バツイチ同士の再婚 夫が逝去しお墓を購入 どうしたら良いか?平成28年2月7日更新

 

タイトルの人間関係が分かりにくいですね、図にしました。

薄赤く塗りつぶしてある故人の妻からの相談です。

 

亡き夫を佐藤家(仮称)とします。

佐藤家は両親の代が分家(既に死語かな)なので、お墓はありません。

長男夫婦の妻方には先祖代々のお墓があり、将来はそちらのお墓を承継(お墓等の祭祀財産の相続を意味する法律用語です)します。

長男の方は俗に言うマスオさんです。(サザエさんを知らないと分からいと思いますが)

 

普通ならば、夫が亡くなって新しく佐藤家のお墓を建立した。

使用権者は妻で、新しく佐藤家の祭祀が始まるでお終いです。

昔はそれでなんの問題もありませんでした。

夫婦に子どもは数人、長男以外は独立して新しく分家を起こす、家督相続の考え方です。

 

現在の憲法(昭和22年5月3日施行)になって、平等が基本になりました。

家督相続の法律も昭和22年に廃止になりました。

新しい民法が昭和23年1月1日に施工されて以来、祭祀の承継に関する法律は変わってないんです。

 

基本の権利と法律です。

(祭祀に関する権利の承継)

第897条

1系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。

2前項本文の場合において慣習が明らかでないときは、同項の権利を承継すべき者は、家庭裁判所が定める。

 

祭祀の権利と言っても、ほぼお墓の権利です。

仏壇も祭祀財産なんですが、相談があるのはどう処分したらいいかがほとんどです。

仏壇の開眼供養(御霊入れ) 用意する物 お礼の金額は?平成24年8月30日更新(平成26年4月9日追記)

 

ということでなんども書いたお墓の権利の基本です。

1、お墓の土地の使用権

2、墳墓(土地以外の墓石、遺骨等全て)の所有権

これを同一人が所有。

 

団塊の世代まではこれで全く問題が起きませんでした。

人口構成がピラミッド型だったからです。

その下の世代から少子化が始まり、全く法令が機能しなくっているのに改正されません。

 

住職のアドバイスは、名義を義父様にしたら将来絶対にトラブルになります。

「お墓の使用権」には毅然と対応し、その他のことは「去る者は日日に疎し」をお奨めします。

 

実はこれも知恵袋の相談事例なんです。

回答者の中には「婚姻関係終了届」をお奨めする方もありました???

詳しくはリンク先をご覧いただきたいんですが、離別の場合は自動的に赤の他人になります。

死別の場合は、「姻族関係終了届」を提出すれば終わりです。

民法(離婚等による姻族関係の終了)

第728条 姻族関係は、離婚によって終了する。

2 夫婦の一方が死亡した場合において、生存配偶者が姻族関係を終了させる意思を表示したときも、前項と同様とする。

 

実物をご覧にいれます。

ご覧のように提出先は自治体の窓口ですから超簡単です。

相続放棄は家裁への申述ですから、慣れないと大変ですけどね。

 

問題点は別です、この方の場合は養子縁組をされています。

養子縁組の解消法なんですが、双方が同意をしていれば簡単です。

この方の場合は同意は無理です。(亡くなってますから)

家庭裁判所に申し立てて認めてもらう必要があるんですが、この事例ではまず認められません。

 

本人は義父母とは簡単に赤の他人(現時点では姻族1親等です)になれますが、お子様はずっと血族2親等とみなされます。

民法(縁組による親族関係の発生)

第727条 養子と養親及びその血族との間においては、養子縁組の日から、血族間におけるのと同一の親族関係を生ずる。

簡単に縁を切ることはできないんです。

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

 

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