当者は、埋葬証明を拒否する住職(墓地管理者)に指導をする義務があります。

 

私の推測ですが、該当自治体の担当者は、相談者の無知につけ込み、円満解決をお奨めしたんでしょう。

面倒ですし、そのお寺が大きいときは、地域の実力者と懇意のこともありますからね。

 

追記です

 

上記の質問者が決心したようで、再質問がありました。

 

小生下記に述べる理由により二か所ある墓所のうち遠方の墓所を放棄せざるを得なくなりこの決断でよいかどうかをご判断ください。

墓地の改葬には先ず改葬許可申請書を提出しなければなりません。

この申請書は所轄行政機関に遺骨の証明をお寺がして行政にお願いする手続きの一環であるはずです。

許可はあくまで所轄行政機関であるはずです。

ところが何故か許可という言葉が独り歩きしてお寺側が許可はお寺の裁量でするものと勘違いしているようです。

今回やってみてはっきりわかりました。

その証拠にお寺から来た手紙に間違った解釈の改葬許可証と勝手に変えて(実際は改葬許可申請書)多額の離壇料それと多額の寄付金を合わせ請求され其れを振り込まないと改葬許可をださないとの通告を受けて驚愕した次第です。

改葬許可申請はあくまで行政の手続きです。

其れを改葬許可証と言い換えてきた訳です。

こんなことが許されるでしょうか。

離壇料などは行政の許可を得てからゆっくり相互納得のいくよう話し合うものと思います。

住職の匙加減その時の腹の虫の居所具合で感情的に決められてはお手上げです。

常識外れの離壇料寄付金などこちらにも都合があり到底納得できません。

聖職者を自認するならそれらしくやってほしいものです。生き仏苛め苦しめ何の仏の供養でしょう。

以上のことからきっぱり遠方の墓所を放棄しました。

その後は墓地規定又は規則で処理されても何の後悔もしていません。

世のお寺の猛省を促したく私が捨て石になる所存です。

 

酷いですね。

引用ばかりしていますが、身近の出来事は書けないですからね。

これよりも酷い内容を直接知っています。

ただし、それを書くと、地元の人にはどの住職のことだか分かってしまうんです。

申し訳ありませんが、そちらは書けません。

その代り、その住職が一番困るようにアドバイスをしました。

 

今後の対応ですが、あなたの墓地を撤去するためには、寺側は以下の手順を踏む必要があります。

 

墓地、埋葬等に関する法律施行規則

第三条 死亡者の縁故者がない墳墓又は納骨堂(以下「無縁墳墓等」という。)に埋葬し、又は埋蔵し、若しくは収蔵された死体(妊娠四月以上の死胎を含む。以下同じ。)又は焼骨の改葬の許可に係る前条第一項の申請書には、同条第二項の規定にかかわらず、同項第一号に掲げる書類のほか、次に掲げる書類を添付しなければならない。

二 死亡者の本籍及び氏名並びに墓地使用者等、死亡者の縁故者及び無縁墳墓等に関する権利を有する者に対し一年以内に申し出るべき旨を、官報に掲載し、かつ、無縁墳墓等の見やすい場所に設置された立札に一年間掲示して、公告し、その期間中にその申出がなかつた旨を記載した書面

 

今までの経過をきちんと記録にとっておいてください。

特に該当自治体の担当部署とのやり取りは、文書にて行うことをお奨めします。

3年くらい放っておくと、寺側が勝手に無縁墓地に改葬するはずです。

その時点で、該当自治体の担当部署に勝手に改葬されたことを申し出て、寺側には原状回復の要求をしてください。

自治体へは、寺側が提出したはずの書類の閲覧を請求しましょう。(あるわけありません)

 

これをされると、その住職はこの質問者に泣きを入れて許してもらうしか方法はないでしょう。

本当に一部の住職だけです。

ただし、これを許しておくと、「悪貨は良貨を駆逐する」が実現してしまいます。

そうなったら一部の観光寺を除き、遠くない将来、お寺業界全滅です。

 

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検索でこられた方は、こちらをクリックしてください。トップページに戻ります。

 

平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

日本唯一のユニバーサルデザインの寺、安心してお墓をお求めください。

 

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