ペットと一緒にお墓に入る方法平成29年12月23日更新

 

15年飼っていた愛犬が亡くなった。

寺にある家の墓に埋葬できるか?

 

法律上は埋葬できます。

毎度おなじみ墓地、埋葬等に関する法律」(墓埋法)に明記されています。

第2条[定義]

(1)この法律で、「埋葬」とは、死体(妊娠4箇月以上の死胎を含む。以下同じ。)を土中に葬ることをいう。

第4条[墓地外の埋葬、火葬場外の火葬の禁止]

(1)埋葬または焼骨の埋蔵は、墓地以外の区域に、これを行ってはならない。

 

えー! どこ?

ここです、「死体(妊娠4箇月以上の死胎を含む。以下同じ。)」と書いてありますね。

つまり「妊娠4箇月以上の死胎を含む人の死体」だけが法律の対象なんです。

 

うーん、住職、15年も飼っていた愛犬は家族同然なんだよ。

お気持ちは分かりますが…

そもそも生きている時からして違うんです。

 

人は全て自分で決めることができます。

未成年の期間や保護が必要な人の場合は、個人の権利が制限されますが、極めて厳格で厳しい制限の下です。

人は法律等に違反しなければ自由に生きることができます。

 

親は未成年の子どもを保護しますが、子どもは親の所有物ではありません。

生まれたばかりの赤ちゃんでも、独立した人格です。

 

ところが愛犬はいくら家族同様でも、あなたの服やメガネ等と同じく、あなたの所有物なんです。

ですから、愛犬の焼骨(さすがに荼毘に付さないと困ります)は、あなたの愛用のメガネを一緒にお墓に入れるのと同じです。

 

そもそも火葬にするときからして違います。

こちらの過去ログに詳細に説明してあります。

ペット霊園の開業に許可はいるの?平成29年7月28日更新

 

一部再掲しましょう。

廃棄物として排出する場合は小袋に入れて密封し、指定ごみ袋(燃やすごみ)に入れて排出してください。

完全に生ゴミ扱いです。

ですから愛犬の焼骨は法律上は燃えカスになるんです。

ということで、家のお墓に入れても法律上は全く問題ありません。

 

では実際に可能か?

大半の墓地では不可能です。

 

法律や条例等で決まってないことも、それぞれの墓地では規則で決めています。

これは守る義務があります。

アパートを借りるとき、法律に無い規則があっても、違反すれば契約解除になることもあります。

民民の契約だからです。

 

高庵寺の場合は明確にダメです。

高庵寺墓地管理規則で決められています。

 

関連条項を抜粋します。

(普通墓地使用者の義務)

第6条

墓地使用者は、以下の各号に従って、墓地を使用するものとする。

@  墓地には人骨の焼骨以外の埋蔵は許可しない。また埋蔵については、その都度管理者の許可を受けなければならない。

 

住職、ラッキー、うちの寺には「墓地管理規則」は無いよ。

うーん、たぶんダメですね。

墓埋法の第1条に、「宗教的感情に適合し」と大前提があります。

そのお寺でペットの埋葬を慣例的に認めていれば大丈夫ですが…

そうでないのならば、禁止されても仕方がないんです。

 

墓地にペットの遺骨を埋葬するのを当然と思うか、不快と思うかはそれぞれの考え方です。

これが「宗教的感情」です。

その墓地を利用されている方の大部分が当然と思わなければ、禁止されて当たり前なんです。

 

この問題はタバコの問題と同じです。

タバコを吸う人と吸わない人が同じ空間にいた場合には、吸わない人の権利が優先されます。

極端に言えば、墓地の利用者に一人でもペットを埋葬するのは嫌だという人がいたらダメなんです。

 

これはペット可の墓地と不可の墓地を完全に分離するしか方法はありません。

どうしてもペットと同じお墓を希望の方は、それが可能な墓地に改葬するしか方法はないのです。

 

説明: 説明: D:\Documents\ホームページ\new kouanji home\sub11\b_ani010.gif

 

検索でこられた方は、こちらをクリックしてください。トップページに戻ります。

 

平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

日本唯一のユニバーサルデザインの寺、安心してお墓をお求めください。