新盆(初盆) 自宅で法要 なにを用意したら良いのでしょうか?平成30年7月30日更新

 

お盆の自宅での法要、菩提寺の住職が、ご自宅の精霊棚(盆棚)か仏壇の前でお経をあげてくれます。

これを棚経(たなぎょう)といいます。

 

来られる檀家さんも大変でしょうが、僧侶も大変なんですよお。

なにせ1軒じゃないですから(;´・ω・)

 

足利は8月盆なんで、昔は精霊棚(盆棚)を8月7日に祀ったんです。

それで8月8日〜12日くらいの予定でできたんですけどねえ。

 

歴史的には棚経が一般的な慣習となったのは江戸時代です。

江戸幕府の深謀遠慮が根っこにはあります。

 

棚経をするのは江戸時代に於いてはお寺の重要な仕事だったんです。

江戸時代の寺は江戸幕府の統治体制の重要な一翼を担うこととなります。

幕府はキリスト教を恐れた結果でした。

そのため重要な施策として寺請制度(てらうけせいど)宗門人別改帳(しゅうもんにんべつあらためちょう)が実施されました。

 

ひらたく書くと、棚経は檀家が寺請制度に反してないかを確認する重要な仕事だったんです。

その慣習が300年以上続き、一般の方たちに完全に習俗として定着していました。

地域差はありますが、ここ20年くらいで急激に崩壊してきました。

 

これは、ある自称専門家(冠婚葬祭マナー)の方の新盆(初盆)に関する記述です。

http://www.best-manner.com/manner/sougi/hatsu_bon.html

これをお読みになった僧侶は全員爆笑でしょう。(それとも苦笑かな)

例によって運営者は匿名です(~ ̄;)

しょもないIT屋がネットの情報をパクリまくって書いているだけですがなあ。

でもこれをご覧になる方多いんでしょうねえ・・・( ̄  ̄;)

 

あまりにも酷いんで、突っ込みどころ満載ですが、いくつか突っ込んでみます。

 

ここが一番の問題です。

まず、本来の飾りつけの日です。

旧暦7月7日が盆棚(精霊棚)を飾る正式な日です平成30年7月8日更新

 

ただし、この暑さでは正式な盆棚を飾った場合、肝心の笹がドライフラワー状態になっちゃいます。

ということで、お盆前日くらいに飾る方も多いです。

つまり足利ならば、8月7日〜8月12日の間です。

 

ただし、棚経をお願いする場合は8月7日厳守です。

 

まず、盆中に棚経をする慣習のある地域(足利でも20年くらい前までは同じでした)の棚経に関する知恵袋のある僧侶の回答です。

私も昨日は50軒あまりの檀家を回りましたが、私の経験上は数が多いほど時間は予定通り進みます。

そうでないと、50軒の棚経は終わりませんからね。

 

実はこのブログのもととなった知恵袋の質問です。

初盆でお寺さんに家に来て頂くのですが、お茶とお菓子を後に出したらよいのでしょうか。

 

住職以外の回答を拝見すると、以下のようです。

1、 冷たいおしぼりと麦茶を出す。

2、 棚経が終わったところで、もう一度おしぼりと温かいお茶とちょっとしたお菓子を出し、お礼とともにお布施を差し上げる。

 

うーん困りましたね。

棚経をされているお寺では、この接待は迷惑です。

非常に親しくしていたご住職(故人)のお話を思い出します。

この方は、亡くなる数年前まで近場の全檀家の棚経をされてました。

「玄関を入るだろう、一番最初に『お茶はいらないよ』、これを言うんだ」

基本的には徒歩でされてました。(足利でも一番の田舎でしたから)

1日に60軒近く回られてました。(驚愕の軒数です)

1日に60軒の家で麦茶を飲んだらどうなるか、分かりますね。

 

ということで、自称専門家の方のマナーの問題点2です。

うーん、最初のリンクの自称専門家の方のマナーは、盆中ではなく、1日に2〜3軒程度、棚経をお引き受けするお寺の住職へのものです。

動画を貼り付けておきます。

 

これだと最後に法話もするでしょうから、正味30分はかかります。

50軒あまりの檀家を回りました」は絶対に不可能ですね(^ω^;;)

 

ということで普通は、棚経は盆前にします。

ただし、精霊棚(盆棚)が飾ってないとできません。

精霊棚を飾る日は七夕です。

詳しい解説はこちらの過去ログをどうぞ。

盆棚(精霊棚)って いつ飾るのが正式かご存知ですか? なんと七夕の日なんですよ その深い理由平成30年5月27日更新

 

結論として7月8日〜11日の4日間です。

本当は7月12日も良いんですが、お寺がお盆の準備で忙しいからねえ、普通はお寺に断られます。

 

足利は8月盆ですから、8月8日〜11日です。

ただし、それでも1日数件でしょう。

移動時間も含めると、1時間に1件のペースでしか不可能です。

 

足利市では新盆の方のお宅でも棚経を引き受けないお坊さんも増えています。

スケジュールがもの凄くタイトなのと、車で伺うのが大半なんで、駐車場の問題も大きいんです。

檀家様が住職をお寺まで送迎するのが本来なんですが…

それだと1時間おきのスケジュールじゃきついですからねm(_ _)m

 

その代わり新盆の合同施餓鬼をされるお寺が増えています。

過去ログで詳しく説明してあります。

寺から新盆(初盆)合同施餓鬼の案内が届いた平成30年6月12日更新

これなら檀家が多いお寺でも1回で済んじゃいますからねo(^^)o

 

結論です。

なにを用意したら良いか?

 

菩提寺の棚経のやり方によります。

つまりケースバイケースです。

WEBを見ても役に立ちませんよ。

菩提寺の住職にお聞きするのが、唯一の正解です。

 

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