曹洞宗の正式な葬儀法 曹洞宗行持規範に書いてあります平成28年1月28日更新

 

これが曹洞宗行持規範です。

 

曹洞宗の僧侶のほとんどが、たまにしかしない法要のときは事前に読みます。

いつもしている法要ならば大丈夫ですが、数年に1回ですと、修業中に覚えたことも忘れますからねえ。

 

在家の葬儀で(檀家様の葬儀)、この通りされる僧侶は皆無に近いはずです。

まず一人で何役もこなしても、導師も含め最低で4名の僧侶が必要です。

在家葬儀法を見てみましょう。

法炬(たいまつ)という言葉が出てきますね。

これが法炬です。

荼毘(火葬)は本来は野焼きだったんです。(当たり前ですね、重油はありませんでしたから)

薪を積み上げた上に柩(昔は座棺、本当の棺桶です)を置き、法炬(ひんこと読みます)、つまり松明で着火し火葬にしていました。

赤々と荼毘の火が燃え盛る前で導師が引導法語を唱えたんです。

 

ということで、葬儀とは突き詰めると秉炬仏事になるんです。

曹洞宗の場合は没後作僧(もつごさそう)、つまり亡くなった後得度させて仏弟子とするため、得度の儀式にあたる部分も大切にされていますが。

 

行持規範でも在家(一般の方、つまり僧侶以外)の場合は、導師だけが秉炬仏事を行います。

これが僧侶の葬儀の場合は少し異なります。

 

あれ、行持規範には明記されて無いですねえ。

このブログを書いていて初めて気がつきました。

小師(しょうし)というのが、先住が亡くなったときは住職、住職の場合は副住職が務めます。

普通の葬儀で言う喪主です。

 

導師に合わせて、小師も法炬を拈じます(回します)。

導師が順逆なのに対し、小師は鏡に映っているように逆順に拈じます。

 

つまり、本来は導師と喪主で同時に松明で火を点け、火葬にしたんです。

この名残で、火葬場の着火ボタンを喪主が押す慣習の地域があります。

これも、本来であれば、導師が手を添えて喪主と一緒に押すのが本来でしょう。

この事を詳しく書いた過去ログです。

曹洞宗の葬儀 一番のメインは秉炬(ひんこ)仏事です平成27年3月3日更新

 

ということで、秉炬を喪主と同時にする葬儀をずっとしたかったんですが、なかなかその機会がありませんでした。

素人の方にいきなりは無理ですからね。

 

昨年、弟子が修業を了じて副住職になりました。

可能な限り二人で葬儀を行っています。

先日の葬儀で念願の導師と喪主の秉炬を行いました。

時間が5分強余分にかかるんですが、本当に感動的な葬儀になりました。

 

故人としっかりとお別れをするためには、感動が必用なんです。

 

                                                              image012

 

検索でこられた方は、こちらをクリックしてください。トップページに戻ります。

 

平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

日本唯一のユニバーサルデザインの寺、安心してお墓をお求めください。

 

お葬式・ご法事・改葬(お墓のお引越し)・お墓の建立

お困りの方、なんでもご相談に応じます
メールでのお問い合わせはこちらから