自分が使用権者のお墓に親族が無断で納骨した どうしたら解決できるか平成28年2月29日更新

 

下記の過去ログをアップしてから同じような相談のメールが何通も来ています。

新興宗教の信者の親族 防ぐのにはどうしたら良いか平成28年2月3日更新

 

親族が無断でお墓に納骨しようとしている 防ぐのにはどうしたら良いか?平成28年1月18日更新

 

毎回ですがお墓の権利の基本です。

1、お墓の土地の使用権

2、墳墓(土地以外の墓石、遺骨等全て)の所有権

これを同一人が所有する。

権利を共同で持ったり、分割することはできません。

 

公営霊園や民間霊園ならば権利証が発行されます。

 

高庵寺(こうあんじ)はお寺としては事務処理をきちんとしていますので、新規墓地を購入し新規入檀するときは、「入檀願い」と「新規墓地使用願い」を提出してもらっています。

被承継者(生前の使用権者)がご逝去されたときは、祭祀承継届を提出してもらっています。

この控えをお渡しし、権利証の代わりとしています。

権利証の内容は、上記の控えですから、公営霊園や民間霊園なみの管理です。

墓地管理者として当たり前だと思っているんですが、住職としては例外です。

 

最近の相談でも、使用権者に無断で、しかも墓地管理者へ火葬許可証(焼骨の場合は埋葬許可証ではなくこちらになります)も提出しないで埋蔵(法律上は埋葬や納骨ではなくこちらの用語です)された、どうしたら良いかです。

 

相談者は私のブログを読んで質問のメールをするくらいですから、法令にも詳しいんです。

既に「原状回復と損害賠償請求」の内容証明郵便(ここ重要ですよ)を送付しています。

ところが相手が「知らぬ存ぜぬ」です。

困りきっての相談です。

 

実は解決は非常に困難です。

「原状回復と損害賠償請求」の民事訴訟を起こすしかありません。

原告(相談者)、被告(無断埋蔵の親族)です。

 

刑事事件は立証に義務は検察にあります。

よくニュースで「証拠不十分にて無罪」の判決がありますね、あれです。

どう考えても犯人は被告人でも、状況証拠だけで直接証拠や自白も無いと、無罪判決が出る可能性があるんです。

 

民事訴訟では立証義務は原告になるんです。

この場合、以下の3点を立証する必要があるんです。

1、 焼骨の所有者が被告である

2、 使用権者の承諾を得てない

3、 墓地使用権者に火葬許可証を届けてない

 

2と3は明白です。

問題は1です。

直接証拠はありません。

状況証拠だけで「裁判官の心証」を取る必要があります。

これがけっこう大変なんです。

 

この相談者の場合は、相手側と墓地について裁判も行われ、勝訴していますので例外的に簡単に勝訴できます。

ということで民事訴訟をお奨めしました。

 

ただし例外に近い事例で、普通はものすごく困難なんですよ。

このような場合、墓地管理者も被告として訴訟を起こすのがポイントです。

「3、墓地使用権者に火葬許可証を届けてない」は簡単に証明できます。

最悪、墓地管理者の責任で、問題の遺骨を無縁の遺骨として合祀墓に改葬してもらえます。

「無断埋蔵の親族」が異議を唱えれば、「1、焼骨の所有者が被告である」の証明になります。

 

ただし、遺骨を撒かれ他の遺骨と分別できないときはお手上げです。

非常識な人には効果的な方法って無いんです。

 

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平成26年3月31日を以て全ての整備工事が竣工いたしました。

今後数十年間に亘り、寄付の要請は一切ありません。

 

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