曹洞宗の正しい位牌 空を一番上にいれるの?平成30年2月9日更新

                                                          

大前提です、葬儀に関することの大部分は習俗です

 

曹洞宗行持規範です。(曹洞宗ではこれが正式です。もちろんお寺や住職の考えでアレンジはありますが)

これは葬儀のときの白木の位牌の書き方です。

 

関東では葬儀に白木の位牌を2つ用意します平成29年12月21日更新

ポイントだけ再掲します。

関東ではお葬式のとき、どの僧侶も、お位牌を2つお持ちするはずです。

1つはそのままで、もう1つは袋(わんぷと言います)を、被っています。

 

袋を被った位牌ですが、宗派によっても違いますし、高庵寺と同じ曹洞宗でも、住職により違います。

 

一般的には、野位牌といって、袋を被せたまま、墓地にお祀りすることが多いようです。

野位牌の方は上に新帰元と書いてある方を必ず使用します。

なぜなら、昔は土葬だったため直ぐに埋葬でした。

どなたのお墓だか分かるように野位牌を墓地に置いたためです。

 

行持規範に「ご葬儀のときは、新帰元等と書く」とあります。

新亡でないとき、「つまりご葬儀でないときは、空と書く」とあります。

新亡ですから、新帰元の位牌になります。

 

行持規範に位牌を2つ書きなさいとは、書いてありません。

つまり最初から1つで問題無いんです。

 

住職、本位牌の作り方はどこに書いてあるの?

( ̄∇ ̄;)塗や唐木の位牌の作り方についてですね。

曹洞宗行持規範には記述がありません。

つまり、本位牌の作り方は決まってないのです。

 

ということで表面についての回答です。

戒名の上は「空」「梵字」「なにも入れない」、全て正解です。

梵字を入れる場合は、(バクと読みます、お釈迦様の意味です)を入れる場合が多いです。

密教系の仏教(真言宗や天台宗)では、(ア、大日如来)や(バン、これも大日如来)を入れる場合が多いのですが、曹洞宗ではほとんど使いません。

 

「霊位」と「位」については、もっともらしい俗説もありません、お好みでどうぞ。

 

次に裏面です。

「享年」と「行年」の違い。

ありません。

岩波「仏教辞典」をみると、こう書いてあります。

行年(ぎょうねん)

生まれてから経た年数。特に仏教語というわけではない。

享年(きょうねん)は記載がありません。

ただし、普通に使われています。

「行年とはこの世で修行した年数」、「享年は、誕生日の十月十日前の日から、死を迎えるまでの年を「数え」たもの」、いずれも俗説です。

まともな辞書には載っていません。

 

最後に「歳」と「才」の違い。

これまたありません。

才は歳の略字、これが正解です。

ただし、「才」の字は一般的には単位を意味する字です。

例えば墓石は「才(1辺が約30cmのサイコロ)」で計算します。

こちらは「歳」を使うのが好ましいと思います。

 

それよりも大きな問題です。

高庵寺住職は亡くなった年齢を満年齢で書いています。

 

ただし、仏事は古くからの慣習で、「数え」で行っています。

例えば7回忌は6年後です。

しかし年齢については満年齢を使用する僧侶が圧倒的に多いのです。

なぜでしょう?

 

まず普通の方は「数え」の意味を知りません。

まして「数え年」の正確な理解は、ご存知の方は無いに等しいくらい少数派です。

「数え」と「数え年」は違います

 

実は最近の親族のご葬儀で、亡くなった年齢について他の親族からものすごいクレームがでました。

葬儀で法話をしない住職 あなたお坊さんの本来の仕事知ってますか?平成30年1月22日更新

 

満年齢95歳で亡くなられたのですが、享年(この僧侶は享年をお使いでした)が96歳になっていたんです。

しかも上記のブログのように法話を一切なさいません。

 

高庵寺住職は忌日表を作成して、ご遺族やご親族にお配りしているんですが…

それも無しです。

高庵寺住職が差し出がましかったんですが(単なる一親族です)、葬儀社にお願いしたら、葬儀社が作成して配ってくれました╮(╯∀╰)

 

精進落とし(本膳とも言います、火葬終了後の食事)のとき、他の親族が高庵寺住職に「あのお坊さん、年齢間違えているんじゃない?」と聞いてくるんです。

一応ご説明しました。

こんなことは、法話で導師が説明すれば分かることなんですけどねえ┐(-。ー;)

 

詳しくはこちらの過去ログで書きました。

享年と行年 満年齢か 数え年齢か お位牌の書き方平成29年4月7日再更新

 

一部再掲します。

「数え」年齢を「満年齢+1」と誤解されている方がほとんどです。

実際には、「満年齢+1」または「満年齢+2」です。

 

極端な例を考えると、非常に分かり易いです。

12月31日生まれの人は、その日が「数え年」の1歳です。

翌日の1月1日には「数え年」の2歳になってしまいます。

 

住職が満年齢を使う理由は、以下の理由です。

分かり易いから。

既に満年齢が定着しているから。

そしてなにより、お位牌を見て、「ああ、おじいちゃんは○歳まで生きたんだね」。

ほとんどの人が、「数え」年齢では分かりません。

 

今の人は「数え」も知りませんから、「数え年」は絶対に分かりません。

 

説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: D:\Documents\ホームページ\new kouanji home\sub11\b_ani010.gif

 

平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

日本唯一のユニバーサルデザインの寺、安心してお墓をお求めください。

 

検索でこられた方は、こちらをクリックしてください。トップページに戻ります。

 

お葬式・ご法事・改葬(お墓のお引越し)・お墓の建立

お困りの方、なんでもご相談に応じます
メールでのお問い合わせはこちらから