高庵寺通信第21号平成22年7月20日発行(不定期刊)平成22年10月25日一部加筆

盂蘭盆会大施食会のご案内

恒例の大施食会を、本年も8月16日(月)午前11時〜開催いたします。

卒塔婆のお持ち帰りは、法要にて開眼の後、法要終了後(1140分頃)以降となります。
なお、安全上午後6時をもちまして施錠いたしますのでご協力ください。

また、施食会当日の駐車についてのお願いですが、午前10時〜午後1時頃は、高庵寺南側駐車場は随喜寺院専用になりますので、一般檀信徒の皆様は駐車できません。高庵寺北側の駐車場3箇所をご利用ください。(注:現在、高庵寺より、一番遠い高庵寺第3駐車場は賃借契約を解除し、民間の宮北駐車場になっています。そのかわり、高庵寺南西の角に新たな駐車場ができました。現在整備工事中ですが、完成すると、墓参に一番便利な駐車場になります。

 

また、今年から高庵寺子弟の貴彰が法要に参加いたします。まだ、儀式のことなどほとんど教えておりませんので、誠に心配なのですが、何事も経験と思って参加させます。将来の高庵寺の住職です。是非応援してあげてくださるようお願い申し上げます。

随喜寺院専用駐車場

説明: zuikichuusha

 

墓参のお願い

除草した草等は必ずお持ち帰りください。その他お盆の供え物等も同じくお持ち帰りください。お寺での処理は著しく困難ですので、ご協力ください。

説明: kanaban01

 

高庵寺の息子さんが、なんでも得度をしたそうだけど

平成21123日発行の第19号でお知らせしたように、本年1月1日に、高庵寺子弟貴彰が、多数の檀家の方や、役員、親族に見守れる形で、無事得度をいたしました。

いずれは私の後、高庵寺27世住職となる予定ですが、まだまだ先は遠い道のりです。

 

檀信徒の方もほとんどご存じないと思いますので、一度住職になるまでの段階を述べさせていただきます。

全部書くのは大変なので袈裟の色や住職になる為の資格に限らせていただきますが、大きく分けると[法階][僧階]という二つの資格になります。

 

まず法階ですが宗侶となる時は師を見つけて就かなければいけません。

これを「得度」と言ってこの時の師を受業師、弟子となった者を徒弟と言います。

得度を受けて僧籍簿に登録された時点で「上座」という資格になります。

もっとも、第19号にも書きましたが、この段階では本人の僧籍ではなく、師匠つまり住職の僧籍に追加登録されるだけです。

まあ、落語の世界で言えば、いわば「前座」というところです。

次は「立職」という儀式をします。

この場合の師を法幢師と言い、徒弟は「座元」という資格になります。

これで「二つ目」ですね。

そして次に「嗣法」という儀式を行います。

これは特に大切な儀式で、この時の師の事を本師と言います。

儀式を済ませ、両本山(福井の永平寺・横浜の総持寺)で一日住職をする「瑞世」、まあ、これは一日警察署長みたいなものです。

更に「転衣」という儀式をして「和尚」の資格となる訳です。

 

和尚となって初めて一人前、色衣や色袈裟を着けることができ、住職になる資格を得るのです。

つまり、これでやっと「真打」というわけです。ということで、得度式の高庵寺子弟貴彰の衣や袈裟は黒というわけです。

更に住職期間中に自分が法幢師となって(これを「建法幢」といいます)「晋山結制」の法要を行うと「大和尚」と呼ばれるようになります。

まあ、これは、「楽太郎」が「円楽」になったようなものです。

法階に関しては、曹洞宗の宗侶である限り、この順番通りに資格を得ていきます。

飛び級のような事はできません。
問題は、儀式のたびにお金がかかることです。

それでも、最後の「晋山結制」以外はそれほどでもありません。

それぞれ、数万円からせいぜい数十万円くらいです。

ところが、最後の「晋山結制」だけは飛びぬけてお金がかかります。

ざっくりお話しすると、どんなにケチっても1千万、ちょっと奮発するとその倍、あるいはそれ以上かかります。

少々生臭いお話になりますが、高庵寺子弟の貴彰が「立職」するのに、他の寺院の住職が法幢師になってくれれば安くあがりますが、そういう都合の良い話がなければ、私が「晋山結制」をやるしかありません。

 

ちなみに、住職自身は、安居した寺院(新潟の大栄寺専門僧堂)で幸運にも「立職」することができました。

ですので、そのとき(昭和54年)檀信徒から寄付を募らなかったわけです。

その代り、私の「立職」の晴れ姿は、当時の檀徒総代を含め、高庵寺の檀信徒の方は一人もご覧になっておりません。

これで法階の説明は終わりです。

 

次に僧階について説明します。

こちらは更に複雑なので、ごく簡単に触れるだけにさせていただきます。
僧階には三等教師・二等教師補・二等教師・一等教師補・一等教師・正教師・権大(ごんだい)教師・大教師・権大教正・大教正と呼ばれる十の階級があり、大教正が一番上です。

もっとも最上位の大教正は、曹洞宗の貫首、つまり永平寺または總持寺どちらかの大本山の住職にならないとなれません。

つまり、通常では、曹洞宗の僧侶全体(数万人)でたった二人ということです。


ただ、いずれも先に述べた「嗣法」を済ませてないと得る事は出来ません。

この内、三等教師から正教師までは学歴・僧堂安居(各地で僧堂として認可された寺があり、そこで一定期間生活すること。

一般に修行とか言われるものにあたります)等によって得る事が出来ます。

つまり、いきなり正教師を取る事も可能です。

その後は、たゆまぬ努力と本人の意思、そして残念ながら、なによりも金力によって昇級できますが、飛び級は無理です。

 

住職になれるお寺の種類もこの資格が関係します。

高庵寺の場合は、最低二等教師でないと住職になれません。

ちなみに私も、亡き父も二等教師でした。

得度式その1 礼讃文(発心の人に得度の功徳を讃えているところ)

説明: image002

得度式その2 授直裰(法衣を授け、発心の人が着用しているところ)

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得度式その3 血脈授与(お釈迦様から連綿と続く、血脈を授けているところ)

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得度式その4 父母の拝(今まで育ててくれた父母に報恩の拝をしているところ)

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修正会 得度式も無事終了し、僧侶としての第1歩を踏み出し、父である師とともに、檀信徒への初めての供養の儀式を勤めているところ

説明: image010

 

ご葬儀やご法事について、その他色々と解らないことがあるけれど、どうしよう?相談したいなあ!

住職も職業柄、ご葬儀やご法事等のサイトを時々覗いていますが、葬儀屋等業者のサイトはあっても、寺院のサイトはあまり多くありません。第一、インターネットなぞ視ないという方も多いかもしれません。

また、本来なら寺院の住職は檀信徒の立場から、業者に都合の悪い情報でも、ズバリ書くのが本当だと思うのですが、後々のこともあり、なかなかそうはいかないのも実情です。

 

例えば、ほとんどのサイトに四十九日法要の常識として、白木の位牌(ご葬儀のときに使用したもの)を塗りの位牌に取り替えなさいと出ています。

確かに、今はほとんどの方がそうされます。

 

ところが、旧家の方はご存知でしょうが、昔は白木の位牌のままで、仏檀にずっとお祀りしてあるのは当たり前でした。

私自身は、塗りの位牌に取り替えるのは、心の整理がついてからで良いと考えています。

ということは、だいたい3回忌くらいを目安に考えております。

 

しかし、実際には四十九日法要のときに替えないと困ったことが起こります。

実際に経験された方はお分かりと思いますが、四十九日法要までは、位牌は後飾りといって、仏檀とは別の場所にお祀りします。

法要後は仏檀の中にお祀りすることになりますが、白木の位牌が大きすぎて、仏檀の中に入りません。やむなく交換ということになります。

これは、業者がご葬儀のときに見栄えが良いように、大きめの位牌を用意するようになり、結果として、四十九日に塗りの位牌に替えるのが常識になってしまったわけです。

これなどは、本来、檀信徒の皆様が、最愛の方を亡くされたので、心が落ち着くまで暫らく白木の位牌のままで飾っておきたいので、仏檀にそのまま飾れるような位牌を用意してくださいと要望すれば解決していく問題だったはずなのですが……。

 

もちろん、四十九日までにお墓も含めて全部ちゃんとしておきたいというのも、当然の考え方です。

どちらが良いというのではありません。

どちらでも良いのです。

残されたご遺族の方が、ご自分たちの気持ちに一番沿ったやり方をされれば良いのです。

 

これはほんの一例ですが、必ずこうしなければならないなどということは、実はほとんどないのです。

必ずこうしなければならないことは、法律(墓地埋葬法等)や各寺院の規則(菩提寺にお世話になる以上これは仕方ありませんね)に、きちんと書いてあります。

ただ、それはほんのわずかのことだけです。

本来、後は好きにやってかまわないのです。

 

とはいっても、社会的な義理や、地域の慣習等もあり、多少は折り合わなければならないのも現実です。

そんなとき、是非お寺にご相談ください。

ご相談くだされば必ずより良い方法が見つかると確信しております。お電話でも、直接来られても結構です。

ご自身で悩んでおられずに、お気軽にご相談ください。

 

盂蘭盆会の卒塔婆は必ずあげなくてはいけないの?

上記にもありますが、高庵寺の檀信徒である以上、最低限の義務はございます。

 

高庵寺の墓地は全て寺院墓地ですので、高庵寺檀信徒以外の方は墓地を取ることはできません。

 

霊園のようなところでしたら、管理費用を支払うだけで済みます。

しかし、高庵寺に墓地をとるということは、高庵寺の檀信徒になるということです。

 

信仰はあくまでも個人の自由ですので、心の中で何を信仰しようともちろん自由ですし、なにも信仰されないのも同じです。

ただ、個人の信仰はどうであれ、高庵寺の檀信徒である以上、高庵寺の教義に従って、葬儀や墓参をしていただかねばなりません

 

本来、このようなことを申し上げるのは、住職として己の力不足を吐露することですので、非常に辛いのですが、残念ながら近年、何件かのトラブルも起きております。

住職として、一度は檀信徒の皆様に申し上げねばならないことですので、今回、恥を偲んで申し上げます。

さらに、誠にご無礼な申し上げ方ですが、それもどうしてもいやだというのであれば、離檀されて、霊園等に改葬されることをご推奨申し上げます。

 

今回は良い機会ですので、高庵寺檀信徒規則と高庵寺墓地管理規則の一部を最後に掲載させていただきます。

本来であれば全文を皆様全員に配布したほうが宜しいのでしょうが、法律に準ずるような書き方ですので、解りにくい面もあり、特に関連のある条項とその解説を掲載させていただきます。

 

宗教法人「高庵寺」規則

第1条(名称)

 この寺院は、宗教法人法による宗教法人であって、「高庵寺」という。

第3条(包括団体)

 この法人の包括団体は、宗教法人「曹洞宗」とする。

第4条(目的)

 この法人は、千住観世音菩薩を本尊とし、高祖承陽大師、太祖常済大師を両祖と仰いで、曹洞宗の教義をひろめ、儀式行事を行い、信者を教化育成し、その他この寺院の目的を達成するための業務及び事業を行うことを目的とする。

 

これが、一番基本となる高庵寺の規則の一部です。この規則は法務局に届けてあり、栃木県知事の認証も得ており、法的な効力を持つ規則です。
他の規則は、この規則を元に制定してあり、直接栃木県知事の認証は得ておりませんが、準ずる形で、やはり法的効力を有します。

 

高庵寺墓地管理規則

第6条

墓地使用者は、以下の各号に従って、墓地を使用するものとする。

F 使用者は、別に定めるところにより、護持会費等の諸費用を納入しなければならない。

 

高庵寺墓地管理細則

 (諸費用)

第3条

墓地使用者は、別表1により、護持会費等の諸費用を納入しなければならない。

 

別表1

1 諸費用(会計年度毎)

護持会費

5,000円

1区画

施餓鬼料

5,000円

1卒塔婆

墓地清掃料

別途契約による

 

6 注意

 上記変更は予告なしに行うことがある。

 

高庵寺合祀墓地造成工事について

高庵寺の長年の懸案であった、合祀墓地、個人永代供養墓地及び無縁墓地の整備が開始されました。

詳細については、次号にてお知らせいたしますが、この後お盆、秋彼岸等ございますので、大まかな工事の予定他、現時点で決定していることを、今回は別刷りにてお知らせ申し上げます。

 

まず施工業者は「株式会社 斉藤石材」様です。

選定につきましては、平成22年7月4日に役員会を開催し、厳正な審査の上決定させていただきました。

詳しくはそちら別刷りをご覧下さい。

盆及び彼岸の墓参には影響のないように致しますが、この間ご迷惑をおかけいたします。ご容赦ください。

高庵寺通信第21号 別刷り

新規入檀・新規墓地希望の方へ

皆様のお知り合いの方、あるいは高庵寺にご縁のある方で、新たに高庵寺に入檀したい、高庵寺に墓地が欲しいというお話を、有り難いことに既にいくつもいただいております。

以前から何回かご連絡申し上げましたが、本格的にご要望に応じられるまでにはもう少し時間がかかります。

合祀墓地の整備を第一にしなければならないため、そのために必要な境内の整備工事は第2期工事となります。

計画の方は順調に進んでおりますが、詳細をお知らせできるのは、やはり次号以降になります。

 

ただし、4月以降已に何件かの新規入檀及び新規墓地の使用を許可し、新規墓地ができております。

理由は、実に単純なことですが、今現在お元気でお待ちいただける方にはお待ちいただいております。

既設の区画に10数区画ほど空きがございますので、万が一の場合はそこに墓地を取っていただいております。

 

参考までに、現時点での新規墓地の費用は原則50万円となっておりますが、第1期工事の一部として、既設墓地の一部は先行整備いたします。

整備した所については、その分値上げいたします。(整備費用の一部負担とお考え下さい)

 

第2期工事で整備された区画はさらに高くなる予定です。(整備費用がかなりかかる見通しです。)

 

また、住職の方針として、あくまでもご縁のある方へと考えておりますので、所謂公募等は今後も一切致しません。

もちろん、檀信徒の皆様には本通信でご連絡いたします。

もし、お知り合いの方等に聞かれましたときは、その旨お話いただけると非常に助かります。

もし詳しいお話が聞きたいという方がございましたら、そのための資料もご用意してございますので、直接高庵寺に連絡を取るようお話ください。

 

なお、上記工事の一環として、高庵寺南西角地に新しい駐車場ができ、8月1日より使用できることになりました。

この後工事が開始いたしますと、一時使用できなくなりますが、盆まで使用できるようにしておきますので、どうぞご利用ください。

 

ご法事等の予約について

高庵寺では、法事等の予約の管理は、全て1冊の帳簿で管理しております。

したがって、予約の受付は、その帳簿が手元にないときはお受けできません

 

例えば、お墓でお会いしたときとか、出先でとか、その他のときでも、お話をお聞きしても、その場ではお受けできません。

例えば、お盆の諸経費の納入のとき、お願いされることがございますが、そのときも少しお待ちいただいて、必ず帳簿をお持ちして、その場で記入をしております

予約は電話でも決して失礼になりませんので、必ず直接高庵寺に連絡して下さい。

その帳簿に記載された時点で予約の完了となります

 

ときどき、「お話してあったので大丈夫だと思い、もう親戚にお話をしてしまったのですが……」という方がおられますが、住職は必ず「今、帳簿が手元にないので、予約の受付はできません。後で電話でも結構ですので、直接高庵寺にご連絡下さい」と申し上げているはずです。

また、予約の受付は、住職が不在の場合は、住職夫人でも大丈夫です。

 

ただし、数ヶ月も先の場合は、その他の重要な用事、たいていは半年くらい前までには決まっているのですが、調整がつかなくて、大体の日にちは決まっていても、確定して無い場合がときどきございます。

その場合は、仮予約として受付いたします。

つまり、他の方より、その日は優先的に受け付けますが、場合により変更をお願いする場合もあることをご了承のうえということです。

 

いずれにしても、予約管理の帳簿に記載の無い場合は一切無効ということです。

間違いを防止するため、お話を聞いておいて後で記載するということは決してしておりません。

必ずその場で記載しながら予約を承っております。

多少のご不便をおかけすることはございますが、なによりも間違いの防止のためです。ご協力下さい。

 

また、そのときは、必ず復唱して、予約の確認をしております。

もし、住職がうっかりと確認を忘れているようなときがございましたら、遠慮なくその場で、確認のご指摘をなさって下さい。

 

境内の営繕トラブルについて

通信で毎回のように、高庵寺の営繕についてトラブルをご連絡しておりますが、今回、本堂正面の黒松(高庵寺の象徴とも言える大松)の枝を一部大きく伐採いたしました。

参拝の方の通路真上なので、非常に危険であり、大事に至る前に処理できて本当にほっとしております。

 

何回も書いておりますが、今まで住職が高校教師を兼務していたため、言い訳がましくなりますが、充分に目が届かず、事後に冷や汗を流すことも何度かございました。

住職としても充分注意しているつもりですが、目が届かないこともございます。

何かあったら是非ご連絡ください。

 

また言いにくいのですが、本堂も含めまして境内もだいぶ傷んできております。

もちろん一度にはできませんし、徐々に整備していくわけですが、なにぶんにも必要なものは先立つものです。

なるべく檀信徒の皆様のご負担が少なくて済むように工夫は致しますが、やはり限度はございます。その際はぜひともご協力をお願いいたします。

                                    
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